安全工学上の工夫
①フール・プルーフ
ミスにつながる行動が無意識のうちに行われないようにすること
例)
・パソコンのデスクトップの「ゴミ箱」は、データを入れても完全に消去されない
・電子レンジはドアを閉めないと加熱されない
②インターロック
☆決まった手順で操作しないと稼働しないように設計すること
例)・ロックを外さないとお湯が出ない電気ポット
・ドアを閉じなければアクセルベタルを踏めない自動車
③アフォーダンス
☆物をどのように取り扱ったらいいかのメッセージをもののデザインに組み込むこと
例)・ドアのノブがないところでは、必ず向こう側に押して開けるようになる
・登ると危険な坂道を回避するために階段をつけると、自然と階段を使う
④リダンダンシー
☆あらかじめ「余裕」「余地」をとることでリスクを低減させること
例)・飛行機は、1つのエンジンが壊れても対応できるよう設計される
・災害時に備えて、通常の道路とは別の経路を設けておく
⑤多重防護
☆何重にも安全対策を施しておくこと
例)・原子力発電所では、異常を防止する・異常発生時に拡大させない
・事故に至った時に影響を少なくするといった何重もの安全対策を講じて いる
・重要な決定事項については、判断に誤りがないように何重にも稟議を回す
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