気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

酷暑を迎え名水点にて

2015-08-02 17:58:36 | お稽古
9時前というのに、寒暖計は30度をさし、
お昼過ぎには・・・本当に酷暑ですね。
さあ、旅行疲れに負けずに、お稽古をしなくては。
御一人だけでしたが、浴衣でおいでいただき、
名水点(濃茶点前)の特殊点前と相まって、
ひとときの涼を感じていただけたでしょうか。

お軸は”瀧直下三千丈”、
木地釣瓶の水指
神社で必ず見るものが登場します。
木地釣瓶の水指には注連縄が飾られ、
御幣を前後に二つ、両横に一つずつの
幣【ぬさ・別名(紙垂・四手】でつけられており、
勝手付(釜に近い方)向こうの角で
縄は、男結びに結ばれてます。
”水”には形がないことから、このような
飾りつけで、名水であることを示すのだそうです。
神道の世界観なのでしょうか。
元々は武野紹鴎さんが、井戸の釣瓶を見立てて、
木地を使われたそうで、現在名水点には
利休居士好みの、ヒノキの柾目を鉄釘で止められた
釣瓶しか使われませんよ。
心得としては、
茶を飲む前に水や白湯を所望して
亭主の心入れを汲んでくださいね


と稽古でお話し、楽しんでいただきました。