ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2022-62 西和賀と深澤まさお

2022年06月05日 | 日記
5月末、西和賀の湯田温泉に泊まった。県民わりを利用してのことだ。
今はわらびとりのシーズン。お目当ては、この地方のとろけるようなわらびだ。

仕事を終えた夕方出発して1時間20分ぐらいで小さな旅館にたどり着いた。
お客は3組ぐらいだった。
先ずは温泉に入った。今までの温泉の中で最も熱かった。源泉が結構高温の温泉のようだ。
しっかり温まって夕食。県牛とキンメダイ、そして勿論わらび料理だった。
食事に舌鼓をうちながら仲居さんや隣の同年代の親子連れと話が弾んだ。
この辺は県内でも有数の豪雪地帯。今年は雪が多く2m30センチぐらい積もったようだ。
ようやく雪が解けたのは5月初旬だったとか。
親子連れの方は何でもこの地域の出身で今は千葉に住んでいるようだった。
この方の父はここの鉱山で働いていたらしい。間もなく閉山。この地方に銅山があったとは初耳だった。
同年代の方は釜石製鉄所に勤務してその後、千葉の木更津へ転勤したらしい。
町内の歴史の断片を知ったおもいだった。
翌日、地元スーパーオセンにいき卵を買って温泉卵を作った。
源泉にあるザルに入れ10分から20分でできた。
帰り道、わらびとりの体験直売所でワラビを購入。

その後、「生命村長」で知られる、深澤まさお記念館に立ち寄った。
旧沢内病院の近くに小さな記念館がたっていた。
豪雪地帯で病人を病院に連れていくまでに時間がかかり死亡率の多い村だった。
ここで深澤村長になって5年で全国初の乳児死亡率0を達成したのだった。
道徳の本でも紹介されている偉人でもある。

当選して、初めにしたのは保健婦3人配置し地域医療に力をいれたのだった。
そしてブルドーザーで除雪開始。
70歳以上に養老手当て
2年後には東北大の医師を迎え病院体制を整え乳児死亡率を3分の1に減らす
翌年、65歳以上の医療費無料化
4年後の1961年乳児と60歳以上の医療費無料
そして5年後全国初乳児死亡率0達成したのだった。
医療予防に心血を注いだ村長だった。
しかし当人は・・普段検査等せず、体調をくずし入院して1か月後。
59歳の若さで亡くなったのだった。









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