ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2024-41あれから13年、ある小さな朗読会

2024年03月11日 | 日記
2011年、3,11から13年になる。
今年は正月の能登沖地震があったばかりでリアルだ。
震災時、彼は気仙沼で被災したのだった。.
彼は学生時代盛岡に住んでいた縁でここで復興のプロジェクトをしていた。
詩のボクシング、宮城代表という彼。
詩を書き始めたのは25歳からだという。今、40歳。その2篇

雫ノ光

みんないっぱい泣きました。

流した涙は風に乗り
いつかどこかで雨になり、
きっと大地を喜ばす。

みんないっぱい泣きました。

流した涙は風に乗り、
いつか郷で雪になり、
きっとひ孫を喜ばす。

忘れ潮

そこには駅がありました
恋人迎える場所でした

駅舎は何処へ行ったやら

そこには家がありました
今では誰もおりません。

静かな町になりました。

そこには倉庫がありました
皆の魚を置きました

泳いで何処へ行ったやら

そこには池が出来ていて
今ではカモメが泳ぎます

潮と一緒に雑魚も来ます

今ならまだ思い出す 
いつまでも忘れてならないものなのです。

20人ぐらいの小さな朗読会だったが、それだけに身近に感じた朗読会だった。
コメント
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