12月2日、風もなくポカポカとした温かい初冬の一日、
皇居東御苑の樹木や野鳥を観察する
「樹とともだちになろう」という見学会に、会員3名で参加しました。
樹木医と野鳥や草花の専門家3名の豪華ガイドつき見学会です。
普段大通りから目にする皇居は石垣と常緑樹で、紅葉する木はあまり見えませんが、
この季節、東御苑に足を踏み入れると秋色に彩られていて、まさに都会のオアシスです。
モミジやドウダンツツジの紅葉、
紅白で八重咲きのサザンカ、その上に金色に光るのは柚子。
メジロも姿を見せてくれました。
箒の形に枝を伸ばしたケヤキは、広々とした空間があるところでできる自然樹形。
落葉した枝が青空に映えています。
反対に、強剪定や日照不足などのストレスにより、ヤマモモの幹の表面にできた大きなコブ、
良性ですが「がん」だそうです。
苑内にはかつて昭和天皇の発意により、失われていく雑木林の保存のために造成された、
武蔵野の面影を残す二の丸雑木林もあり、都心にいることを忘れさせてくれます。
春、芽ぶきのころの雑木林も素晴らしいとの説明に、
次回は春の東御苑を楽しみにしています。
大手門~平川門で見学会は終わり、午後は外苑前のイチョウ並木を見に。
イチョウ祭り開催中で、
秋を満喫した一日でした。(ikiiki)