篠崎文化プラザの小松菜の学習会に行ってきました。
江戸川区農業者経営クラブ会長の真利子伊知郎さんの
「魅力あふれる江戸川の小松菜」というお話でした。
F1品種と在来種の特徴について、農家の立場からの、長所、短所などを聞くことができました。
小松菜が冬に旬を迎える野菜であること、その冬に作るなら、在来種もおいしいが、季節性があるため、通年で栽培している現状では、収量が上がり、作業効率の良いF1に軍配が上がる、という農家側の事情が伝わってきました。
F1のきよすみ、みなみ と 在来種の後関晩成 の 3種類を持参して試食も用意してくれました。
F1 F1 在来種
江戸川の小松菜は産学公プロジェクトで硝酸態窒素を調べたが問題のない低い値で生食OKとのことで生食の試食ができました。
きよすみ、みなみは共に軸が甘く、葉には多少の苦味が感じられましたが、歯ごたえもサクサクでサラダでおいしく食べられると思いました。
後関晩成は、逆に軸は甘みを感じませんでしたが、葉が甘くておいしかったです。
F1と在来種の違いを外観から見分けるには、在来種は原種のカブに近く、葉が細長く「はかま」が付いていることが多いのが特徴で、それが結束時にやりにくい欠点にもなっている。それに対し、F1は、今は丸い葉が好まれている、とのことでした。
小松菜の春先にとうが立ってつぼみが上がってくる新芽部分はとくにおいしいが、出荷はされていないので、家庭菜園でぜひ味わってみて欲しい、と教えてくれました。のらぼう菜より、おいしいそうです。
たぶん、私の育てている三河島菜と一緒なのでしょう
他に袋詰めしてサラダ小松菜として販売している、幼い小松菜も展示用にありました。
こちらは、品種が違うのではなく、見た目重視で小ぶりのうちに収穫した小松菜だそうです。
生の小松菜を食べ比べることもできて、得ることの多い内容でした
by 葉菜子