TOTO XXの最終回です。
10曲目「ON THE RUN」、モントルージャズフェスティバルでのライブ録音です。何でもこの曲は「KINGDOM OF DESIRE」に収録予定だったそうですが、アルバムの雰囲気に合わないということで没になったということです。MIKEがノリノリでベースを弾いているのが微笑ましいこの曲、以前にも書きましたが、この曲はDAVID PAICHの「E MINOR SHUFFLE」が原曲となっています。元々シンセ向けのデモンストレーション曲だったものをSTEVE LUKATHERがバリバリのギターロックにアレンジを変えて、ボーカルを入れることにより全く印象の異なる曲になっています。リフをシンセからギターに変えるだけで、こうも無機質さがなくなるのかと感心します。YMOのライディーンなんかもロックのアレンジでバリバリ弾いたら面白くなりそう。ところでしつこいようですが、最後のブレイクのドラムのキメ、半拍ずらしているのは故意なのはわかるのですが、やっぱりピアノのグリッサンドとずれてると思うのは私だけでしょうか。
11~13曲目はSIMON PHILLIPSが正式にメンバーになってからのライブ録音を集めています。ただどうもひっかかるのが、今まで未発表曲ばかりを集めていたのに、この3曲は単に前回のライブを収録しただけというのも如何なもんかと。どうせなら「TAMBU」のアウトテイクか、このアルバムのための新曲でも入れてもらえれば、このアルバムコンセプトを乱さずに済んだのにとも思うわけです。なんとなく昔の曲ばかり入れて「やっぱJEFFはえがったなぁ~」と思われることに対して、SIMONに遠慮してやっぱ現在の姿はこうですよ~とばかりに無理やり入れたんかいなと深読みできなくもない構成ですね。まあSIMONの名刺代わりに「DAVE'S GONE SKIING」はいいんですが、12曲目の「BABA MNUMZANE」なんてライブを録音した南アフリカの民謡で、(日本でいえば君が代とは言わずも赤とんぼとかをやるようなもの?)現地の聖歌隊とパーカッショニストによる演奏ですからこれそもそもTOTOかいな?ってなもんですし、ラストが「AFRICA」ってのもベタすぎやしません?
最後にきてちとテンションが下がってしまうのがなんとも痛いこのアルバムです。
10曲目「ON THE RUN」、モントルージャズフェスティバルでのライブ録音です。何でもこの曲は「KINGDOM OF DESIRE」に収録予定だったそうですが、アルバムの雰囲気に合わないということで没になったということです。MIKEがノリノリでベースを弾いているのが微笑ましいこの曲、以前にも書きましたが、この曲はDAVID PAICHの「E MINOR SHUFFLE」が原曲となっています。元々シンセ向けのデモンストレーション曲だったものをSTEVE LUKATHERがバリバリのギターロックにアレンジを変えて、ボーカルを入れることにより全く印象の異なる曲になっています。リフをシンセからギターに変えるだけで、こうも無機質さがなくなるのかと感心します。YMOのライディーンなんかもロックのアレンジでバリバリ弾いたら面白くなりそう。ところでしつこいようですが、最後のブレイクのドラムのキメ、半拍ずらしているのは故意なのはわかるのですが、やっぱりピアノのグリッサンドとずれてると思うのは私だけでしょうか。
11~13曲目はSIMON PHILLIPSが正式にメンバーになってからのライブ録音を集めています。ただどうもひっかかるのが、今まで未発表曲ばかりを集めていたのに、この3曲は単に前回のライブを収録しただけというのも如何なもんかと。どうせなら「TAMBU」のアウトテイクか、このアルバムのための新曲でも入れてもらえれば、このアルバムコンセプトを乱さずに済んだのにとも思うわけです。なんとなく昔の曲ばかり入れて「やっぱJEFFはえがったなぁ~」と思われることに対して、SIMONに遠慮してやっぱ現在の姿はこうですよ~とばかりに無理やり入れたんかいなと深読みできなくもない構成ですね。まあSIMONの名刺代わりに「DAVE'S GONE SKIING」はいいんですが、12曲目の「BABA MNUMZANE」なんてライブを録音した南アフリカの民謡で、(日本でいえば君が代とは言わずも赤とんぼとかをやるようなもの?)現地の聖歌隊とパーカッショニストによる演奏ですからこれそもそもTOTOかいな?ってなもんですし、ラストが「AFRICA」ってのもベタすぎやしません?
最後にきてちとテンションが下がってしまうのがなんとも痛いこのアルバムです。