TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

LOS LOBOTOMYS THE OFFICIAL BOOTLEG その1

2005-01-13 00:30:25 | TOTO&FUSION
それでは問題作「THE OFFICIAL BOOTLEG」です。
つい先日、年末にリリースされたLOS LOBOTOMYSの最新作?のご紹介です。
メンバーはもちろんSTEVE LUKATHER(g)DAVID GARFIELD(keys)SIMON PHILLIPS(ds)JOHN PENA(b)。
ちなみにジャケットは例のJEFF PORCARO画伯による前頭葉手術を受けたしゃれこうべです。アルバム「LOS LOBOTOMYS」の外盤のジャケットはこのデザインなんですが、このアルバムもJEFF PORCAROに敬意を表すということでそのデザインが流用されています。

全部で8曲、凡そ80分にわたる大作で、前半6曲は1994年6月に行われたデンマークでのロックフェスティバルのオープニングを務めた時の演奏が収録されているんですが、本人達はレコーディングするつもりは全くなかったのに、これが何と他のバンドの収録のテストのために収録されたテープが今頃になって送られてきたのがリリースのきっかけなんだそうな。そのせいかもしれませんが、演奏は正直粗いです。ただ、3万5千人規模の観客を前にライブということで、普段のライブとは異なる、グイグイ引っ張るようなノリが感じられますね。そして、後半2曲は1999年に行われた、お馴染み「THE BAKED POTATO」でのGIGからのセレクションとなっています。

それではまず1曲目から。
1.SMELL YOUR SELF
LOS LOBOTOMYS登場のMCから入り、オープニングはこの曲。1枚目「LOS LOBOTOMYS」からのノリノリナンバーです。3万5千人の観客も元気一杯、そしてLOBOTOMYSメンバーもこの曲から始めるということからして、このライブへの意気込みが感じられます。いきなりのハイテンションでつかみはOKといったところでしょうか。テストレコーディングということですが、音質はなかなかのものです。ただ、バランスが悪く、ドラムとギターがやたら強調されていて、特にドラムの粗が気になったりします。
2.HERO WITH A 1000 EYES
「CANDYMAN」の冒頭を飾るこの曲、このメンバーでの「LOS LOBOTOMYS」の代表曲です。これもテストレコーディングのご愛嬌ですが、ボーカルがやたら生々しく聞こえてくる上に、前半はボーカルのエフェクトを試行錯誤していて、エフェクトが安定していません。とはいえ、LUKATHERのボーカル、こんな生々しく聞こえるにしても違和感はなく、結構LUKATHERもボーカルもうまいもんだと妙に感心したりします。
3.EXTINCTION BLUES
「CANDYMAN」から、ミディアムテンポのバラードです。GARFEIELDのシンセの音がまたいいですね。
4.DISMEMBERMENT
「LOS LOBOTOMYS」の代表曲ですが...問題はこの曲です。モニターの返しが悪かったのでしょうか、SIMONのドラムがわやくちゃです。それともSIMONはこういったハイテンポの曲は苦手なのでしょうか、前半はスピードについていくのがやっと、といった感じで、よせばいいのにいろいろおかずを入れるもんだから、おかずのところで走ったりもたったりしてどうも不安定です。後半になってくると、さらにひどくなり、失速しかかっているのを修正するために、急に走り出したりして、しまいにはリズムの表裏がひっくり返ってしまう、こう言っちゃなんですが、素人並みと言ってもいいようなミスをしたりします。プロのCDでこんな演奏...正直聴いたことありません。どうもこの辺りがその後の問題の原因になっているのかも知れません。

今日はそんなところで、続きは次回。
コメント
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