TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

LOS LOBOTOMYS THE OFFICIAL BOOTLEG その2

2005-01-14 00:21:40 | TOTO&FUSION
問題作「THE OFFICIAL BOOTLEG」、今日は5曲目以降のご紹介です。

5.NEVER WALK ALONE
デンマークでのライブレコーディングが続き、「CANDYMAN」からのスローテンポでブルージーな渋い曲です。最後の方のSTEVE LUKATHERのソロを聴いてて気がついたんですが、この曲って実はレゲエだったんですね。渋いバラードから一転して脳天気っぽい終わり方をするのが面白い曲です。
6.THE BOMBER
これも「CANDYMAN」収録のJOE WALSH~JAMES GANGのカバーです。ちょっとLUKATHERの声域ギリギリなのか、ちと苦しそうなボーカルです。JOE WALSH同様、LUKATHERもスライド奏法を披露しているのが珍しい曲ですね。いかにもJOE WALSHらしいドラマチックな展開が楽しい曲で、それをLUKATHERが見事に再現しています。原曲は聴いたことないんですが、これを聴いただけでJOE WALSHの演奏も思い浮かびます。
7.FROTH
この曲からが1999年のTHE BAKED POTATOでの収録になります。音はあまり良くないですね。これまでのきれいなライン録音から、ライブ会場にラジカセを持ち込んで録音したような平べったい音触に変わってしまいます。これもBOOTLEGと称する一因なんでしょう。
で、「FROTH」。「CANDYMAN」収録の陰鬱なインストです。元々10分近い曲でしたが、このライブの演奏時間はなんと20分を越えます。そのほとんどが、DAVID GARFIELDとLUKATHERのソロに費やされてます。まずはGARFIELDのソロ、ほぼ4分近く展開された後、LUKATHERが妙にジャズっぽいソロを始めると、独演会に突入です。時間にして6分の長い長いソロを展開します。でもジャズっぽい始まり方から段々とテンションが上がっていく様は、だれることなくなかなか楽しませてくれます。そのハイテンションをキープしながら4人が交互にソロバトルを展開するのはやはりライブならではの興奮です。このアルバムの聴き所といえる曲でしょう。
8.PARTY IN SIMON'S PANTS
これも「DISMEMBERMENT」同様かなり問題の曲です。シールドの接触が悪いのでしょうか、アンプから発生するノイズのような音を拾っていて、静かな部分では非常に耳障りです。また、この曲でもSIMON PHILLIPSの出来が結構微妙です。というかちと叩きすぎですね。LUKATHERのソロ部分でのコンビネーションが微妙に崩れている気がします。そして例の17/8拍子のリフをバックに展開するドラムソロ。他の3人のリフがまた結構ギリギリの線を行きかけます。曲はカッコ良くて好きなんですけどね。

そして最後はメンバー紹介のMCで終わります...これ絶対BAKED POTATOの歓声にデンマークでのライブの歓声をミックスしてます。だってこれじゃBAKED POTATOがまるでスタジアムですから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする