TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

GEORGY PORGY

2011-10-01 21:41:18 | TOTO&FUSION
こないだのTOTOのライブで「GEROGY PORGY」を聴きながら思った。
この曲の独特なセンスって何なんだろう。何をルーツにしてるんだろう。何喰ってたらこんな曲を発想し、作ることができるんだろう。シングルハンド16ビートによる絶妙なグルーヴ感と微妙で不思議なコード進行、サビを本来サブであるべき女性ボーカルに渡してしまうというアイデア、そしてキメのブレイクを挟んだドラマチックな展開。
そもそもロックなのか、バラードなのか、いやAORなんだろうけど「HYDRA」に入っていてもおかしくない、プログレ的なテイストもありつつジャズ・フュージョンの要素もたっぷりあってR&Bとも言えなくもない。そのオリジナリティに魅せられたジャンルを問わないいろんなアーティストがこぞってカバーする、もはやスタンダードナンバーとなっている。R&B系ではLUTHER VANDROSSにERIC BENET、ジャズ系ではWILL LEEとかINCOGNITO、日本でもDIMENSIONに鳥山雄司、更には椎名林檎とか。おそらくTOTOの曲の中でも最もカバーされている曲であることは間違いない。少なくともその辺のロックバンドには絶対に作れない、発想できない曲であって、唯一無二と言ってもいい、TOTOがTOTOたる所以を見事に表わしている珠玉の1曲なんだろうな。聴けば聴くほどに神に思えてくる。
今思えばこんな曲がデビューアルバムに入っていた、ってんだからいかにTOTOが当初から才能豊かなバンドであったということが改めてよくわかるというものです。

原曲もいいけど、やっぱりアレンジ、音使い、そして演奏そのものがとにかくカッコイイのはJEFF存命中の唯一の公式ライブビデオのテイク。何回聴いても飽きません。

コメント (8)
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