LEE RITENOURが1983年にリリースし、先日再発されたアルバム。
このアルバムは何と言ってもダイレクトカッティング、すなわちスタジオライブをそのままレコード原盤に刻む、という工程で作られているのがミソ。テープ録音を経ないことから音質劣化やノイズが全くない状態で録音されているのです。で、当時まだ始まったばかりのデジタルレコーディングも並行して行われていたそうで、その音源を元にして今回再発したんだそうで。
つまりはせえの、で一発録り。一発録りって、音楽やってる人はよくわかると思うけど、難しいよね~、ましてやこんな複雑なキメの連発やら変拍子やら…これを完璧に間違わないだけではない、リズムもきっかり合わせなければならない。一音一音、出す音全てに気を使ってね。ホントちょっとした気の迷いがあったらそれが如実に音に表れてしまう。しかもダイレクト・デジタル・レコーディング。音良すぎ。なんかプレーヤーの息遣いまでも拾っているような、そんな気すらしてしまう。
もちろんライブだったら一過性のものだし、音がでかけりゃそんな細かいところまでは聞こえないもの。でもそれをこうしてレコーディングしてしまったら、どっかおかしかったら誰でもわかってしまうよね。こんななんとも恐ろしい挑戦をやってのける、この人たちはさすがプロ、というよりプロの中のプロ。もう神の域に達しているプロなんだ。やはりそんなスリリングで緊張感が漂うプレイながらも集中力でフツーにやってのけてしまう。聴きどころは全部と言ってもいいくらいでしょう。凄いアルバムです…。
でもちょっと選曲が地味かな~なんて贅沢なことを思ってしまうのはご愛敬。
ON THE LINE / LEE RITENOUR
LEE RITENOUR(g)HARVEY MASON(ds)DAVE GRUSIN/DON GRUSIN/GREG MATHIESON(keys)ANTHONY JACKSON/NATHAN EAST(b)ERNIE WATTS(sax)STEVE FORMAN/LENNY CASTRO(perc)
このアルバムは何と言ってもダイレクトカッティング、すなわちスタジオライブをそのままレコード原盤に刻む、という工程で作られているのがミソ。テープ録音を経ないことから音質劣化やノイズが全くない状態で録音されているのです。で、当時まだ始まったばかりのデジタルレコーディングも並行して行われていたそうで、その音源を元にして今回再発したんだそうで。
つまりはせえの、で一発録り。一発録りって、音楽やってる人はよくわかると思うけど、難しいよね~、ましてやこんな複雑なキメの連発やら変拍子やら…これを完璧に間違わないだけではない、リズムもきっかり合わせなければならない。一音一音、出す音全てに気を使ってね。ホントちょっとした気の迷いがあったらそれが如実に音に表れてしまう。しかもダイレクト・デジタル・レコーディング。音良すぎ。なんかプレーヤーの息遣いまでも拾っているような、そんな気すらしてしまう。
もちろんライブだったら一過性のものだし、音がでかけりゃそんな細かいところまでは聞こえないもの。でもそれをこうしてレコーディングしてしまったら、どっかおかしかったら誰でもわかってしまうよね。こんななんとも恐ろしい挑戦をやってのける、この人たちはさすがプロ、というよりプロの中のプロ。もう神の域に達しているプロなんだ。やはりそんなスリリングで緊張感が漂うプレイながらも集中力でフツーにやってのけてしまう。聴きどころは全部と言ってもいいくらいでしょう。凄いアルバムです…。
でもちょっと選曲が地味かな~なんて贅沢なことを思ってしまうのはご愛敬。
ON THE LINE / LEE RITENOUR
LEE RITENOUR(g)HARVEY MASON(ds)DAVE GRUSIN/DON GRUSIN/GREG MATHIESON(keys)ANTHONY JACKSON/NATHAN EAST(b)ERNIE WATTS(sax)STEVE FORMAN/LENNY CASTRO(perc)