ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.5.3 66年目の憲法記念日に思うこと

2013-05-03 20:16:26 | 日記
 今日は憲法記念日。良いお天気になったが、5月といいながらもまだまだ風が冷たい。
 祝日ではあるが、勤務する大学では通常授業開講日にあたっている。当然、学生の窓口対応等があるため、通常の半分以下の間引き出勤で事務室は細々と営業。
 昨年の秋以降、EC治療の副作用等で体調を崩し、なかなか休日出勤を請け負えなかった。今年は今の体調なら全く問題なくOKですよ、とお答えして、出勤した。そうはいっても、電話もメールも平日とは比べ物にならないほど少なくて静かだから、細かい仕事を片づけるにはうってつけの日だともいえる。
 来週の通院日は代休を充てることが出来るので、病気休暇を使わずに済むのも有難い。
 とりあえずこの後7月までは、今の治療が継続するという前提で来月、再来月にも休日出勤が入っている。

 さて、何やら憲法改正の声が一段と喧しいこの頃である。
 もちろん、このブログで政治的な話題を取り上げるつもりはないけれど、96条の重みを思わざるを得ない。
 そして96条の先行改正によりその突破口が破られ、いざ9条改正となった時、一番影響を受けるであろう世代=たとえば息子たちの世代、ティーンエイジャーたち=が、現在の議論に加わらせてもらうことなく、事態が変わって行くことの恐ろしさを、1人の母としては身震いせざるを得ない。

 そしてもう一つ、この日起こった事件であまりにショックだったのが朝日新聞阪神支局襲撃事件。働き始めてまだ3年目、新聞記者になり各地の支局に飛んでいた友人も複数おり、とても他人事ではなかった。
 29歳という若さで理不尽にも突然命を奪われた小尻記者の1人娘さんが、今年お誕生日を迎えると亡き父と同じ29歳になるという。あれから四半世紀以上の年月が経つが、その無念さを思うと本当にやり切れない。私より4つ上でいらっしゃったから、生きておられたら55歳。まだまだ現役なのだ。

 そう思えば、こうして病気と付き合いながらも、50歳を過ぎてなおフルタイムでの職を失うことなく仕事を続け、1人でやっと・・・と、ふうふう言いながらも子育てを経験することが出来ていることについて、謙虚に感謝しなければならないのだ、と思う。

 明日からはGW後半の3連休。大きなイベントはないけれど、メンテと親孝行と時々家事・・・という感じでのんびり過ごすことになりそうだ。

コメント (2)
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