昨日はほぼ1週間ぶりに普段通りの食欲。仕事から一度帰宅して夫と夕食を済ませた。お腹が空いて何を食べても美味しい-そう思えることがどれほど有難いことか。仕事が終わってからの食事作りもちょっと鼻歌交じり。我ながら単純だ。
予定通り病院近くのホテルに前泊。お天気があまりよろしくない。気圧のせいか、ここのところ落ち着いていた胸痛がまた頭をもたげてくる。明日は雨が降るという予報なので、薄手のポケッタブルコートを羽織っていく。
今日は先週再び4割に減量したジェムザール6クール2回目の予定である。2週続けての投与が無事に出来たのは、これまで4割に減量した4クール2回目のみ。先週は好中球が2,000あったので、ほぼ問題なく大丈夫だろうとリラックスして入浴。明け方一度お手洗いに起きたけれど、すぐにまた眠りに落ちて、あっという間に目覚ましが鳴る。夫はモーニングLINEでは起きた気配がなく、久しぶりに電話を入れた。その後、熱めの浴槽足湯で足回りを軽くマッサージ。
先週も4割投与というわりにはそれなりに気持ち悪さと食欲不振が続き、熱っぽさや火照りも気になった。食欲は日曜日の夕食からようやくもとに戻ってきたかな、という状況。便秘が解消したのも土日にかけて。調子に乗って食べ過ぎないように心して、焼きたてのデニッシュを有難く頂き、チェックアウトして病院へ向かった。
5月2回目の通院日。予報通りの曇天で少し肌寒い感じだ。自動再来受付機でIDカードを通し、受付番号のスリップを取る。採血受付機から出てきたピンクのスリップの番号を見ると、30人弱の待ち人数で15分とあった。コートを畳んだり、身の回りをあれこれ片づけているうちに中に入れた。
今日は初めての男性。名札を見ると、S検査部長だった。実際に現場に出ることもあるのだな、と思う。白血球の確認だけなので、1本だけ。一瞬のチクリが刺き抜き往復して終了。
向かいの腫瘍内科受付へ移動。まだ時間が早いので、無事にいつもの待合席を確保。
今日は2冊読めたが、どちらも面白かった。明日以降またご紹介したい。
今日は結果が出るのが早いだろうな、と読書の切りの良い所で、早めに血圧測定に。92-64,脈拍は73。それからが結構長くて、再び読書に没頭。一時間ほど待ってようやく“中待合へどうぞ”の番号が出た。
中待合に入って30分ほどで先生が名前を呼びながらお顔を出された。
「さて、どうでしたか?」と訊かれ、「うーん、それなりに辛かったです。4日ほど食事は思うように取れず、火照りや熱っぽさもありました。」と。診察室での検温は6度7分。
ただ、そう(体調が悪いと)言いながらも、まさか今日が中止になるとは露ほど思っていなかった。ところが、白血球が3,000で肝心の好中球が「低いんですよ。」とのこと。「?」とPCを覗くと、確かに600ほどしかない。「1,000に届かなかったのは3月15日、4月26日と同じですね。今日はやはり出来ませんね」とのこと。「そ、そんな・・・まさか今日は大丈夫だろうと思っていました・・・根性ないですね。」と項垂れる。
「そこで、現実的にこれからの治療をどうするか、ですが、5割でも4割でもあまり(辛さも結果も)変わらないようだけれど、これ以上ジェムザールは減らしたくない、あわよくば増やしたいと思っています。ハーセプチンは3週に1度を守り、ジェムザールは今後、2週連続ではやらない(1投2休)、ということで5割にする。もしくはハーセプチンとジェムザールを一緒に投与し、ジェムザールは1週おきにする(その方が結果的に1投2休より投与量が多くなる)、のどちらかに、つまり、ハーセプチン優先かジェムザール優先かどちらかにしたい。ただハーセプチンはあくまで3週に1度、ジェムザールは隔週とすると、通院頻度がややこしくなるので、ハーセプチンを4週に1度にして、少し量を増やすのが現実的かと思います。体重は増えていませんよね?」と問われ、「投与後は食べられないので毎回1㎏は落ちて、それをなんとか週明け頑張って食べて戻しつつあるということで46㎏から(太っても)48㎏どまりで、概ね47㎏ほどです。」と答える。
「今、ハーセプチンは体重45㎏で計算して270mg(150mg瓶と60mg瓶×2)で廃棄せずに使い切っていますが、これを50㎏の体重分に増やして300mg(150mg瓶×2)とすると無駄がないのですが、どうでしょう。」と仰る。なるほどハーセプチンは3週間に1度のところ4週おきにするが、ハーセプチンの量を1割ほど増やして対応する。ハーセプチンもジェムザールもなるべく使うという方針だ。
「グラン(G-CSF)で白血球を増やすということは出来ませんか。」と訊くと、「注射だけ打ちに来るのも大変だし、1回打ってどれだけ効くかもわからない。打っている時に抗がん剤投与になると逆効果なので(考えていません)」とのこと。
先週ハーセプチンを投与したので、再来週からスケジュール仕切り直しということになった。再来週はハーセプチンを3倍量の1割増し(3.3倍量)、ジェムザールを5割で、その2週間後にジェムザールのみ5割で、このタイミングで7週間ぶりにランマークを打つ。ランマークはそもそも4週間おきが正規ということをすっかり忘れており、5週に1度のところハーセプチンに合わせて6週間に1度にしているつもりでいたが、今回のスケジュール調整で本来の4週間に1度の投与が出来ることになるのは怪我の功名である。
「ランマークは前回から数えると、再来週で5週間になるので、再来週にした方がよくないでしょうか」と確認すると「ハーセプチン、ジェムザールとランマークの3種類は同時にやりたくないのです。併せれば併せるほど色々副作用が出てくるでしょうから。なので、4週間後にジェムザールと一緒にやりましょう。その後は4週に一度でいつもジェムザールとペアで出来ます。」とのこと。
「確かに、これまでハーセプチンは初回(の高熱)を除き、きつい副作用に見舞われたことがないので、大丈夫だと思っていましたが、先生からハーセプチンとジェムザール2剤をやっている方が、ジェムザール単剤よりも副作用が出るのではないか、と言われ、なるほど1回だけですがジェムザール単独投与が出来た時に楽に感じました。わかりました。ジェムザールとランマークペアでお願いします。」と答える。
「ただ、ジェムザール隔週ということであれば、5割でなくても6割でもいいです・・・」と言ってみると「いやいや、欲張らないでやりましょう。」と制された。確かに焦ってみても仕方ない。「胸痛はこういう天気の時には気になりますが、息切れや空咳が減っているので、やはり効いていると思います。」と言うと、「それなら長く続けないと」と仰る。本当にそうである。細く長くしぶとく、である。
さて、これからの治療スケジュールが大幅にずれてしまった。2投1休で予定を組んでいたので、当然休薬週には色々お楽しみ行事も入っている。ちょっと整理しなければならないな、と手帳と睨めっこだ。
「薬は要らないですね」と確認され、「はい」と返事。ランマーク注射もなく、化学療法室に行くこともなく、あっけなくここでおしまい。ご挨拶をして診察室を出た。
会計へ向かい、夫やお友達に報告LINEやメールをしてから自動支払機へ移動。長蛇の列の支払を待っているとき、どなたかが倒れたか何かでストレッチャーが運ばれロビーは騒然としていた。大丈夫だっただろうか。採血だけで300円足らず。お手数だけおかけして申し訳ない。現金で支払い、外に出る。
本日の病院の滞在時間は2時間半強。乗り換え駅のレストランでゆっくりお昼を頂き、2冊目の本を読み切ってから帰宅した。
夕食はお弁当だからね、と夫に公言して憚らなかったが、治療中止とあってはそうもいかず。帰宅後は洗濯物を片付けて夕食の支度を整えた。
明日は投与後の会議で準備がしんどいな、と思っていたけれど、結果オーライだ。もちろん好中球が低いことには変わりないから、気を抜かずにうがい手洗いを忘れずに、よく食べてぐっすり寝て、体力回復に努めよう。
予定通り病院近くのホテルに前泊。お天気があまりよろしくない。気圧のせいか、ここのところ落ち着いていた胸痛がまた頭をもたげてくる。明日は雨が降るという予報なので、薄手のポケッタブルコートを羽織っていく。
今日は先週再び4割に減量したジェムザール6クール2回目の予定である。2週続けての投与が無事に出来たのは、これまで4割に減量した4クール2回目のみ。先週は好中球が2,000あったので、ほぼ問題なく大丈夫だろうとリラックスして入浴。明け方一度お手洗いに起きたけれど、すぐにまた眠りに落ちて、あっという間に目覚ましが鳴る。夫はモーニングLINEでは起きた気配がなく、久しぶりに電話を入れた。その後、熱めの浴槽足湯で足回りを軽くマッサージ。
先週も4割投与というわりにはそれなりに気持ち悪さと食欲不振が続き、熱っぽさや火照りも気になった。食欲は日曜日の夕食からようやくもとに戻ってきたかな、という状況。便秘が解消したのも土日にかけて。調子に乗って食べ過ぎないように心して、焼きたてのデニッシュを有難く頂き、チェックアウトして病院へ向かった。
5月2回目の通院日。予報通りの曇天で少し肌寒い感じだ。自動再来受付機でIDカードを通し、受付番号のスリップを取る。採血受付機から出てきたピンクのスリップの番号を見ると、30人弱の待ち人数で15分とあった。コートを畳んだり、身の回りをあれこれ片づけているうちに中に入れた。
今日は初めての男性。名札を見ると、S検査部長だった。実際に現場に出ることもあるのだな、と思う。白血球の確認だけなので、1本だけ。一瞬のチクリが刺き抜き往復して終了。
向かいの腫瘍内科受付へ移動。まだ時間が早いので、無事にいつもの待合席を確保。
今日は2冊読めたが、どちらも面白かった。明日以降またご紹介したい。
今日は結果が出るのが早いだろうな、と読書の切りの良い所で、早めに血圧測定に。92-64,脈拍は73。それからが結構長くて、再び読書に没頭。一時間ほど待ってようやく“中待合へどうぞ”の番号が出た。
中待合に入って30分ほどで先生が名前を呼びながらお顔を出された。
「さて、どうでしたか?」と訊かれ、「うーん、それなりに辛かったです。4日ほど食事は思うように取れず、火照りや熱っぽさもありました。」と。診察室での検温は6度7分。
ただ、そう(体調が悪いと)言いながらも、まさか今日が中止になるとは露ほど思っていなかった。ところが、白血球が3,000で肝心の好中球が「低いんですよ。」とのこと。「?」とPCを覗くと、確かに600ほどしかない。「1,000に届かなかったのは3月15日、4月26日と同じですね。今日はやはり出来ませんね」とのこと。「そ、そんな・・・まさか今日は大丈夫だろうと思っていました・・・根性ないですね。」と項垂れる。
「そこで、現実的にこれからの治療をどうするか、ですが、5割でも4割でもあまり(辛さも結果も)変わらないようだけれど、これ以上ジェムザールは減らしたくない、あわよくば増やしたいと思っています。ハーセプチンは3週に1度を守り、ジェムザールは今後、2週連続ではやらない(1投2休)、ということで5割にする。もしくはハーセプチンとジェムザールを一緒に投与し、ジェムザールは1週おきにする(その方が結果的に1投2休より投与量が多くなる)、のどちらかに、つまり、ハーセプチン優先かジェムザール優先かどちらかにしたい。ただハーセプチンはあくまで3週に1度、ジェムザールは隔週とすると、通院頻度がややこしくなるので、ハーセプチンを4週に1度にして、少し量を増やすのが現実的かと思います。体重は増えていませんよね?」と問われ、「投与後は食べられないので毎回1㎏は落ちて、それをなんとか週明け頑張って食べて戻しつつあるということで46㎏から(太っても)48㎏どまりで、概ね47㎏ほどです。」と答える。
「今、ハーセプチンは体重45㎏で計算して270mg(150mg瓶と60mg瓶×2)で廃棄せずに使い切っていますが、これを50㎏の体重分に増やして300mg(150mg瓶×2)とすると無駄がないのですが、どうでしょう。」と仰る。なるほどハーセプチンは3週間に1度のところ4週おきにするが、ハーセプチンの量を1割ほど増やして対応する。ハーセプチンもジェムザールもなるべく使うという方針だ。
「グラン(G-CSF)で白血球を増やすということは出来ませんか。」と訊くと、「注射だけ打ちに来るのも大変だし、1回打ってどれだけ効くかもわからない。打っている時に抗がん剤投与になると逆効果なので(考えていません)」とのこと。
先週ハーセプチンを投与したので、再来週からスケジュール仕切り直しということになった。再来週はハーセプチンを3倍量の1割増し(3.3倍量)、ジェムザールを5割で、その2週間後にジェムザールのみ5割で、このタイミングで7週間ぶりにランマークを打つ。ランマークはそもそも4週間おきが正規ということをすっかり忘れており、5週に1度のところハーセプチンに合わせて6週間に1度にしているつもりでいたが、今回のスケジュール調整で本来の4週間に1度の投与が出来ることになるのは怪我の功名である。
「ランマークは前回から数えると、再来週で5週間になるので、再来週にした方がよくないでしょうか」と確認すると「ハーセプチン、ジェムザールとランマークの3種類は同時にやりたくないのです。併せれば併せるほど色々副作用が出てくるでしょうから。なので、4週間後にジェムザールと一緒にやりましょう。その後は4週に一度でいつもジェムザールとペアで出来ます。」とのこと。
「確かに、これまでハーセプチンは初回(の高熱)を除き、きつい副作用に見舞われたことがないので、大丈夫だと思っていましたが、先生からハーセプチンとジェムザール2剤をやっている方が、ジェムザール単剤よりも副作用が出るのではないか、と言われ、なるほど1回だけですがジェムザール単独投与が出来た時に楽に感じました。わかりました。ジェムザールとランマークペアでお願いします。」と答える。
「ただ、ジェムザール隔週ということであれば、5割でなくても6割でもいいです・・・」と言ってみると「いやいや、欲張らないでやりましょう。」と制された。確かに焦ってみても仕方ない。「胸痛はこういう天気の時には気になりますが、息切れや空咳が減っているので、やはり効いていると思います。」と言うと、「それなら長く続けないと」と仰る。本当にそうである。細く長くしぶとく、である。
さて、これからの治療スケジュールが大幅にずれてしまった。2投1休で予定を組んでいたので、当然休薬週には色々お楽しみ行事も入っている。ちょっと整理しなければならないな、と手帳と睨めっこだ。
「薬は要らないですね」と確認され、「はい」と返事。ランマーク注射もなく、化学療法室に行くこともなく、あっけなくここでおしまい。ご挨拶をして診察室を出た。
会計へ向かい、夫やお友達に報告LINEやメールをしてから自動支払機へ移動。長蛇の列の支払を待っているとき、どなたかが倒れたか何かでストレッチャーが運ばれロビーは騒然としていた。大丈夫だっただろうか。採血だけで300円足らず。お手数だけおかけして申し訳ない。現金で支払い、外に出る。
本日の病院の滞在時間は2時間半強。乗り換え駅のレストランでゆっくりお昼を頂き、2冊目の本を読み切ってから帰宅した。
夕食はお弁当だからね、と夫に公言して憚らなかったが、治療中止とあってはそうもいかず。帰宅後は洗濯物を片付けて夕食の支度を整えた。
明日は投与後の会議で準備がしんどいな、と思っていたけれど、結果オーライだ。もちろん好中球が低いことには変わりないから、気を抜かずにうがい手洗いを忘れずに、よく食べてぐっすり寝て、体力回復に努めよう。