毒を放出!

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快晴続きの北アルプス鏡平 (前編)

2018-05-02 20:22:38 | お山歩き
今回私のGWは5日間、早もう4日目になり残すは明日だけになってしまって悲しくなってしまうがその休みの日記をボチボチと。


GW初日はこの休みのメインイベント、毎年恒例のぼんさんとの山行き。
今回は過去にも行ったことのある北アルプス弓折岳を目的地に設定。
体力に優れるぼんさん的にはもっと奥まで行けるんだろうけど、なんせ私がだらしなくそんな奥まで行ける気がしないのでお手柔らかなところでプランニングしてもらった。

そんなことで私は前日の仕事が押してしまって4時間を切る睡眠時間で朝の4時起きでぼんさん宅を目指し、ぼんさんのクルマに乗りかえて北アルプスの玄関口新穂高登山センターに9時前着、久しぶりのテント泊で忘れ物が心配なパッキングしてきた荷物を背負って歩き出す。
そういえば駐車場の車は予想外に少なめ、時間も時間だから他の登山者も少なめな感じ。


(左)天気はご覧の快晴!
天気予報もこの日、そして次の日もともに快晴の予報で抜群のタイミング♪
しかし天気良すぎて暑さが心配なぐらい。
(右)雪山をバックにまだ残る山桜を見ながら佐俣林道を歩きだす。


(左)左手を流れる蒲田川の水は超クリアそしてダイナミックな渓相に、ここで魚は釣れないのか?釣ってみたい、といつも思う。
(右)ところで林道は前に来た時のような雪がない、全然ない、まるで夏道を歩いているかのようだ。


(左)と言ってもそこそこ来たらさすがにご覧の通りのデブリがお出迎え。
(右)所々に流れる水は超クリアで冷たい、上がりだすと水場がなくなるので顔を洗い手持ちのコップで掬ってのどを潤す。


(左)さあ雪山も本番、クランポンを装着。
先は長い。
(右)巨大なスノーブリッジ。
翌日の帰るときには一部が崩れ始めていた。


広大な景色を先に見ながら雪の斜面を行く。


槍や穂高もクッキリハッキリ見える。
その槍は昨年に比べると雪少なめで岩が露出している割合が高い。


例年だとスノーシューを持っていくところだが今年は絶対要らんだろうというコンディションだったので装備は軽め。
踏み抜きを警戒してぼんさんはワカンを持つ。
そして予想通り暑い!
ハードシェルも念のため持ってきているが全く出す必要なし、ウェアは2人とも初っ端から薄手アンダーの一枚のみ。
それでも汗ダク。
この時期とは思えない!


(左)谷には雪崩の跡が見れる。
(右)広大な景色!
遠くには豆粒、いや米粒よりも小さく人が上がっていくのが見える。
山自体はすぐそこに見えているのにそこに達するまでは凄く時間を要する、そのギャップに心折れそうになる。
近くて遠い。


振り返る。
谷の間遠くに見えるは乗鞍。


鏡平に続く斜面を行く。
遠くから見ているとこの斜面もなんてことなく見えるがいざ歩くとなかなかにキツイ、そして長い。
スキーヤーの跡のように見える筋は雨などですすんだ雪解け水が流れた跡。
踏み抜きを心配してたがこのひざしと暑さでも意外に大丈夫だった、しかしさすがに雪はガサガサ緩んできててクランポンを着けてても滑って歩き難い。


ダイナミックな景色はここならでは。
この日のウェアは上にキャプリーン2ハーフジップのみ、下にミッドフレックスパンツの春仕様、ヘッドウェアはビーニーでなくハット、歩き始めはグローブもなしで腕まくりをして歩いてたが日焼けがひどいことに気づき日焼け対策でグローブしてます。
日焼けでシワシワで手の甲はばあさんのみたいになってしまった。

当初は弓折岳山頂にテントを張るという考えもあったが、既に疲れ切ってしまったのでその一段下にある鏡平にテントを張ることにした。

(左)設営地はもちろん景色に優れる場所!
風の心配も薄いので景色優先で見晴らしの良い場所を選ぶ。
向こうに見えるは槍ヶ岳。
場所を決めたらショベルでもって整地しましょう。
(右)今回は2張りで。
快晴で無風、夜や次の日も穏やかな予報だったので壁もかなり適当でペグも2カ所しか打たない適当ぶりw


完成!
見事な眺望!
ぼんさんはこの冬新たに導入したヒルバーグのダブルウォールテント、私が見るのは初めて。


(左)寝床も完成、厳冬期に比べマットを一枚減らしシュラフをナンガのオーロラ450センタージップをチョイス。
(右)標高はスント計測2255M。
テントを設営し暫くは各自テント内で休憩。
そのテント内はポカポカ陽気であっという間に睡魔が襲ってきて昼寝。


(左)陽も傾いていい時間になったら晩飯の準備に取り掛かる。
晩飯は長辺が大きく開いて開放感抜群のぼんさんのテントで恒例のキムチ鍋。
野菜、肉、肉団子、そして今回はぼんさんが水餃子を持ってきてくれた。
〆にアルファ米を投入しおじやとして食う予定をしていたが、そのボリュームにそこまで辿りつくことなくギブアップ、鍋も一部残すぐらいの量だったのでそのまま残して翌朝の飯とした。
残念だったのはビールを持って来なかったこと。
雪山でビールを飲むと体が冷えるわシッコ近くなるわなので持っていかないのだが、今回ばっかりは寒さを全然感じなかったので欲しいなと思ったのだ。


飯を食った後はポンポンの腹具合を落ち着かせながら景色を楽しむ。
写真右の山、ピークが弓折岳。


槍ヶ岳のアップ。
もうひたすら快晴で青い空に槍ヶ岳が映える。
そして飛騨沢のトレースもはっきり見える。
それにしてもやっぱり昨年比雪は少な目、稜線の雪はほぼ姿を消し岩の露出度が高い。
そりゃこれだけ暖かな日が続けば雪も消えるわな。


見える範囲内に他のテントが2張り、それぞれソロの登山者だった。


槍~穂高と続く山々を一望。
この日は夕焼けもなくひたすら空が青いまま日が暮れていった。


そして槍の右側から月が出る。
雲無くクリアな空気で月の明るさが一際印象的な夜。
視点を変えるとこの明るさでは星が期待できないかもと思うほど。
そしてこの写真を撮ってそれぞれテントに籠り、星空見ることなく翌朝まで爆睡。

つづく
コメント (2)
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