静岡車掌区発行 車急式急行券

JR東海、静岡車掌区発行の車急式急行券です。



   



この券が発行されたのは急行東海号でした。


急行東海号は東京~名古屋間の準急列車として誕生しましたが、昭和41年に東京~静岡間の急行列車に格上げされ、その後平成8年に特急列車に再度格上げされましたが、利用客の減少により、平成19年には廃止されてしまっています。



この券を発行した静岡車掌区は、現在は静岡運転所の乗務員部門と合併して静岡運輸区となっています。



券は赤色JRC地紋で、東京駅から静岡駅までの東海号停車駅が記載されております。新橋駅は上りの2・4号が停車し、函南駅は下り1号・上り4号が、新蒲原駅は下り1号・上り2号が、蒲原駅は下り3号・上り4号が停車していました。


すると、この券には蒲原駅だけ記載がありませんが、静岡車掌区が受け持っていた列車は1号と2号であったため、双方が停車しない蒲原駅の記載は省略されたものと思われます。
(確か、3号と4号は浜松車掌区であったのではないかと記憶しています。違っていたらスミマセン。)



また、JR東日本管轄である東京駅~熱海駅間は細い明朝体で記載され、自社管轄である函南駅から先については太いゴシック体となっています。


記載方法を分ける意味があるのかわかりませんが、ここまでしたのには売上精算時の料金配分等、何らかの理由があってのことと思われます。

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