JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
10年以上前に御紹介した券も再度御紹介しようかと思います。
古紙蒐集雑記帖
東京都交通局 図補
このたび、じゅん様のブログ「きっぷ展示館」と相互リンクを貼らせて頂きました。
このブログはなかなか手に入らないような面白い券をたくさん紹介されており、いつも興味深く拝見させて頂いています。今後ともよろしくお願いいたします。
さて、「きっぷ展示館」1月20日エントリーの「東京都交通局(都営地下鉄)浅草駅」にて都営地下鉄の特別補充券が紹介されていますが、じゅん様が入手できなかったと仰せの図補が手元にありましたので、リンク記念に御紹介させていただきます。
都営地下鉄の某駅で発行された、東京メトロ副都心線開業後に設備された、現行様式の図補です。
黄色い東京都交通局高速鉄道用の独自地紋で、ノンカーボン式となっています。発行箇所名は記入式で、ゴム印を捺印することにより表記されています。
都営地下鉄では、特別補充券は各駅に設備されているようですが、図補については東京メトロとの乗換駅のみに設備されているようです。ただし、各駅の改札口(精算所)には改札端末が設備されており、図補の出番はほぼ無いようです。
また、コレクターの「趣味発券」には大変厳しく、正当な理由がない発券は難しいようです。
図補ではありませんが、以前営団地下鉄(現・東京メトロ)との乗換駅に設備されていた、駅名式補充券です。
これは昭和50年代後半に新宿三丁目駅で購入したもので、実際に営団地下鉄からの区間変更として乗車したときのものです。
図補同様に黄色い東京都交通局高速鉄道用の独自地紋となっていますが、当時の券紙はノンカーボンとはなっていません。
現在もこの様式が存在するかわかりませんが、新しい図版の駅名式補充券は未見ですので、現在は様式廃止となっている可能性があります。
この券を見ますとわかりますが、東京都交通局の補充券の券番表記には特徴があり、「甲冊 № 〇〇〇〇」となっており、「冊」という字があるものの、冊番の表記のようなものがありません。現行の図補や特別補充券も、この表記方法で付番されています。
この記事は、じゅん様のブログ「きっぷ展示館」1月20エントリーの、「東京都交通局(都営地下鉄)浅草駅」にトラックバックさせていただきました。