JR東日本 荻窪から1540円区間ゆき券売機券

昭和63年2月に荻窪駅で発行された、1540円区間ゆき券売機券です。


    


桃色こくてつ地紋の自動改札非対応の裏面が白いサーマル式券で、国鉄民営化から1年間の暫定期間内に発行されたものです。
どこへ行くために購入したものであったのか失念してしまいましたが、着駅が無人駅であったのか、そのまま手元に残されたまま現在に至っております。


当時、国鉄民営化によって国鉄は6つの旅客鉄道会社に分割のうえ民営化されましたが、硬券および券売機券の券紙については国鉄末期に印刷納入されたものが大量に在庫されておりましたため、民営化1年間については国鉄時代のものを使用することが許されました。ターミナル駅等では順次JR地紋の新券紙に切り替えられてゆきましたが、中小の駅によっては期限ぎりぎりまで旧券紙が使用された駅もありました。

荻窪駅も国鉄末期に大量の券紙が納入されていたのでしょうか、民営化から10カ月経過しても旧券紙が使用されていました。


自宅での保存はきっぷ用のコレクター台紙に入れて保存しておりますが、サーマル券はビニール等の可塑剤に触れると化学変化が速まって印字が不鮮明になりやすいため、トレーシングペーパーで包んで保存しておりましたが、さすがに26年近く経過しておりますので、印字が不鮮明になってきてしまっています。

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