高田馬場駅発行 硬券入場券

正月第2弾の馬ネタは、昭和56年11月に発行された、高田馬場駅の硬券入場券です。


   


白色無地紋のB型券で、東京印刷場にて調製されたものです。


高田馬場駅は山手線と西武新宿線、東京メトロ東西線が乗り入れするターミナル駅で、山手線の駅は島式ホーム1面に2線を有する形で、構内に分岐のない単純な配置の駅ですが、JR東日本の中では乗降客数が10位(2012年度、JR東日本発表数値)と大変混雑する駅であり、将来的には隣接する山手貨物線を走る埼京線や湘南新宿ラインの駅も建設したい意向だそうですが、用地確保の問題からして現状ではかなり困難な状況です。


そのような利用客の多い同駅では、乗車券類の軟券化(※1)が早くに行われ、120円になってからの硬券入場券は無かったような気がします。

当時、東京山手線内およびその周辺の駅では軟券化がどんどん進み、硬券入場券を購入できる駅のほうが少なくなっていった頃であり、軟券も蒐集対象にするかどうか、きっぷ蒐集の形式に変化が求められてきた時期であったように感じます。


(※1)軟券化:昭和50年代後半から60年代前半の国鉄末期、駅窓口の硬券の設備を廃止し、定乗印発機もしくはマルス端末での発券に切り替えられたこと。

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