秋川駅発行 拝島連絡西武線210円区間ゆき 連絡乗車券

国鉄最終日である昭和62年3月31日に秋川駅で発行された、拝島接続西武鉄道210円ゆき連絡乗車券です。


   


桃色こくてつ地紋のB型券金額式連絡券で、東京印刷場にて調製されたものです。


秋川駅は五日市線内の途中駅で、この前日の3月30日までは西秋留(にしあきる)駅という駅でしたが、国鉄民営化直前の3月31日に秋川駅に改称され、翌4月1日にはJR東日本に継承されたという経歴の持主です。

国鉄としての秋川駅は3月31日の1日間しか存在しませんでしたため、券売機券についてはJR化後を考慮して発駅を「秋川」に修正したものの、常備硬券について新券を設備するほどの需要が見込めなかったため、旧駅名のものに駅名小印を捺印して発売されていました。


翌日には国鉄暫定地紋券ではありましたがJR東日本の新券に全口座が交換されておりましたので、このような体裁で発売された券はどれだけの枚数があったのでしょうか?

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