指定券券売機発行 蕨岱から黒松内ゆき片道乗車券

JR北海道による発行ではありませんが、1か月前の平成29年3月3日にJR東日本中央本線の阿佐ヶ谷駅にあるMV(指定券券売機)で発行された、蕨岱駅から黒松内駅ゆきの片道乗車券です。


   


JR東日本発行ですので、青色JRE地紋の特殊共通券用紙となっていますが、今では数少なくなった熱転写印字方式の券となっています。JR北海道完結の乗車券ですので「(2-タ)」と表記されています。


蕨岱駅はJR北海道函館本線の駅で、開業は明治30年代と歴史のある駅です。かつては交換可能な有人駅でしたが、国鉄時代の昭和60年代初頭に交換設備が廃止され、同時に無人化されています。その後、利用客はどんどん減り、JR移管後には1日あたりの平均乗車人員が10人を割るほどになり、平成20年代になると0~1名という数字になってしまっています。


同駅はこの券が発行された3月3日限りで営業を終了し、翌4日に駅そのものが廃止されてしまっています。

JRの駅名を50音順に並べると「わらびたい」は一番最後となるため、50音順のラストの駅として知られた駅ではありましたが、利用実態は駅として維持するレベルをはるかに超えていたようで、残念ながら「50音順のラストの駅名」の「栄冠」は次位であったJR東日本東北本線の蕨駅に明け渡しています。

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