JR西日本 珠洲駅発行 恋路ゆき片道乗車券

前回エントリーで国鉄能登線松波駅で発行された恋路ゆき片道乗車券を御紹介いたしましたが、この券は国鉄が民営化されてJR西日本に移管された後も、継続して発売されていました。

さらには、国鉄時代にも設備されていたかどうか不明ですが、能登線の駅である珠洲駅にも恋路ゆき片道乗車券が設備されていましたので御紹介いたしましょう。


   


JR能登線珠洲駅で発行された、恋路ゆきの片道乗車券です。桃色JRW地紋のA型一般式大人・小児用券で、大阪印刷場で調製されたものとなっています。


JRとなって能登線はJR西日本に移管されていますが、JR西日本では乗車券類を大阪印刷場と広島印刷場(数年で閉鎖)で行っており、旧金沢鉄道管理局エリアの券は大阪印刷場が担当していましたので、このような様式になっています。

記念用として発売することを意図したものと思われますが、大阪印刷場では近距離乗車券がA型一般式券で設備されることが日常的にありましたので、名古屋印刷場のものと違って違和感はありません。


JR能登線は平成17年にのと鉄道に移管される形となり、同年3月に廃止されています。

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