趣味で蒐集した「きっぷ」を見て考えたこと、とか…
JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
古紙蒐集雑記帖
JR北海道 〇簡 石狩沼田駅発行Sきっぷフォー
前回エントリーで留萌線「〇簡」石狩沼田駅で発行されたSきっぷの常備券を御紹介いたしましたが、同駅にはSきっぷフォーについても常備券の設備がありました。
平成27年10月に〇簡」石狩沼田駅で発行された深川~旭川間用のSきっぷフォーです。青色JR北地紋の軟券式常備券で、Sきっぷが補往のような横2券片綴であるのに対し、Sきっぷフォーは縦に4券片綴となっています。
効力はSきっぷの2回分という以外は効力は似ていますが、こちらは回数券タイプなので有効期限内であれば使用方向の制限はないため、深川から旭川へ行きはJR、帰りはバス等JR以外の手段というような使い分けも可能です。
往復利用の場合、「Sきっぷ」と「Sきっぷフォー」2枚分の価格差はわずか100円ですが、「Sきっぷ」の場合、往復利用が前提になっていることと、有効期限が6日間に制限されることがあり、頻繁に利用する場合はSきっぷフォーのほうが有利であると思われます。
裏面です。
1券片を小児2名で利用できる旨が記載されていることと、どちらかと言えば回数券のようなご案内内容になっている点がSきっぷのものとは異なります。
Sきっぷフォーは利用者にとっては大変便利な企画乗車券でしたが、北海道新幹線開業の平成28年3月に発売中止(廃止)されてしまい、現在は設定がありません。この背景には、「Sきっぷフォー」は1枚づつばらして回数券のように使用できることから金券ショップでも常時販売されており、片道利用者でも当たり前に購入できる状況にあったことが一因とされています。
同駅で発売されているSきっぷおよびSきっぷフォーは御紹介の深川~旭川間用の他に深川~札幌間用のものがありますが、価格が高価になるため購入を見合わせています。
※ この記事は写真がエントリーした券のサイズが大きいため、PCによっては画像が見づらいことがあります。申し訳ございません。以下にサムネイルを貼り付けましたので、大きな画像でご覧ください。クリックすると、なまら大きな画像になるかもしれません。