JR東日本 目白駅発行乗車票

2019(平成31)年1月に、JR東日本山手線の目白駅で発行された乗車票です。


   

白色無地紋の周遊券サイズの軟券で、裏面への印刷は一切ありません。

この乗車票は「(乗車券購入・変更・払戻・Suica再発行乗車用)」というもので、首都圏の窓口出札業務が廃止された駅において、窓口のある近隣の駅まで無料で乗車できる「救済措置」用の乗車票になります。
改札口でみどりの窓口のある駅まで行きたい旨を申告して発券してもらいます。

目白駅では「近隣の窓口のある駅」は高田馬場駅か池袋駅になりますので、そのどちらの駅にするかを予め決めた上で発券されます。
大抵は改札スタンパーを捺印して発行日および発売(発行?)駅名を表示しますが、この券を発券した係員氏は日付をボールペンで記入し、駅名小印を捺印して発券しています。無料の乗車票ですので、なぜ「発行駅」名欄が「発売駅」となっているのかは不明です。また、右下に発行駅名が印刷されていますので、この欄の意味するところがハッキリしません。

発券に当たっては、目的駅を丸で囲み、そうでない駅を横線で消します。目的駅の一番下にはカッコがありますが、どうしても高田馬場駅か池袋駅では用を足すことができない正当な理由があるときに指定駅を記入する場所だそうで、通常は使用しません。また、高田馬場駅を通り越して新宿駅のみどりの窓口まで行ってしまうと、別途乗越区間である高田馬場駅~新宿駅間を支払わなければならないようです。

今回は有効な乗車券を提示して区間を変更したい旨を申告して交付を受けましたが、申告の言い方が悪かったのでしょうか、「変更」ではなく「払戻」の欄に丸印をしてあります。
そして「高田馬場の窓口で証明を受けてください」と言われて手渡されます。


高田馬場駅に到着すると、有人改札口で提示のうえ出場し、みどりの窓口へ向かいます。乗変の手続きが終わりますと、証明を受けるために乗車票を窓口に提出すると、原券の区間と券番が記入され、記入した日付と時刻を記入のうえ渡されます。


この取扱いは発駅からの往復乗車に対して適用されるようで、通りすがりで高田馬場の窓口に寄り、帰路のみの無料乗車の扱いはないとのことでした。

本来であれば帰路も乗車の上、目白駅に帰って来た時点で目白駅改札で引き渡しをするものですが、当日は天気の良い土曜日の午後であったため、帰路は電車に乗らず、昼食を済ませたうえで「Pokémon GO」をしながら歩いて帰ってきましたので、そのまま手元に残った次第です。

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