JR東日本 武蔵境から320円区間ゆき 片道乗車券

2023(令和5)年7⽉20⽇(⽊)から7⽉23⽇(⽇)の間、JR東日本中央本線の武蔵境駅では「中央線ビールフェスティバル2023 Summer」というイベントが行われました。
このイベントは、中央線の沿線に新興ブルワリーが次々立ち上がってきていることから、中央線沿線のクラフトビール文化を楽しむため、多摩地域のビール醸造所が同駅駅前広場に集まって出店するイベントで、途中のコロナ禍の時期は開催が見送られましたが、2018(平成30)年の初開催から数回催されています。2023年は新たに3つのブルワリーが加わり、過去最多である18ブルワリーが集まっています。

イベント会場では各ブルワリーが出店するブースでは各醸造所オリジナルのビールが提供され、他に地元飲食店が出店するブースでフードを購入できます。ビールは各ブースでの支払いが可能ですが、実行委員会のブースでは回数券が発売されており、こちらの方が都度支払よりも割安になっています。


   

当日発売されていた回数券です。JRの乗車券型の券が5枚ついていて、3,250円で発売されていました。代金の決済はSuicaのみです。
券はシールになっていて、ビールと引き換えの際にシール部分を台紙から剥がして店舗に渡します。すると、店舗では専用の台紙に券を貼っており、恐らくそれが精算する際の根拠になるものと思われます。

当日は、実証実験として、回数券の左下にあるQRコードにアクセスしてアンケートに回答すると、回数券1冊に1枚、武蔵境駅から帰り用の乗車券として同駅から320円区間ゆきの片道乗車券を貰うことができました。
同駅から320円区間といいますと営業キロが16~20kmの区間帯になりますので、中央東線の他、青梅線・五日市線・山手線・京浜東北線の一部など、結構広範囲な行動圏になります。


   

当日戴いた乗車券です。橙色JRE地紋の一般的な券売機券です。
常備軟券のようなものを期待していたので、出てきたときは少々がっかりしました。しかし、発券時刻を見ますと「05:22」となっており、また、右下に「[IC]」という符号があることから、平日先着500 名、土休日先着1,000 名というかなりの枚数が必要になりますので、当日の朝早く駅員さん達が券売機の前に立ち、総動員でSuicaを使用して320円区間の乗車券を無心に購入している光景を思い浮かべると、結構シュールです。


   

また、320円区間ゆきの乗車券の他に、定期券より若干大きめのサイズですが、乗車券についての注意事項が記載された紙が渡されました。

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