新聞で5本の松茸に3万円の値段がついたと報じられていました。
京都の市場でも早くから中国産もでまわっておりましたがここにきて、国産も見られるようになりました。
私の生まれ故郷は京北町ですが、昔は父親につれられ山に松茸を採りに行った記憶があり、兄と3人で自転車の両ハンドルと荷台に籠をぶら下げ山に行くのですが、ある時は畳8畳くらいのところにびっしりと松茸が顔を出していた事もあり、来ていた服も籠代わりにして家まで持って帰った記憶があります。
あの頃は“松茸買いやさん”と言って市内から買い出しに業者の人が来ておられたものでした。
今でこそ気象異変や松食い虫の異常発生やらで生産も減少していてなかなか庶民の口に入らないようになってしまいました。
昔は良かったと書いたら、お前も年だねと言われてしまいますので。
今は市場で少しでも良い松茸を目利き鼻ききで選んでおります。
田舎は良いと都会からの方が来られておっしゃいますが、確かに自給自足の生活が出来ればいいのですが、一度都会の生活に慣れてしまうとなかなか田舎の生活は馴染めないものです。
テレビでも色々と見ますが、本当の田舎暮らしとはすこし違っているように感じます。
でも実際に住んでいる人しか感じる事が出来ないのでしょうね。
秋本番の京都でもお越しいただく皆様においしいものをおめしあがり頂くためにみんなが創意工夫して食材を真剣に考えています。
皆様は食欲の・・・かもしれませんが、私たちは食材の秋なのかも知れません。
最後に、又一つ年をとります。
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上野です ( ^^) _旦~~