京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

後悔はさせません!

2010-10-18 | インポート

去年の話なのですが、紅葉の季節に家族で湖東三山めぐりに行った時の話です。

今回の話は金剛輪寺のご紹介をと考えています。

とにかくこれからの季節、紅葉がめちゃくちゃ綺麗です。

なんともいえぬ赤く染まるもみじが、人を呼ぶように賑わいます。

行ったことない方は一度ぜひ訪れて下さい、後悔はさせません。

(言いすぎだと怒られそうですが・・・)

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天台宗 金剛輪寺

529-1202 滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874

拝観料 お一人様500円 8:3017:00  0749-37-3211

駐車場 普通200

金剛輪寺は、奈良時代の中頃、天平13年(741)に聖武天皇の勅願で行基菩薩によって開山されました。

寺内には平安時代後期から鎌倉時代の仏像が多く残っていて、本堂は、弘安11年(1288年)、近江守護佐々木頼綱の寄進を得て建てられたもので、この頃の金剛輪寺はそうとうな広さがあったと言われています。

天正元年(1573年)、織田信長の兵火で湖東三山の1つである百済寺は全焼し、金剛輪寺も被害を受けましたが、本堂、三重塔は寺僧の尽力で焼失をまぬがれたそうです。

「愛荘町」とありますが、昭和の市町村合併以前は秦川村といったことから、渡来系氏族の秦氏とも何らかの関係があるとみられています。

桃山時代から江戸時代中期にかけて造られた庭園もあり四季折々の顔が印象的に残る一つだと思います。庭園の中央背後の2つに分れた松は「夫婦松」と呼ばれて、くる人々に愛されています。

<国宝>本堂大悲閣
入母屋造、檜皮葺(ひわだぶき)の和様仏堂で、中世天台仏堂の代表作として国宝に指定されている。
<重文>二天門

室町時代末期の建築。元来は楼門(2階建て門)だった。

<重文>三重塔

本堂の左(北)の一段高い場所に建つ。寺伝では鎌倉時代の寛元4年(1246年)の建立。

と言う事で金剛輪寺は滋賀県の中では私は一番好きで、四季通じていつ行っても温かく迎えてくれる場所の一つです。

皆様も色々な場所が自分にとって素晴らしく思えるときがあったり、ここが好きだと言える場所があると思います。

ひょっとしてそれは母親の胸の中なのかも知れませんが・・・。

次回は百済寺のお話をしたいと思います。

厨房 山内 一 です  !(^^)!