京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

春を待ちながらのチャレンジ(挑戦)

2012-03-02 | インポート

つい先日通勤途中で、友人に出会いました。友人は寒い中でも原付バイクで亀岡市内を散歩しているとのことで、一度一緒にどうかと私に声をかけてくれました。

私は60歳を過ぎていますが、今まで散策でバイクに乗った経験が一度もありません。

それにもかかわらず、「春になって暖かくなったら、原付バイクで散策や花見ぐらいは一緒に行きたいネ~」と軽々しく返事をしてしまいました。

このことを妻に話すと、妻は休みの日に原付バイクを貸してあげるから、練習してみたらと快く、反面笑いながら、言ってくれました。

早速、休みの日に勇気を出してチャレンジすることにしました。

バイクに乗ってみると案の定、初心者の“お決まりパターン”どおり、アクセル操作がスムーズに出来ない為、ブレーキをかけることが多く、幾度となく体が前のめりになり、前進どころか横転しそうでした。その後も恐怖心と緊張感が相まって、なかなか上達しません。そこで思い切って、片道3km程行った所にあるトロッコ列車(嵯峨野観光鉄道)の亀岡駅まで往復することにしました。

スピードを出さないように注意しながら、走行を始めましたが、途中対向車が現れたり、車が側に寄ってきたりするので、興奮気味になり、寒さは何処かへ忘れ去り、冷や汗をかきつつ無事、家に戻ることが出来ました。

少し時間が経って、安堵感と共にバイク乗りにチャレンジできた事の喜びと、チャレンジする事の大切さを大いに感じました。

トロッコ列車は、冬の期間(1230日~229日)で運転しておられませんでした。

その為、駅にはお客様がおられないので、閑散としているものの、3月以降の運転再開に合わせ、静かに春を待っているのではないかと思われ、私も同様に事故を起こさず、安全運転を心掛けながら、このまま練習を続けて、春を待ちたいと思います。

Qqq

                        和食調理部 中江