真如堂の伝統潜むパッチワークの庭枯山水戦後の巨匠の一人に重森(しげもり)三玲(みれい)さんがおられる。築いた庭園は、東福寺や松尾大社など約200カ所あり、そびえ立つ巨石、グラフィックデザインのような敷石の模様、コンクリートの境界線……。どの枯山水も斬新だった。 三玲さんの孫にあたる千青さんは真如堂の「随縁の庭」に三井家の家紋のひし形の区画に、白、茶、黒3色の砂がパッチワークを織りなす枯山水を生み出した。おじいさんはたくさんの石を使われましたが、お孫さんは使われる石が少なく簡素な庭になって飽きの来ないものになったと感じます。