お久しぶりです。京都へお越しの皆様、明けましておめでとうございます。
2018年最初のお寺は金地院。
南禅寺の塔頭寺院で、国の特別名勝に指定されている「鶴亀の庭」、重文の方丈、探幽の鳴き龍、襖絵などが知られます。
また、東照宮は家康の遺言によって建てられた三東照宮の一つ(他の二つは久能山、日光)で遺髪、念持仏を祀ります。
日光や久能山の東照宮とは規模や壮麗さでは劣りますが、格は同格という事でしょうか。
鶴亀の庭は小堀遠州作庭の安土桃山の風格を備えた枯山水庭園。
方丈から見ると、右に鶴、左に亀が配され、間の巨石は東照宮の遙拝石でその奥が蓬莱山。
前面は白砂で文様が描かれています。
重文・茶席「八窓席」も遠州の作。
こじんまりしてはいますが、南禅寺へ行かれる際に立ち寄ってみられては如何でしょうか。
それでは今年も、石長ブログ「京のおさんぽ」をどうぞよろしくお願いいたします。
橋本でした。