相国寺は臨済宗相国寺派の本山。
「京都五山」の第二位に列せられる名刹。
今年の「京の冬の旅」では、相国寺の法堂、方丈とともに、今回初めてとなる、塔頭「豊光寺」と「林光院」が特別公開されました。
明治期の傑僧ゆかりの寺、相国寺・豊光寺。
平唐門の山門をくぐると、玄関までの庭には趣のある梅が見ごろを迎えていて、思わず「綺麗!」
本堂には鎌倉時代の作で近年修復された寺宝の本尊、釈迦如来像が安置されています。
この寺を明治期に再興した相国寺初代管長、荻野独園(どくえん)、室町幕府第十代将軍足利義稙の肖像画、さらに明治時代に活躍した山岡鉄舟の書などが特別公開。
方丈の南と書院の東には苔や白砂を配した枯山水庭園が広がります。
今回は訪ねませんでしたが、「林光院」は薩摩藩ゆかりの寺。
書院の南庭に咲く「鶯宿梅」は、36枚の花弁の色が、深紅から淡紅、純白に変わりますが、見ごろはもう少し先。
今回の京の冬の旅のパンフの表紙を飾るのは、ここ林光院の襖絵「虎図」です。
3月18日まで。
梅が見ごろを迎えた京都御苑のすぐ北にありますので併せてお楽しみいただけます。
京都好き男