八十歳の母と先祖の霊を供養するためにお墓参りに
行きました。前日に妹が参ってくれてましたので、
すでに花立てには、新し花が供えてありました。
私も、新たに供えようと、花立てを見ると、雨蛙が一匹
停まってました。逃げる事なくずうっといる姿をみて、ご先祖様が
蛙に姿を変えて、私と母を迎えてくれたのかもと思いました。
花に雨蛙が!
やはり写真で見ても不思議です。 <サイダー>
<●清水寺 千日詣り 特別拝観>
千日詣りは、観音様の最大の功徳日で、
「一日のお参りで千日分の御利益がある」と云われています。
特別拝観は、普段は入れない本堂の内々陣が公開され、
参拝客は、家内安全や学業成就などの願い事を書いたろうそくを献灯、
秘仏の十一面千手観音像(お前立ち)が納まる厨子の前で、
本尊と縁を結ぶとされる五色の綱を握り、手を合わせます。
夜の特別拝観は、より幻想的な光景を見る事が出来ます。
・内々陣特別拝観⇒8月9日~16日 9:00~16:00
・夜の本堂内々特別拝観⇒8月14日~16日 19:00~21:30
<●千本ゑんま堂 お精霊迎え>8月7日~15日
千本ゑんま堂の正式名称は「引接寺」で、本尊は閻魔王です。
閻魔大王は、死者の魂を、天国に行くか地獄に行くかを決める裁判官です。
開基は小野篁(おののたかむら)。
小野篁は、この世とあの世を行き来する神通力を持ち、
昼は宮中に赴き、夜は閻魔庁に仕えた、と云われています。
千本ゑんま堂は、北の葬送地であった連台野の入口にある由緒あるお寺です。
京都では、ご先祖様の精霊を「おしょらいさん」と親しみを込めて呼んでいます。
同寺は、前回紹介した「六道まいり」と同じ様な「お精霊迎え」が行われます。
参拝者は、戒名を記した水塔婆に槇の葉で水をかけ、
迎え鐘をつき、精霊さまを迎えます。朝から多くの参拝者で賑わっていました。
尚、14日には、千本六斎念仏が奉納されます。
<●矢田寺 送り鐘供養>
寺町三条上ル 寺町通りに面している矢田寺。
本尊の地蔵菩薩(矢田地薩)は、「代受苦地蔵」と呼ばれ、
人々の苦しみを代りに受けて下さると云われています。
同寺の梵鐘は、六道珍皇寺の「迎え鐘」に対し、「送り鐘」と呼ばれ、
「五山の送り火」にお盆の精霊を送るために鐘を撞きます。
一人一打、自由に撞く事ができます。是非どうぞ。<京都 好き男>
ここ近年、全国的に空き家の問題が話題になっておりますが、
京都市も今年、空き家条例を施行し、倒壊の危険や防犯、
景観への影響を調べる判定作業を始めております。
市は、改修工事の補助事業を始めてますが、中でも、
版画家・棟方志功のためのゲストハウスだった空き家を活用し、
地域住民や大学生が交流するイベントスペースを開設した家もあり、
季節の和菓子作りや、有機野菜を使った料理教室の催しも行われます。
以前、私がよく自転車で市内を走っていると、たまに空き家を見かけましたが、
特に京町家の空き家は、なんとか保存し、後世に残していきたいと思いました。
<松井です>
10日、台風11号が近畿地方に最も接近し正午~15時にかけて、猛烈な雨と
なりました。16時、台風が通過した直後の賀茂川、柊野ダムの様子です。
いつも静かな賀茂川が大迫力です。
中州はすべて水の中です。
恐ろしいが、人を引きつける魅力があります。
私以外にも、多くのギャラリーがいました。 <サイダー>
京都では、8月13日から始まり、16日の五山の送り火に終わる盂蘭盆には、
各家に於いて、霊を祀る供養が行われますが、
「六道珍皇寺」では、その前の4日間(8月7日から8月10日)に、
精霊(しょうりょう)を迎えるために参詣する「六道まいり」の風習があり、
私が行った日にも、多くの人で賑わっていました。
これは、同寺付近は平安時代・葬送地(鳥辺野)の端にあたり、
あの世の入り口「六道の辻」と呼ばれ、まさに生死の界であり、
お盆には精霊が通ると信じられたからであろうと伝えられています。
参詣にあたっては、境内の参道で売っている高野槇(こうやまき)を買い、
本堂で水塔婆に、亡くなった方の戒名を書いてもらい、
「迎え鐘」をつき、石地蔵の前で水回向します。
高野槇は、“おしょらいさん”とともに、懐かしき我が家へしばしの里帰り。
ちなみに「六道」とは、地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天童の六種の世界を言い、
「六道の辻」は、まさしく六道の分岐点です。
また、京都では、「野」がつく所は、平安時代の葬地だったそうです。
西では「化野(あだしの)」、北では「連台野」「紫野」、東は「鳥辺野」がそうです。
尚、当時の境内には、薬師如来坐像・小野篁像・閻魔大王坐像が祀ってあり、
本堂の裏には、小野篁が冥土通いに使ったと云われる、
冥界への入り口、「冥土通いの井戸」、
冥界からの出口「黄泉がえりの井戸」が残っています。
ここで忘れてはならない、由来ある「幽霊子育飴」。
同寺より少し西に行った「幽霊子育本舗」にて売られており、麦芽糖の風味が特徴です。
次は近くの六波羅密寺へ。西国三十三所観音霊場の第17番札所です。
ここでは灯明を供え、先祖や精霊を供養し、滅罪を祈る万灯会が行われていました。
灯明を「大」のかたちに灯し、ご先祖様を迎えます。
同寺には、本尊の国宝十一面観音像とともに、
空也上人立像、平清盛像等が安置されています。
京都にはまだまだ、各寺にてお盆の伝統行事があります。
是非、ご先祖様を偲んで下さい。合掌。<京都 好き男>
京都にお越しの皆様、ありがとうございます!
暦の上では立秋ですが、まだまだ暑い日が続きます。
お体には気をつけて、京都観光をお楽しみ下さい。
昨日、仕事が休みの日、散歩に出かけてきました。
夏の花といえば、ひまわり・あさがお、思わずパチリ。
帰り道、大きな虹が出ていました。
橋本でした
日頃、汗だくになって働いてる私達。
だけど今日は特別。とってもとっても楽しいお仕事。
クロス洗いにお膳洗い、頭の上は暑いけれど、
足元はひんやりお水で気持ちいい!
40才、50才、60才おじちゃん、おばちゃんが童心に返ったひとときでした。
近くにいらっしゃったお客様が、
「楽しそうに働いてるね」って言って下さった一言でさらにやる気満々!
みがく手にも力が入りました! <ふくすけ・たらちゃん・ゆう>
1.京の花街で「八朔」
黒紋付の正装で、芸舞妓が日頃からお世話になっている、芸事の師匠やお茶屋をまわって、
あいさつする伝統行事「八朔」が、1日、花街でありました。
私は、祇園白川の辰見神社付近が、芸舞妓を見るには絶好と聞き、行きましたが、
すでに観光客や写真愛好家で一杯、少しだけしか見られませんでした。
一力亭付近も一杯との事でした。
「八朔」とは、旧暦8月1日の事で、「朔」とは1日の意味だそうです。
昔は「田の実の節」といい、この「たのみ」を「頼み」とかけ、
武家や公家の間でも、日頃お世話になっている人にその恩を感謝する意味で、
贈り物をするようになったそうです。「お中元」も「八朔」からはじまった、とも言われています。
2.花街のビアガーデン
<宮川町ビアガーデン>
五花街の1つ、宮川町で1970年から9年間実施していたビアガーデンが、36年ぶりに復活。
宮川町歌舞練場横の屋根つきの特設会場にて、周囲の飲食店の協力で、
ビールや食事を提供。芸舞妓のもてなしで、涼しい夜をお愉しみ下さい。
午後6時~7時半と、午後8時~9時半の2回を予約制で入れ替え、
ドリンク1杯・オードブル付きで3千円です。期間は8月1日~8月15日です。
尚、宮川町一帯を約130基の灯籠で照らす「宮川町街の灯り」も実施(午後10時まで)
されますので、花街の風情を味わって頂くのはいかがでしょうか。
<上七軒ビアガーデン>
上七軒歌舞練場では、7月1日~9月5日(午後5時半~22時)まで、
毎日(8月15日~17日休み)、夏恒例のビアガーデンが催されています。
おそろいの浴衣姿の芸舞妓が毎日6名でおもてなししてくれます。
最初の1セット(ビール1杯、付き出し)で2千円です。
空いていれば予約無しでも行けますが、予約が無難かと思います。
3.京の夏の旅
「角屋」「輪違屋」特別公開(9月14日まで)
京都には5つの花街(祇園甲部・宮川町・先斗町・祇園東・上七軒)がありますが、
かつては、島原が江戸期に栄えた花街でした。
「角屋」は江戸のおもてなし文化の場で、揚屋建築の唯一の遺構として
国の重要文化財に指定されました。今回は1階が特別公開されています。
(*2階座敷と美術館はご覧いただけません)
「輪違屋」は、揚屋と置屋を兼ね備えた、現存する唯一の店で、
日本で唯一「大夫」が居る所です。10年ぶりの特別公開となります。
暑い夏の京都の風情を、ぜひ堪能されてみてはいかがでしょうか。
<京都 好き男>
京の夏の旅で紹介されている「輪違屋の特別公開」を見にいきました。
公開は10年ぶりのことだとか!
京都駅から市バスの206系統に乗車し、島原口にて降車。
そこから徒歩10分ほどで花街の入口が見えてきます。
輪違屋は島原で現存する唯一の置屋ですが、今ではお茶屋さんとしても営業しております。
つまり、京都には今でも太夫さんがいるんです!
建物の構造や花街の文化、歴史上の人物との交流など、
ベテランガイドさんが丁寧に説明してくださいます。
輪違屋さんを出て150mほど進むと角屋さんがあります。
角屋さんとは「揚屋」、お座敷のことです。
営業されていた当時は超高級料亭でしたので、建物の造りがやっぱり豪華です。
ここでもガイドさんが説明してくださいます。
最後は八木邸。
八木邸に関しては通年公開していますが、島原で新撰組の話を聞いたらなんだか足取りを追ってみたくなり徒歩で壬生へ。
大きな建物ではないので見る所はあまりありませんが、
ガイドさんのお話がとにかく面白いです!
芹沢鴨を討った際の生々しい話や、新撰組隊士の言葉や表情など最近の事のように説明して下さいます。
テーマを決めて散策するのも楽しいものですね!
幕末の京都の面影を探しにぜひぜひ京都におこしやす!
〈KURO〉