先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

札幌医大で鎮魂の祈り アイヌ遺骨の慰霊祭

2018-10-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/03 19:23 更新

札医大で行われたカムイノミ
 札幌医大が研究目的で保管しているアイヌ民族などの遺骨に対する慰霊祭「イチャルパ」が3日、札幌市中央区の同大構内で開かれ、道アイヌ協会の会員や大学関係者ら約70人が鎮魂の祈りをささげた。
 道アイヌ協会主催。同大はアイヌ民族の267体とオホーツク文化人などの370体の計637体の遺骨を保管している。遺骨の収集・保管については人権問題として議論されており、儀式に先立ち、道アイヌ協会の加藤忠理事長は「協会が責任を持ち、全ての遺骨がどのような経緯で保管されているのか、対話と合意形成に基づき解明していく」と述べた。
 参加者たちは、祭壇にまつった山や水などの神々に神酒をささげるカムイノミ(神々への祈り)の後、お供えをするなどして先祖の霊を供養するイチャルパを行った。儀式の後には、日本人類学会による講演会も行われた。(斉藤千絵)
☆イチャルパのルは小文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/234550

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「犬のおまわりさん」ヒグマ寄せ付けず 北海道犬が畑の食害防止に貢献 森町

2018-10-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/03 12:27

 【森】ヒグマによる農作物への被害が全道で相次ぐ中、渡島管内森町の白瀬農園では、国の天然記念物の北海道犬が食害対策で活躍している。8月から北海道犬を連れてパトロールを始めたところ、犬の気配や尿の臭いを嫌ってヒグマが近寄らなくなり、被害が激減した。北海道犬はアイヌ民族がヒグマ猟に伴うほど勇敢なことで知られ、本州ではイノシシ猟に重宝されている。しかし、飼育数は年々減少しており、関係者は「ヒグマ対策に活用することで、北海道犬を見直す動きが広まれば」と期待する。
 道猟友会森支部などでつくる森町ヒグマ被害対策本部によると、町内のヒグマの目撃や農作物被害などの情報は昨年度66件に達し、統計を開始した1991年度以降最多に。本年度も9月末時点で52件に上り、特に畑での食害が深刻化している。
 白瀬農園では12ヘクタールの畑でスイートコーンやカボチャなどを栽培するが、昨夏は収穫間近にコーンの一部を食い荒らされる被害が出た。対策に頭を痛めていたところ、会員制交流サイト(SNS)で北海道犬を知り、昨秋、猟犬用に繁殖された雄の子犬1匹を譲り受け、「小太郎」と名付けた。主従関係を徹底させ、基本的なしつけを行った後、森の中にあるコーン畑や周囲の獣道などを覚えさせた。
 1歳になった今年8月から毎朝パトロールを開始。獣道を走り回ってクマの痕跡を探し、尿による臭いづけ(マーキング)を行ったところ、ほぼ食害がないまま、9月上旬、無事に収穫を終えた。飼い主の白瀬真さん(44)は「8月初旬の長雨後、パトロールをサボった日に3本味見されただけで済んだ」と驚く。
 小太郎を紹介した社団法人「天然記念物北海道犬保存会」(札幌)会員の佐藤幹(かん)さん(69)=札幌市=は「小太郎の見回りと臭いをヒグマが嫌ったのではないか」とみる。本州では猟犬に育てた北海道犬がイノシシ猟などで活躍しているが、ヒグマの食害対策に北海道犬が活用されている例は聞いたことがないという。
 道立総合研究機構環境科学研究センター道南地区野生生物室(檜山管内江差町)の釣賀一二三(つるがひふみ)室長は「ヒグマも犬も個体により個性が違うので犬を連れていれば安全という訳ではないが、クマに対応できるよう訓練した北海道犬を上手に使えば、食害対策に一定の効果が期待できる」と話す。
 血統書付きの子犬の数は同保存会だけで1971年には7千匹を数えたが、繁殖数の減少や室内で飼える小型犬の人気などもあり、昨年は約200匹にまで減った。佐藤さんは「猟犬として訓練し、ヒグマの食害防止に新たな活路を見いだせれば」と語る。(鈴木陽子、写真も)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/234377

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道地震で国の文化財8件被害 五稜郭、アイヌ伝承の岩など

2018-10-04 | アイヌ民族関連
web東奥 2018年10月3日
 北海道の地震で崩れ落ちた五稜郭跡の石垣(奥)=2日、北海道函館市
 最大震度7を観測した北海道の地震では、道内にある国の文化財のうち8件で、石垣の崩落やひび割れなどの被害が確認されたことが3日、文化庁への取材で分かった。道は修復などについて「被害を精査した上で国と連携する」と説明。文化庁は要請があれば、文化財調査官の派遣なども検討するとしている。
 函館市では特別史跡の五稜郭跡で、南西側の石垣が幅約6メートル、高さ約2メートルにわたって堀の水中に崩れ落ちた。平取町では、アイヌ民族ゆかりの重要文化的景観などに被害が発生。3頭の親子グマが山を登っているように見える「ウカエロシキ(クマの姿岩)」の一部が崩れた。
(共同通信社)
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/95533

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大英博物館 アイヌ工芸品の常設展示始まる(動画)

2018-10-04 | アイヌ民族関連
テレ朝[2018/10/03 05:58]

 イギリス・ロンドンの大英博物館で、海外では初めてとなる北海道のアイヌ工芸品の常設展示が始まり、製作者が喜びを語りました。
 大英博物館で、日本を紹介する「ジャパニーズ・ギャラリー」が先月27日にリニューアルオープンしました。展示室では、アイヌの守り神であるフクロウの孵化(ふか)を表現し、アイヌ文化継承への願いを込めた木彫りの作品が公開されました。
 作品を制作した貝沢徹さん:「世界的な博物館の古い資料のなかに(アイヌの)アート作品が入る。これは大きな意味があると思います」
 大英博物館・ルマニエール学芸員:「収蔵に値するアイヌ芸術家の作品がたくさんあります。今後、多くの展示のきっかけとなることを願っています」
 アイヌの工芸品が海外の大規模な博物館で常設展示されるのは初めてです。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000137554.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<北海道>イギリス大英博物館にアイヌ工芸品を常設展示(動画)

2018-10-04 | アイヌ民族関連
HTB 10/3(水) 12:14配信

 北海道のアイヌ工芸品の常設展示がイギリス・ロンドンの大英博物館で始まり、アイヌ工芸作家が喜びを語りました。
 ロンドンの大英博物館で日本を紹介するコーナー「ジャパニーズ・ギャラリー」が先月27日にリニューアルオープンしました。展示室ではアイヌの守り神であるフクロウのふ化を表現しアイヌ文化継承への願いを込めた木彫りの作品が公開されました。アイヌ工芸作家=貝沢徹さん:「世界的な博物館の古い資料のなかに(アイヌの)アート作品が入る。これは大きな意味があると思います」。大英博物館ルマニエール学芸員:「収蔵に値するアイヌ芸術家の作品がたくさんあります。今後多くの展示のきっかけとなることを願っています」。アイヌの工芸品が海外の大規模な博物館で常設展示されるのは初めてです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181003-00000002-htbv-hok

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「将来の観光資源に」 手工芸の担い手を育成講座刺しゅうコース始まる-白老

2018-10-04 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2018/10/3配信
岡田さんの指導を受けながら刺しゅうに取り組む受講者たち
 白老町主催のアイヌ文化を取り入れた手工芸担い手育成講座刺しゅうコースが9月29日、町総合保健福祉センターで始まった。町内のアイヌ文様刺しゅうサークルフッチコラチ代表の岡田育子さんを講師に招き、アイヌ文様刺しゅう商品化の担い手を目指す。
 町では2020年の民族共生象徴空間開設に向け、アイヌ文化を取り入れた手工芸品づくりの担い手を養成し、地域経済の活性化と雇用創出につなげようと、国の交付金を活用したおもてなしガイド・アイヌ文化担い手育成事業を実施。この一環として、刺しゅうコースと編み方コースの2コースによる手工芸担い手育成講座を9月からスタートさせた。
 刺しゅうコース初回のこの日は、20人が参加。町は、同事業の趣旨などについて「手工芸を白老の将来の観光資源としていきたい」と説明。岡田さんは「一緒に作品づくりをやっていきましょう」と呼び掛けた。
 早速、テキストに沿って講座を開始。受講生たちは、アイヌ文様刺しゅうの初心者から経験者まで幅広く、自分のペースでどんどん進む人もいれば、一つずつ岡田さんにアドバイスを受けながら挑戦する人も。それでも多くの受講生は楽しそうに刺しゅう作業に熱中していた。
 各コースともに全4回で、11月まで行われる。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/14797/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東農大院生が日本熱帯農業学会優秀発表賞を受賞

2018-10-04 | 先住民族関連
農協新聞 018.10.03 
 日本熱帯農業学会は、第124回講演会の優秀発表賞を東京農業大学大学院の大穂清隆さんに授与した。
 日本熱帯農業学会の第124回講演会が9月29日~30日に京都大学で開かれ、「ジャボチカバ・サバラの果実肥大および種子発達様式」について研究発表した東京農業大学大学院国際農業開発専攻博士前期課程2年の大穂清隆さんが、同学会の優秀発表賞を受賞した。
 ジャボチカバとは、幹が太い樹高10mほどの高木で、白い花を咲かせ、巨峰のような果実をつけるフトモモ科の常緑性観葉植物で、ブラジル先住民族のトゥピ語で「亀のいる地」を意味する。大葉系四季成りのサバラ種は、マンゴスチンのような甘くておいしい味だが、成長が遅く、種があり、食べる部分が少ない。この果実の品種改良につながる研究発表だった。
https://www.jacom.or.jp/saibai/news/2018/10/181003-36282.php

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イーロン・マスクx前澤友作 アーティストが見る月面の姿とは

2018-10-04 | 先住民族関連
Forbes JAPAN 2018/10/03 18:00 Benjamin Wolff , Contributor
1775年7月30日、ジェームス・クック船長は、南極海を通って地球を周回する3年間の航海を終えて英ポーツマス港に帰港し、英雄として迎えられた。帆船「レゾリューション号」には若き芸術家ウィリアム・ホッジスも乗船。航海の間、ホッジスは絵筆を取り、タヒチやイースター島、そしてポリネシアの先住民や動植物の姿を描いた。
1830年、米国人画家ジョージ・カトリンは、軍人ウィリアム・クラークと共にミズーリ川をさかのぼる外交遠征に同行し、先住民のマンダン族、シャイアン族、クロウ族を訪れた。カトリンが描いた先住民の精緻で繊細な描写は大きな衝撃をもたらした。カトリンの絵は特に欧州で人気となり、それまで先住民を「野蛮人」とみなしていた人々の認識を変えた。
携帯カメラが登場する前の時代は、科学の発展や、母国の人々と体験を共有するため、大規模な探検にアーティストを連れていくことは必須だった。現代では、デジタル一眼レフやスマートフォンのカメラ、ドローンなどがあるため、探検家は全てを自力で記録できる。調査チームにアーティストを同行させるのは、もはや古臭く時代遅れにも思われる。
スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は先月17日の記者会見で、同社の新型ロケットBFRによる月への往復旅行に参加する初の乗客として、日本の富豪で起業家の前澤友作が選ばれたと発表した。だが、会見での最大のサプライズは、出発予定日の5年以上も前に発表を行ったマスクの大胆不敵さではない。
それは、会見開始の約20分後、前澤が月旅行の全座席を買い占めた上、アーティストたちを同乗させると表明したことだった。
前澤は「2023年、私はホストとして、この月へのミッションに同行するアーティストを世界中から6~8人招待したい」と表明。「アーティストには、地球帰還後、何か制作してもらうことになる。創られた傑作の数々は、私たち皆が持つ夢見る心を刺激するだろう」と語った。
これは単なるパフォーマンスなのだろうか?
スペースXが、競合他社のどこよりも低コストで衛星を効率的に軌道に乗せることに成功し、ロケット業界を革新できることを証明したのは間違いない。しかし同社は同時に、これまで凝り固まったロケット科学者とパイロットのまじめな印象を築いてきた業界に、奇抜さを導入しようとしている。(続きあり)
https://forbesjapan.com/articles/detail/23261

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

崖の上にたたずむイタリアの村は 『天空の城ラピュタ』を彷彿とさせる

2018-10-04 | 先住民族関連
CREA 2018/10/03 12:00
Magnificent View #1436
チヴィタ・ディ・バーニョレージョ(イタリア)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
 切り立った崖の上に突如として現れる村は、まるで天空に浮いているかのよう。
 このような僻地に村が生まれたのは、2,500年以上も前のこと。先住民族のエトルリア人が、天然の要塞ともいえる崖の上に、自分たちの居住地を築いて以来の長い歴史がある。
 アニメーション映画の『天空の城ラピュタ』を思わせるような絶景は圧巻だ。だが、ここには「死にゆく町」という不名誉な別名もある。
 常に崖が崩壊の危機にさらされていることと、アクセスや住環境の悪さから住民が年々流出していることから、そう呼ばれるようになったのだとか。
 隣町とも隔絶され、村に入るには、長さ300メートル以上に及ぶ急勾配の細い橋を渡っていかなければならない。暮らしているのはわずか数世帯。まさに陸の孤島だが、その寂しさに哀愁を感じるのか、最近は観光客も増えつつあるという。
文=芹澤和美
https://woman.infoseek.co.jp/news/trend/creabunshun_20896

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする