北海道新聞 10/03 19:23 更新

札医大で行われたカムイノミ
札幌医大が研究目的で保管しているアイヌ民族などの遺骨に対する慰霊祭「イチャルパ」が3日、札幌市中央区の同大構内で開かれ、道アイヌ協会の会員や大学関係者ら約70人が鎮魂の祈りをささげた。
道アイヌ協会主催。同大はアイヌ民族の267体とオホーツク文化人などの370体の計637体の遺骨を保管している。遺骨の収集・保管については人権問題として議論されており、儀式に先立ち、道アイヌ協会の加藤忠理事長は「協会が責任を持ち、全ての遺骨がどのような経緯で保管されているのか、対話と合意形成に基づき解明していく」と述べた。
参加者たちは、祭壇にまつった山や水などの神々に神酒をささげるカムイノミ(神々への祈り)の後、お供えをするなどして先祖の霊を供養するイチャルパを行った。儀式の後には、日本人類学会による講演会も行われた。(斉藤千絵)
☆イチャルパのルは小文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/234550

札医大で行われたカムイノミ
札幌医大が研究目的で保管しているアイヌ民族などの遺骨に対する慰霊祭「イチャルパ」が3日、札幌市中央区の同大構内で開かれ、道アイヌ協会の会員や大学関係者ら約70人が鎮魂の祈りをささげた。
道アイヌ協会主催。同大はアイヌ民族の267体とオホーツク文化人などの370体の計637体の遺骨を保管している。遺骨の収集・保管については人権問題として議論されており、儀式に先立ち、道アイヌ協会の加藤忠理事長は「協会が責任を持ち、全ての遺骨がどのような経緯で保管されているのか、対話と合意形成に基づき解明していく」と述べた。
参加者たちは、祭壇にまつった山や水などの神々に神酒をささげるカムイノミ(神々への祈り)の後、お供えをするなどして先祖の霊を供養するイチャルパを行った。儀式の後には、日本人類学会による講演会も行われた。(斉藤千絵)
☆イチャルパのルは小文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/234550