函館新聞2018.10.30
アイヌ語の江差追分を熱唱する押野さん(左)
【江差】公益財団法人アイヌ民族文化団体のメンバーによる「アイヌ古式舞踊特別公演」が27日、江差追分会館で開かれた。アイヌの伝統的な歌や踊りに加え、アイヌ語による江差追分も披露され、150人を超える来場者を魅了した。
同財団は札幌に本部事務局、白老町に民族共生象徴空間運営本部を置き、アイヌ文化の保存、継承に取り組んでいる。
今回の公演は江差追分交流発展事業として実現。江差町とアイヌ民族が古くから関わりが深かったことから、アイヌ語に翻訳した江差追分を苫小牧市の押野里架さん(33)がアイヌ民族の衣装をつけて熱唱。初めて聞く新鮮な響きに、観客は熱心に耳を傾けていた。
このほか床を叩きながら輪唱する「ウポポ」や、クマの霊を慰める儀式「イヨマンテリムリムセ」など、アイヌ独自の舞踊が次々と繰り広げられた。
押野さんは「小さいころから江差追分を歌っていたが、まさかアイヌ語で歌う日が来るとは思っていなかった。日本の伝統的文化とアイヌの文化の融合を楽しんでもらえればうれしい」と話していた。
同財団によるアイヌ古式舞踊とアイヌ語の江差追分は、来年1月19日に札幌で開かれる江差町日本遺産認定記念「江差追分札幌コンサート」(江差町など主催)でも披露される予定。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/8374
アイヌ語の江差追分を熱唱する押野さん(左)
【江差】公益財団法人アイヌ民族文化団体のメンバーによる「アイヌ古式舞踊特別公演」が27日、江差追分会館で開かれた。アイヌの伝統的な歌や踊りに加え、アイヌ語による江差追分も披露され、150人を超える来場者を魅了した。
同財団は札幌に本部事務局、白老町に民族共生象徴空間運営本部を置き、アイヌ文化の保存、継承に取り組んでいる。
今回の公演は江差追分交流発展事業として実現。江差町とアイヌ民族が古くから関わりが深かったことから、アイヌ語に翻訳した江差追分を苫小牧市の押野里架さん(33)がアイヌ民族の衣装をつけて熱唱。初めて聞く新鮮な響きに、観客は熱心に耳を傾けていた。
このほか床を叩きながら輪唱する「ウポポ」や、クマの霊を慰める儀式「イヨマンテリムリムセ」など、アイヌ独自の舞踊が次々と繰り広げられた。
押野さんは「小さいころから江差追分を歌っていたが、まさかアイヌ語で歌う日が来るとは思っていなかった。日本の伝統的文化とアイヌの文化の融合を楽しんでもらえればうれしい」と話していた。
同財団によるアイヌ古式舞踊とアイヌ語の江差追分は、来年1月19日に札幌で開かれる江差町日本遺産認定記念「江差追分札幌コンサート」(江差町など主催)でも披露される予定。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/8374