先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

やり一突きサケ捕った アイヌのマレック漁体験【帯広】

2018-10-01 | アイヌ民族関連
十勝毎日新聞2018.09.30

マレック漁を体験する参加者
 アイヌ民族伝統の「マレック漁」の体験会が30日、帯広啓北小学校前の伏古別川で行われた。地域の子どもら約50人が参加した。
 帯広アイヌ協会(笹村昭義会長)の主催で、昨年に続き2回目。初めに笹村会長が「昔は伏古別川にもサケが遡上していた。伝統ある漁法に少しでも触れてもらえたら」とあいさつ。帯広カムイトウウポポ保存会のメンバーらによる「カムイノミ」が実演され、約30匹のサケが放流された。
 マレック漁は、先端にかぎ針が付いたやりでサケを突いて捕まえる漁法。参加者は同協会のメンバーから説明を受けながら、実際に漁を体験した。参加した男子児童(12)は「難しかったけど捕まえられた。すごい技術だと思った」と話した。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/7904

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コラム凡語:シシャモ

2018-10-01 | アイヌ民族関連
[京都新聞 2018年09月30日掲載]
 焦げ目の香ばしさと卵のプチプチした食感に、つい杯が進む。シシャモは居酒屋でも人気上位のつまみだろう。でも私たちが食べているのは大半が輸入された「カラフトシシャモ」で、本物とはかなり離れた種らしい▼正真正銘のシシャモは北海道の固有種で、道の太平洋岸でしか取れない。水揚げ日本一を誇り、この魚を「町魚」とするのが胆振地方のむかわ町である。本物は食感、風味とも優れ、類似品は「足元にも及ばない」と地元漁協は胸を張る▼同町は先日の地震で30余人が亡くなった厚真町に隣接し、町内でも多くの負傷者や建物被害が出た。シシャモの販売店や加工場も被災し、停電で冷凍庫が使えず商品の廃棄を迫られた店もある▼アイヌ神話では、飢えに苦しむ住民を救うため、神が川に流した柳の葉が魚に姿を変えたと伝わる。アイヌ語の「ススハム(柳の葉)」が転じてシシャモの名がついた▼町内を流れる鵡(む)川にはまもなく産卵のため親魚が上ってくる。新鮮なものは生で味わうことができ、すしや汁物をふるまう11月の恒例イベントは多くの観光客でにぎわう▼町によると、今年の開催には議論もあったが、復興の象徴として実施する方向という。漁の解禁はあす1日。地震で試練を与えた自然だが、今度は豊かな恵みを授けてほしい。
https://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20180930000054

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松阪市が243石使用し松浦武四郎愛用の大首飾りレプリカ

2018-10-01 | アイヌ民族関連
産経ニュース 2018.9.30 07:07
 「北海道の名付け親」と呼ばれる松阪市出身の探検家、松浦武四郎(1818~88年)が愛用した古代のひすいの勾玉などを連ねた大首飾りのレプリカを、同市が作り、報道陣に公開した。
 武四郎は、北海道の詳細な地図を作製、アイヌ民族に対する和人の差別を記録するとともに、屈指の骨董品コレクターとしても知られている。首飾りは縄文から古墳時代、そして近代までの243の石を連ね長さ145センチ。3キロの重さがある。
 市は新潟県糸魚川市のひすい職人、山田修さんにレプリカを依頼。静嘉堂文庫美術館(東京都世田谷区)が所蔵する実物を約1年かけて写し、国内外の原石を削って完成させた。費用は約300万円。
 10月13日から一般公開し同市小野江町の松浦武四郎記念館で展示。14日から11月11日までは毎日、先着10人が着用できる。
http://www.sankei.com/region/news/180930/rgn1809300027-n1.html

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【書評】『北のあけぼの 悲運を超えた明治の小学校長』沖藤典子著

2018-10-01 | アイヌ民族関連
産経ニュース / 2018年9月30日 14時22分
 激動の明治、北海道の初等教育に奔走した男の物語である。
 幕末、急変する社会を見据えて教育で身を立てようと決意する盛岡新田藩士の子、安田貞謹(さだもり)。私塾に夢を抱いて北の大地に飛び込み、突き進む若さ、バイタリティーがすさまじい。
 飛び込みで寺に「私塾に雇ってほしい」旨の張り紙をしたり、旧知の人に請われ、室蘭で校長になったり。アイヌの子供への教育をめぐって葛藤する場面は胸に迫る。
 北海道初の図書館をつくった貞謹は、ノンフィクション作家として知られる著者の母方の祖父。明治の男の一途(いちず)な生き方が光る。(現代書館・1800円+税)
https://news.infoseek.co.jp/article/sankein_lif1809300027/

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高倉健「網走番外地」はフィクションではなかった

2018-10-01 | アイヌ民族関連
ブックウオッチ2018/9/30

書名 鎖塚
サブタイトル 自由民権と囚人労働の記録
監修・編集・著者名 小池喜孝 著
出版社名 岩波書店
出版年月日 2018年6月16日
定価 本体1420円+税
判型・ページ数 文庫・400ページ
ISBN 9784006033095
BOOKウォッチ編集部コメント
 明治維新は日本を大きく変えた。中でも北海道の変わり方は日本のどこよりも劇的だった。未開の原野が短期間で切り開かれ新天地となった。ロシアの南進に備えるためにも、新政府にとっては北海道の整備を急ぐ必要があった。
 本書『鎖塚――自由民権と囚人労働の記録』(岩波現代文庫)は、そうした急激な北海道開拓がどのように行われたのか、裏面史を掘り起こしたものだ。原本は1973年に現代史出版会から刊行されており、本書は久しぶりの復刻版となっている。
ロシアはシベリア鉄道の測量を始めていた
 「鎖塚」と聞いて、何のことか、すぐわかる人はかなり北海道の歴史に詳しい人だ。公知のように、北海道開拓には多数の「囚人」が動員された。彼らは逃亡しないように、両足に約4キロの鉄玉を付け、ペアとなる囚人と鉄の鎖で繋がれていた。重労働の末に亡くなった人も多かった。鎖を付けたまま埋められた彼らの墓を「鎖塚」というのだ。
 網走から北見に抜ける「北見道路」(163キロ)は「囚人道路」と呼ばれている。1891年に切り開かれた。当時人口約600人といわれた網走に、全国から約1500人の囚人が送り込まれた。シベリアではそのころロシアが鉄道敷設の測量に着手していた。ロシアに備えるために、屯田兵村をオホーツク沿岸部に作る必要があるということで道路建設が急がれた。一種の軍事道路だった。
 突貫工事の苛酷な労働だったから逃亡者も出た。「逃亡せる者は斬殺」とされていた。まず足を銃撃し、抵抗すると斬る。「拒捕斬殺」という。これは看守の権限とされた。毎日のように脱走者が出たという。いわば見せしめのために鎖や縄を付けたまま埋葬した。
 のちに近隣の田畑を掘り起こしていると、白骨と共に鎖が出て来ることがあった。「鎖塚」だ。この「北見道路」周辺には何か所かあり、近年、地元の人たちが慰霊碑もつくっている。
 映画「網走番外地」を見た人なら思い出すだろう。高倉健が脱走するシーン。手錠と鎖で繋がった相棒と、雪原を転がるように逃げ回る。似たようなことが実際に「国策」の陰で北海道開拓では起きていたのだ。
政治犯も含まれていた
 著者の小池喜孝さん(1916~2003)は民衆史研究者として知られる。東京生まれ。出版社員などを経て北海道に渡り、北見工業高校の教員になる。オホーツク民衆史講座を主宰し、のちに北海道歴史教育者協議会の副会長も務めて歴史に埋もれた人々に目を向けた。
 小池さんは、民衆史研究者として、1884(明治17)年に埼玉県で起きた「秩父事件」を追っていた。自由民権運動では最大級の事件とされる。首謀者の何人かは懲役10年以上の刑で北海道に送られている。その足取りを調べているうちに、北海道の刑務所に関心を持つようになる。
 北海道には1881(明治14)年以降、樺戸(現月形町)などあちこちに「集治監」(現在の刑務所)ができていた。収監されるのはおおむね重罪の囚人だった。その中には、通常の刑法犯だけでなく、政治犯も含まれていた。西南戦争の敗惨囚もいた。
 本書は「秩父事件」の関係者の消息探しから始まり、さらに「囚人労働廃止をたたかった人々」「朝鮮人・中国人の強制連行と労働」「三池炭鉱から送られた人たち」など地域やテーマが次第に広がっていく。そして、北海道がどのような手立てで開拓されたか振り返る。
アイヌ人を使わなかった理由
 本書で意外なことも知った。たとえば福岡県三池の「集治監」の地下はトンネルで炭坑とつながっており、囚人が炭坑で働かされていた。明治19年からの11年間に686人の囚人が死んだという。三池ではしばしば暴動がおこり、首謀者が北海道に送られた。
 なぜ北海道の開拓にアイヌ人を動員できなかったも記されている。江戸後期からのアイヌ虐待で人口が減少していたこと、元々漁労民なので土木工事に適さなかったこと、無理やり樺太から連れてきて働かせようとしたが、コレラや天然痘で大量の病死者が出たことなどによる。当初はアイヌ人利用を目論んだが、無理と分かり、囚人に切り替えたというわけだ。
 本書を読んでもう一つ印象に残るのは、あちこちで、著者に協力する地元の研究者が登場することだ。地域史、郷土の民衆史の研究は一人でできるものではない。小池さんの名前は民衆史研究の分野で燦然と輝くが、その陰にはまた小池さんが頼りにした人が多数いたということも改めて知った。
https://www.j-cast.com/bookwatch/2018/09/30008017.html


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ボール形砂時計登場へ NEW!

2018-10-01 | 先住民族関連
大分合同新聞2018/10/01 03:01
 2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の公認キャンプ地となった別府市内で、記念イベントや街の装飾などが続々と計画されている。大会開幕まであと1年。市民の関心を高めるための取り組みにも一層力が入っている。
 JR別府駅東口には7日から、ラグビーボール形の砂時計モニュメントが登場する。W杯公式球デザインで高さは6・6メートル。砂時計がカウントダウンの役割を果たす。名称は番狂わせの意味がある「ジャイアントキリング」。15年W杯で日本代表が強豪・南アフリカ相手に演じた歴史的な勝利と、引っ繰り返しながら使用する砂時計にちなんで命名した。
 同日には駅前で開幕1年前イベントを開く。トークショーでは、ドラマ「スクール・ウォーズ」主演の俳優山下真司さんと音楽グループ・TRFのリーダーで、ラガーマンだった「DJ KOO」さんが対談する。ニュージーランド・ロトルア市のマオリ民族舞踊や、オーストラリアの先住民族アボリジニの管楽器ディジュリドゥの演奏など別府でキャンプをする国々にちなんだ出し物もある。
 開幕1年前行事の一環として、世界最高峰リーグ・スーパーラグビーに参戦する日本チーム「サンウルブズ」によるコーチングクリニックも実施。元日本代表で現サンウルブズコーチの田辺淳氏や長谷川慎氏、チーム所属のホセア・サウマキ選手らが1~8日にかけて、市内外の小中高大生や社会人を指導する。
 今後、幹線道路や商店街、観光スポットなどに看板やのぼり旗を設置するほか、公用車のラッピングなどを計画している。長野恭紘市長は「当初は雲をつかむような話だったキャンプ誘致が実り、強豪チームが別府に来るという実感も徐々に湧いてきた。1年後に向けて、機運醸成に努めていきたい」と話している。
 イベント日程などの問い合わせは市文化国際課の国際スポーツキャンプ誘致推進室(TEL0977・21・1777)。
※この記事は、10月1日大分合同新聞朝刊11ページに掲載されています。
https://oita-press.co.jp/1010000000/2018/10/01/JD0057368371

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台湾の食や文化満喫 きょうまで仙台でイベント

2018-10-01 | 先住民族関連
河北新報2018年09月30日 日曜日
 台湾の多彩な食や文化を紹介する日台交流イベント「リトル台湾in仙台2018」(実行委員会主催)が29日、仙台市青葉区の勾当台公園市民広場で始まった。30日まで。
 会場には約300個の赤いちょうちんが飾られ、屋台が並ぶ台湾の夜市の雰囲気を演出。小籠包や台湾焼きそば、特産のお茶や菓子、工芸品などの約50ブースが並んだ。台湾の先住民族の踊りなどのステージもあった。
 リトル台湾は、東日本大震災の際に多額の支援金を日本に寄せた台湾に感謝の思いを伝え、交流を深めようと、仙台在住の台湾出身者や日本人有志らが企画し、昨年に続き2回目。実行委の中村万紀事務局長は「台湾の味は日本人になじみやすく、人々もフレンドリー。多くの人に魅力を感じてほしい」と話している。
 30日は午前11時~午後6時半。
https://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180930_13025.html

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