先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

「アイヌへの関心高まる」 シンポジウム【帯広】

2018-10-10 | アイヌ民族関連
十勝毎日新聞2018.10.09

アイヌ文化の伝承などについて語り合った(左から)中川氏、荒田氏、内田氏
 シンポジウム「アイヌに学ぶ明日へのチカラ」(十勝毎日新聞社主催)が8日、帯広市内のとかちプラザ・アトリウムで開かれ、参加者がアイヌ文化への理解を深め、次代へ伝承していく大切さを考えた。
 市民ら約70人が来場。オープニングで帯広カムイトウウポポ保存会(酒井奈々子会長)が「剣の舞」などアイヌ古式舞踊を披露し、同会の荒田裕樹氏、千葉大文学部教授でアイヌ語研究者の中川裕氏、国立アイヌ民族博物館設立準備室調査官の内田祐一氏の3人が登壇して語り合った。中川氏は「ここ2、3年アイヌ文化への関心が高まっている」と指摘し、舞踊を伝承する荒田氏は「自分もアイヌとして生まれた使命感がある。いろいろな人に見てもらい、素晴らしいと思ってもらえれば」と踊りへの思いを語った。2020年に胆振管内白老町に開設される国立アイヌ文化博物館について、内田氏は「国が設置する意義は大きい。ここから始まると思っている」と話した。保存会の中で最も歴史のある同会に対しては、「小さい子からお年寄りまでいて、伝承が伝統的にされている。いろいろな文化伝承がこれから盛んになるといい」と期待を寄せた。アイヌ文化が登場する人気漫画「ゴールデンカムイ」を監修する中川氏は「アイヌの存在に全く興味のなかった人たちが『聖地巡礼』で白老などに来ている。アニメや漫画の普及啓発の効果は絶大だ」と新しい層に理解を広める大切さを語った。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/8040

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<北海道>大英博物館にアイヌ現代アート貝沢さんの作品展示(動画)

2018-10-10 | アイヌ民族関連
HTB10/9(火) 18:09配信

 アイヌ文化が海外で注目を集めています。北海道のアイヌ工芸品がイギリスの大英博物館で公開され、現地で、制作者の講演会が開かれました。
 世界最大級と称されるイギリスの大英博物館に「ジャパニーズ・ギャラリー」が9月にリニューアルオープンしました。ここに、海外の大きな博物館としては初めて、アイヌの工芸品が常設展示されました。ロンドンで今月3日に記念講演が開かれ、アイヌの伝統文化と現代アートを融合させた作品で知られる、胆振の平取町二風谷のアイヌ工芸作家、貝沢徹さんらが参加しました。貝沢さんは「今を生きるアイヌ工芸品を制作する必要があると感じていました」と挨拶しました。今回展示されたのは、アイヌコタンの守り神・シマフクロウがふ化する様子を表現した貝沢さんの木彫りの作品です。貝沢さんは作品について「巣は、先人が文化を否定されながらも継承し続けてきた表現です。卵のふ化は現代のアイヌの若者が言語も含めて継承しようと生まれてくる姿を表現しています」と解説しました。参加した女性は「私にとってすべてが魅力的で、斬新な内容でした。アイヌ美術や工芸品を見に(北海道に)行くことができれば素晴らしい体験になりそうです」と感想を語りました。今回の展示や講演会をきっかけに、アイヌ文化の魅力が海外に発信される動きが広がりそうです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181009-00000006-htbv-hok


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<北海道>地震で文化財にも被害 「クマの姿岩」崩れる(動画)

2018-10-10 | アイヌ民族関連
HTB10/9(火) 19:59配信

 胆振東部を襲った地震では、道内の文化財にも被害が及びました。日高の平取町では、国の「文化的景観」に選ばれている「クマの姿岩」が崩れてしまいました。
 先月6日の地震では、平取町の二風谷ダムのそばにある3つの連なった岩のうち、一番下の岩の一部が崩落しました。これは地震の前の様子です。山裾に3つ連なった大きな岩は、2頭の子グマと、後ろから親グマが歩いているように見えます。アイヌ語で「ウカエロシキ」、「クマの姿岩」とも呼ばれていました。しかし地震で親グマの頭部の岩がおちてしまい、景観が大きく変わってしまいました。アイヌの言い伝えに登場するこの岩は、国がこの一帯を「文化的景観」に選定した際の要素のひとつになっていて、去年、案内用の看板が設置されたばかりでした。平取町教育委員会の森岡健治文化財課長は「自然の造形物ですので、壊れたものをなかなか人工的に戻すということにはならないと思います。いわれのある岩ですので、9月の地震災害で形が変わりましたと、含めて記録として残していく、伝えていくのが重要」とコメントしました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181009-00000014-htbv-hok

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《ブラジル》ロライマ州=先住民女性が下議に当選=190年の歴史の中で初の快挙

2018-10-10 | 先住民族関連
ニッケイ新聞 2018年10月9日

 ブラジル北部のロライマ州で7日に行われた統一選の下院議員選挙で、先住民女性のジョエニア・バチスタ・デ・カルヴァリョ氏(通称ジョエニア・ワピシャナ氏、43、REDE)が当選した。先住民女性の下院議員誕生は、190年の歴史の中でも初めてだ。
 ジョエニア氏は同州出身で、2008年にブラジル初の先住民女性の弁護士となり、最高裁で行われていた、ラポーザ・セーラ・ド・ソルと呼ばれる先住民保護区維持を巡る審理でも発言した。
 同氏は先住民保護区代表として審理に出席し、「先住民は先祖伝来の土地に住み、自分達の土地で生産活動をして暮らしているのに、お前達は人の土地から盗んでいると訴えられている」と主張。ブラジルでは30年の間に21人の先住民が殺されたとして、先住民保護の必要を説いた。
 先住民初の弁護士に任ぜられたばかりのジョエニア氏が、最高裁の審理の場に臨んだ先住民初の女性であった事は言うまでもない。
 ジョエニア氏は1997年にロライマ連邦大学法学部を卒業し、法学を修めた初の先住民女性ともなった。この時点で、ジョエニア氏は自分の部族名のワピシャナを名前に冠して使うようになったという。同氏は、米国のアリゾナ大学で修士号もとっている。
 なお、先住民初の下院議員は、リオ州選出のマリオ・ジュルナ氏(民主労働党)で、1983年から87年まで下議を務めた。(8日付G1サイトより)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181009-00010000-nikkey-s_ame

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<訪問>「ダークツーリズム」を書いた 井出明(いで・あきら)さん

2018-10-10 | アイヌ民族関連
北海道新聞10/07 05:00
歴史・社会の「陰」 現場歩き記録
 「ダークツーリズム」とは、日本語で「悲しみの記憶をめぐる旅」を意味する。戦争や災害、事件の跡など歴史や社会の「陰」をたどり、そこから学ぶ。著者は国内で早くからこの旅の手法を提唱してきた。
 今回、ダークツーリズムの「実践編」として、明治の足尾鉱毒事件の現場を著者と歩いた。栃木県小山市のJR小山駅で新幹線を降り、車で渡良瀬遊水地に向かった。
 日本の公害の原点とされる鉱毒事件。足尾銅山から流れ出た廃液は下流域を汚染し、被害を広げた。明治政府は操業を停止させずに、洪水時に鉱毒を薄める遊水地を造った。
 このため反対運動の拠点だった旧谷中村(現栃木市)は廃村となり、村民は立ち退きを余儀なくされた。一部は北海道の佐呂間へ移住した。
 遊水地はヨシ原が広がり、水辺を鳥たちが行き交う。大きな木の下には碑文の消えかかった墓が点在する。立ち退きに最後まで反対した旧谷中村の村民と縁者の墓地だった。
 著者がくぼ地を指さした。「あそこは役場があった所。その前では鉱毒問題を追及し続けた田中正造も座り込みをしたと聞きます」と言う。
 遊水地を2時間ほど歩き、その大きさを感じた。JR山手線環内のおよそ半分の面積。3年前の集中豪雨では地域を水害から守った。著者は「遊水地の造成は反対運動の分断が狙いでそれは負の遺産」としつつも、「現代では役に立つ存在でもあり、実際に現場に立つことで物事を多面的に見ることができる」と話す。
 本書では水俣病、ハンセン病、炭鉱労働、東日本大震災など、悲しみを記憶する現場を紹介。道内では鴻之舞金山跡(紋別)や博物館網走監獄(網走)、小林多喜二が暮らした小樽などを著者が訪ね歩いている。
 著者は「北海道はダークツーリズムがなじみやすい地域」と強調する。その理由は「アイヌ民族の苦しみ、移民の失敗、炭鉱事故や朝鮮人の厳しい労働などがあり、悲しみの記憶を求めて旅をすることで『日本の近代とは何か』という根源的な問いが浮かび上がってくる」からだ。
 地域に多くの人を呼ぶには「遊び心」も必要で、博物館網走監獄は「理想形」と言う。監獄食を食べ、途中でコスプレも楽しみ、展示や監獄内部を見て、帰る時には何らかの知識を身に付ける。「網走監獄は導入部も大げさでなく、歩いているうちに大切なことを気づかせてくれる仕組みができていて驚きました」
 50歳の観光学者。現在は金沢大国際基幹教育院准教授。ダークツーリズム研究で世界各地を旅する。
編集委員 伴野昭人
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/236135

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取れた魚に大興奮 白老で親子連れら地引き網漁体験

2018-10-10 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2018/10/9配信

網を力いっぱい引く参加者たち
 白老モシリは6日、白老港第3商港区で海のイオル「地引き網漁体験」を行った。町内外から親子連れなど約200人が参加。重たい網を左右から力いっぱいたぐり寄せ、網に掛かったカレイやチカなどの魚を見た子どもたちは大興奮。終了後にはチマチェプ(サケの串焼き)などアイヌの伝統料理が振る舞われた。
 カムイノミが行われた後、地引き網漁体験を実施。参加者たちは、二手に分かれて港内に仕掛けられた網を力いっぱい、何度も引っ張った。網が少しずつ砂浜に近付いてくると、海面に魚が飛び跳ねる様子も見られ、子どもたちは「魚がいる!」と大はしゃぎ。みんなで砂浜に引き上げた網には、手のひらに乗るほどの小さなフグ、クロガシラやスナガレイ、イシガレイ、ウグイやチカが掛かり、子どもたちは水揚げした魚を手に取って地引き網漁の楽しさを満喫していた。
 この後、サケの解体体験、オハウやイナキビご飯、チマチェプが振る舞われ、参加者たちは昼食を頬張りながらイオル体験を楽しんでいた。
 札幌から親子で参加した横山美羽さん(10)、愛莉さん(10)双子の姉妹は「毎年来てるけれど、地引き網もサケの解体も楽しい。網に掛かった魚はどれもぬるぬるしてたし、網はとっても重かった」と笑顔で話した。
 体験は13日にも行われる。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/14837/

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すぐ近くに来ていた松浦武四郎 -つづき-

2018-10-10 | アイヌ民族関連
北海道新聞 2018年10月09日
  〈恵庭神社遙拝所跡地; 漁太〉
松浦武四郎は弘化3年(1846)に恵庭を調査しており、『再航蝦夷日記』に「イザリブトに弁天社あり。」と記している。弁天はインド神話の河川神のひとつなので水辺に多いという。
弁天社はその後、稲荷を併せ祭って明治28年に春日神社となり、大正10年(1921)に現在地の恵庭中央に社殿を移した。
 ~『恵庭の百年100話』(恵庭昭和史研究会 1997年3月)より~
イザリブト(現・漁太)は漁川と改修前の千歳川が合流する地域で、かつて恵庭山中の木材と千歳川の鮭の移出地として幕府の勤番所が設置されるほどの要衝だった。
遙拝所はイザリブトから4Kmほど離れた農業地帯の現在地に社殿を移す時に設けられたのだろう。川縁の人々が手を合わせる姿が浮かぶ。
ところで弁天社は誰が建立したのだろうか。
武四郎が恵庭を調査した頃の蝦夷地は幕藩体制の松前藩領から幕府直轄時代を経て再び松前藩が統轄することになった時代だ。
幕府が建立したという説と材木商が河川交通の安全を祈願したという説があるようだ。
この頃はアイヌ民族が和人の搾取や横暴により過去最大の受難を被った時代であり、武四郎は『丁巳日誌』等で悲惨な状況を克明に記録している。
幕府の建立にしろ商人の建立にしろ、社に詣でるアイヌの人々の姿は想像し難く、悲しい歴史を秘めている。
猿払村、音威子府村、羅臼町、洞爺村。自転車旅で松浦武四郎の足跡に何度が出会っているが、直ぐ近くにも来ていたことが意外だった。
"北海道命名150年"が先行するが、松浦武四郎のアイヌ民族に寄せた尊敬の念と幕府に救済を訴えた姿をこれからも辿ってみたい。
https://news.yahoo.co.jp/

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町民ら1100人、学んで交流 様似町での日本ジオパーク全国大会閉幕

2018-10-10 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2018/10/9配信

にぎわいを見せた第9回日本ジオパーク全国大会アポイ岳大会の物産展=6日
 全国のジオパーク(地質遺産)関係者が様似町内に集まり、交流を深める「第9回日本ジオパーク全国大会アポイ岳大会」(実行委員会主催)が8日、閉幕した。町民を含めて約1100人が参加。ワークショップや分科会などを通じてジオパークが果たす役割などについて考えた。
 6日は、町保健福祉センターや様似中学校などを会場に8分野の分科会を開催。様似小学校で行われた分科会「ジオパークが担う普段の減災・防災活動って何?」では、洞爺湖有珠山ジオパークや宮城県栗原市の栗駒山麓ジオパークなどの火山噴火や地震による土砂崩れを経験したジオパーク関係者が、防災上の課題や情報発信の重要性について発表した。
 7日は、町中央公民館で北海道150年記念講演会を実施。千葉大学教授の中川裕氏が「アイヌ語から見えるアイヌの世界観~ゴールデンカムイの世界より~」、北海道博物館学芸主幹の池田貴夫氏が「北海道の長い歴史~そのなかの『北海道150年』~」のテーマで講演。パネルディスカッションや閉会セレモニーも催され、出席者が交流を深めた。
 8日は、アポイ岳登山やアイヌ古式舞踊体験なども実施し、日高の魅力をPRした。
 物産展では町内のサークルが日高昆布やアポイ岳を形成するかんらん岩を用いたキーホルダーを販売するなどし、多くの町民が大会を盛り上げた。
 実行委は「町民や近隣自治体、企業などの協力で大きなトラブルもなく閉幕できた」と感謝。「様似に初めて来た人も多く、ジオパークの魅力、町民の温かさを感じてもらえたのでは」としている。
https://www.tomamin.co.jp/news/main/14832/

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アイヌ知り育つ郷土愛…北海道150年シンポ

2018-10-10 | アイヌ民族関連
2018年10月07日
 札幌市中央区のSTVホールで6日に行われた歴史シンポジウム「世界から北海道からみた150年」(読売新聞北海道支社主催)では、4人のパネリストがそれぞれの立場から北海道の歴史と将来のあり方について語った。
 札幌大学教授でアイヌ史が専門の瀬川拓郎氏は「北海道に暮らしてきた大先輩であるアイヌの歴史を知ることは、私たちの北海道愛を深くしてくれる」と指摘、アイヌとの共生に期待した。炭鉱遺産を活用する活動を続ける札幌国際大学教授の吉岡宏高氏は、空知地方の炭鉱都市の人口が最盛期の5分の1になったことを挙げ、「人口減少の問題は北海道が先取りしている。北海道にこそ日本の未来に生かせる手がかりがある」と強調した。
 「亜璃西ありす社」の代表として出版業を営む和田由美氏は、「北海道はワイン一つとっても進化を続けている。お米も20年前は東北地方に太刀打ちできるとは思っていなかった。北海道の今後には輝いたものを感じる」と食文化を切り口に未来を語った。
 立命館アジア太平洋大学学長の出口治明氏は「少子高齢化は歴史的にも特異な現象。助成金を出すよりも、面白い場所を作れば人は集まる。知恵の出しどころだ」と発想の転換を促した。
 来場した札幌市南区の主婦高橋美也子さん(43)は「衰退した道内の炭鉱やアイヌ民族の話など、以前から関心があったので詳しく聞くことができてよかった」と満足そう。同市清田区の黒田威嗣さん(81)も「幼い頃、よく一緒に遊んだアイヌの友達のことを思い出しながら聞いた。北海道の歴史は奥深い。道民こそ、もっと北海道を知るべきだ」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20181009-OYTNT50011.html

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ネット電話で魚津文化紹介 よつば小 台湾児童と英語交流

2018-10-10 | 先住民族関連
中日新聞 2018年10月8日

パソコンの画面に映る台湾の児童に親愛の情を示す児童=魚津市よつば小で
 魚津市よつば小学校六年生三十四人が五日、インターネット電話「スカイプ」を使い、台湾・高雄市の忠義小学校六年生と交流授業をした。画面を通して二千キロ以上離れた異国の友達と、互いに英語で文化を紹介し合った。
 英語に対する学習意欲を向上させる試み。魚津市小学校英語教育在り方検討会副委員長を務める県立大の清水義彦准教授の働き掛けで実現した。
 台湾の児童が写真パネルを手に、自らの学校や学校生活を紹介。先住民族の衣装を着て歌、踊りも披露した。よつば小の児童は三択クイズ形式で魚津の祭りや伝統の踊りなどを英語と写真、絵のパネルで伝えた。
 片岡ゆうさんは「英語で話をすることは緊張したけれど、伝わったようでうれしい」、池田爽空(そら)さんは「やってみて楽しかった。こんなに遠くの人たちとつながることができるのはすごい」と感想を話した。
 清水准教授は「英語を使うことで、日本だけでなく、世界の人々とチャンネルがつながることを体験してもらい、児童に英語に取り組む意義を見いだしてもらいたい」と語った。
 よつば小は年度内にさらに二回程度、交流授業を実施する考えという。 (松本芳孝)
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20181008/CK2018100802000223.html

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腸内細菌の多様性の危機:「微生物版 ノアの方舟」提案される

2018-10-10 | 先住民族関連
ニューズウィーク 2018年10月9日(火)17時20分 松岡由希子

腸内細菌と作物多様性を保護するべく作られたスヴァールベル世界種子貯蔵庫 Eraxion-iStock, Heiko Junge-REUTERS
<20万年のヒトの進化で多様化してきた微生物が、高度の浄化された飲料水や抗生物質によって多様性が減少している。手遅れにならないうちにこれを次世代に残す「微生物版ノアの方舟」の創設が提案された>
微生物の多様性が減少し、ヒトの免疫系に作用する微生物叢に影響を与えている
20世紀以降、肥満や糖尿病、喘息、アレルギー、炎症性腸疾患(IBD)など、代謝や免疫、認知にまつわる疾患が先進国を中心に増えており、新興国や発展途上国でも次第に広がってきた。
これらの疾病は、細菌やウィルス、菌類などからなる「微生物叢」と関連していると考えられている。私たちの身体(腸内、肌や口腔内など)に生息する多種多様な微生物は、栄養摂取や免疫、ホルモン活性などの基礎的な機能に影響を与え、私たちの健康に寄与している。また、このような微生物叢は、母から子へと受け継がれ、免疫系、代謝系、神経系の発達においても重要な役割を果たす。
しかしながら、20世紀以降の産業化に伴い、高度に浄化された飲用水、精製・加工された食品、抗生物質などが普及したことで、腸内などの微生物の多様性が減少し、ヒトの免疫系に作用する微生物叢に影響を与えている。米ワシントン大学の研究チームが、米国の大都市圏の居住者と南米ベネズエラの熱帯雨林の居住者、アフリカ大陸南東部マラウィの僻地の居住者とを比較したところ、米国の大都市圏で生活する人々の腸の微生物叢は、他の2地域の居住者と異なることがわかったという。
20万年のヒトの進化で多様化してきた微生物を次世代に引き継ぐ義務
米ラトガース大学のマリア・ドミンゲス=ベーリョ教授らの研究チームは、2018年10月5日、微生物の多様性を保全する"ノアの方舟"の創設を提言する論文を学術雑誌「サイエンス」で発表した。「私たちは、20万年におよぶヒトの進化において先祖とともに生きてきた微生物を次世代に引き継ぐ義務がある。手遅れにならないうちに着手しなければならない」と説いている。
とりわけ、研究チームでは、その豊かな多様性ゆえ、南米やアフリカの僻地で生活する人々の微生物叢に関心を示している。米マウントサイナイ医科大学らの研究成果によると、ブラジルとベネズエラの国境付近で居住している南米の先住民族「ヤノマミ族」は、現在確認されている地域集団の中で、細菌および遺伝子機能の多様性が最も高い微生物叢を有する。これまで抗生物質に曝露された形跡がないにもかかわらず、ヤノマミ族の微生物叢には、抗生物質耐性(AR)遺伝子を持つ細菌まで含まれているそうだ。
ノルウェーのスヴァールベル世界種子貯蔵庫に着想を得て
研究チームは、作物多様性を保護するべく2008年にノルウェー領スッピツベルゲン島で開設された「スヴァールベル世界種子貯蔵庫」から着想を得、この仕組みを"微生物版ノアの方舟"にも応用し、微生物の多様性の保全に役立てようとしている。将来的には、体内から失われた微生物を再び取り込ませることで疾病予防につなげるといったことも可能になるかもしれない。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/10/post-11075.php

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米ロサンゼルス市が「コロンブスデー」を「先住民の日」に変更

2018-10-10 | 先住民族関連
ロイター 2018年10月9日 / 15:12 / 11時間前更新

[ロサンゼルス 8日 ロイター] - 米ロサンゼルス市は8日、これまでの「コロンブスデー」ではなく、ネイティブ・アメリカンの歴史や文化を祝う「先住民の日(Indigenous Peoples Day)」を初めて迎えた。
同市議会は昨年、10月第2週の月曜日を従来のコロンブスのアメリカ大陸発見を祝う「コロンブスデー」から、「先住民の日」に変更する決議を採択。これまでと同様、役所や裁判所、銀行や多くの企業が休みとなった。
この日は、伝統衣装を着た先住民族の人々による日の出の儀式から始まり、ワイアンドット族である市議会議員を先頭に、市の中心地で5キロのマラソンが行われた。
1990年代以降、米国の多くの都市でコロンブスデーを先住民の日に置き換える動きが増えており、すでにサンフランシスコ、デンバー、シアトル、ミネアポリス、アンカレジ、フェニックス、ポートランド、アルバカーキなどが実施している。サウスダコタ、ハワイ、バーモント、ミネソタなどの州でも同様の動きがみられる。
https://jp.reuters.com/article/indigenous-idJPKCN1MJ0G7

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