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復活する伝統カヤック文化がグリーンランドの誇りを呼び覚ます

2018-10-13 | 先住民族関連
ナショナルジオグラフィック 10/12(金) 11:21配信
 アザラシ皮に身を包んだ選手たちが、カヤックに乗って凍てつきそうな水面を切り裂いて進む。近くから見れば、カヤックのつくりや選手の服装に現代的な要素が見つかるかもしれないが、遠目に見れば、昔ながらのグリーンランドを思わせる光景だ。

ギャラリー:グリーンランドで復活する伝統カヤック文化 写真18点
 世界最大の島であるグリーンランドはデンマーク領だが、1979年に国民投票によって自治政府が置かれ、広範囲の自治権を獲得した。植民地支配から解放された島民は、それ以来独自のアイデンティティーを築こうと模索している。原色に彩られたスカンディナビア風の建物、自給自足から市場経済への移行など、デンマークの影響は今も島のいたるところに残されているが、一方でイヌイットの祖先が大切に守ってきた伝統を復活させようという動きもある。そのひとつが、カヤックだ。
 この地方のイヌイットにとって、カヤックは生きていくための必需品だった。人々は、カヤックに乗ってアザラシなどの海洋哺乳類を捕らえ、食料にしていた。現代においては、伝統文化の維持を模索するグリーンランドで、カヤックは人々のアイデンティティーを象徴する存在となっている。その思いは、毎年開催される全国カヤッキング選手権大会に表れる。
 カヤックはロシアで生まれ、それが東へ向かって伝わり、北米を渡っておよそ4000年前にグリーンランドに到達したと言われている。グリーンランド人は、流木とアザラシの皮を使って、自分たちの使いやすいように船を作り替えた。また、独自の操作法も発達させた。
 グリーンランドのカヤック乗りは、転覆したカヤックを回して再び水面に起こす「ロール」技が得意なことで知られている。ロールに欠かせないのが、チュイリックと呼ばれる伝統のパーカだ。アザラシの皮で作られ、水が入り込まないように顔の回りと手首を密閉し、裾部分もコックピットの開口部を包み込むように密閉する。
「グリーンランドカヤックは現代カヤックの起源とされているため、大変重要です」と、グリーンランドカヤック協会の米国支部「カヤックUSA」代表を務めるクリストファー・クロウハースト氏は語る。
 20世紀半ば、英国人のカヤック愛好家ケン・タイラー氏がグリーンランドからカヤックを持ち帰り、それがシーカヤックの新たな世代の原型となった。商業用に製造されるようになったカヤックは、素材は繊維強化プラスチックだが、デザインには伝統的な要素が数多く取り入れられた。
 グリーンランドカヤックの人気が国外で広まると、グリーンランド人自身も、自国でこのスポーツを復活させ、保存しようと立ち上がった。1984年に、グリーンランドの若者が「カーナット・カッツフィアット」と呼ばれる全国カヤッキング協会を設立し、全島の村や町ごとに支部を作った。同協会が毎年主催する全国選手権大会には、島だけでなく海外からも参加者がやってくる。熱心な愛好家は、伝統的な手法で自分の体に合わせてカヤックを手作りし、海へ漕ぎだす。
 写真家のキリイ・ユヤン氏は、今年の選手権大会を取材するためグリーンランドを訪れた。カヤック作りの伝統を持つシベリアの先住民ナナイ族を祖先に持つユヤン氏は、北極圏を何度も旅し、グリーンランドへもいつか行ってみたいと長年思い続けてきた。
「グローバル化した現代の生活のなかで、イヌイットの伝統と歴史を見事に復活させたグリーンランドの人々を見るのは、大変興味深かったです。カヤックは、今や国民的スポーツというだけでなく、多くの点で、グリーンランドを代表するシンボルのひとつであり、カヤックを通して人々はグリーンランド人としてのアイデンティティーを意識するようになっています」
*  *  *
グリーンランドを訪れるなら:全国カヤッキング選手権大会は、毎年違う町で開催される。中心都市ヌークは一年中訪れてみる価値がある。チャーミングな古い港を散策したり、国立博物館を訪れたり、ヌーク美術館でイヌイット文化を学ぶこともできる。
文=Abby Sewell/訳=ルーバー荒井ハンナ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181012-00010001-nknatiogeo-cul

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国慶節の花火、花蓮の空に輝く 蔡総統「東部の発展を重視」/台湾

2018-10-13 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 10/11(木) 12:26配信

(花蓮 11日 中央社)中華民国の建国記念日「双十国慶節」恒例の花火大会が10日夜、東部・花蓮県で開催された。蔡英文総統は、花火大会の実施は今年2月に地震に見舞われた同県への支持であると述べ、花蓮を含む東部の発展を重視する姿勢をアピールした。また、花火観賞の後も数日間滞在し、行動で地元の観光産業を応援してほしいと呼び掛けた。
花火の打ち上げは36分間にわたり、花蓮の空を美しく彩った。会場となった花蓮市内の花蓮港と美崙陸上競技場では、花火のほか、先住民や客家の団体などによる音楽や舞踊のパフォーマンスが繰り広げられ、イベントを盛り上げた。
(李先鳳/編集:塚越西穂)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201810110001.aspx

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アルフォンソ・キュアロン監督、注目の新作モノクロ映画を語る

2018-10-13 | 先住民族関連
シネマトゥデイ 2018年10月12日 22時32分

ベネチア国際映画祭ではNetflix初の金獅子賞をもたらしたキュアロン監督
 現在開催中のニューヨーク映画祭に出品されている注目のモノクロ映画『ローマ(原題) / Roma』について、アルフォンソ・キュアロン監督と、女優のヤリーツァ・アパリシオ、マリナ・デ・タヴィラらが、10月5日(現地時間)、ニューヨークのリンカーン・センターのウォルタリード・シアターで行われた記者会見で語った。
【動画】映画『ローマ(原題)/ Roma』海外版予告編
 本作は、映画『ゼロ・グラビティ』のキュアロン監督が自身の幼少期の体験に基づきながら、1970年代のメキシコを舞台に、中流家庭の日常をメイドの視点で描いた作品。先住民の血を引く若い女性クレオ(ヤリーツァ)は、メキシコシティー・ローマ地区の中流家庭でメイドとして働いていた。だが、次第にその家で暮らす四人の子供たちを自分の子供のように考えるようになり、守る気持ちが強くなっていく。
 「ずいぶん長い間、僕のもとにあった気がする」とキュアロン監督が語る本作。12年前、映画『トゥモロー・ワールド』の完成後の頃から意識的に今作のことを考え始めたそうだが、製作には至らなかったという。「当時は、感情的な手法を源として映画を作ることが僕にはできなかったから、むしろ良かったと思っているよ。その時点では、草稿を書いていただけで、すぐに手放してしまったから、再び関わるとも思っていなかったんだ」と振り返った。自分の人生に近い人々にアプローチをかけて制作することにも、当時はためらっていたそうだ。
 また、客観的な体験がしたかったと撮影監督も務めている。「(過去という)時間の感覚に敬意を払いたかったんだよ。それは映画全体の時間の経過だけでなく、時間の感覚自体にも言えることで、冒頭でヤリーツァ演じるクレオが床を洗っている際、時間をかけて床を洗っている。そういった時間という存在が流れている中で、僕は今作では時間だけでなく、空間にも敬意を払っているんだ。時間と空間には制限があるものの、逆にその時間と空間の制限によって、信じられない体験をすることもあるんだ」。
 一方、今作の体験はこれまで出演した作品とは全く異なっていたと語るのは、メキシコでベテラン女優として活躍するマリアだ。「アルフォンソは脚本を持っていたけれど、われわれ俳優陣には渡さなかったの。だから、彼はその日撮影することを毎日、別々に俳優たちに伝えていたわ。そのやり方が俳優たちに浸透してからは、(普段の)生活を捉える中でマジックが起きたわ。通常なら、俳優は(脚本を通して)キャラクター自体やそのキャラクターの状況を分析するけれど、そういうものは一切しなかったのよ」。
 映画初出演となったヤリーツァは、完成した映画について「最初に今作を鑑賞したのはベネチア国際映画祭で、鑑賞後にわたしとマリアは泣いていたの。過去のきつかった仕事がこのような完成した作品になって、すごく興奮したわ。それに(初出演のわたしへの)アルフォンソの忍耐力も素晴らしかった。撮影の途中で、彼から撮影したシーンでも映画に含まれない箇所もあると言われたけれど、いかにアルフォンソが全てをまとめ上げたかを見てみて、本当に素晴らしいと思ったわ」と感謝した。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)
https://www.cinematoday.jp/news/N0104126


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ロサンゼルス市が「コロンブスデー」を「先住民の日」に、変更の動き続く(12日)動画

2018-10-13 | 先住民族関連
ロイター 10/13(土) 4:36配信

米ロサンゼルス市は8日、これまでの「コロンブスデー」ではなく、ネイティブ・アメリカンの歴史や文化を祝う「先住民の日(Indigenous Peoples Day)」を初めて迎えた。米国では、多くの都市で、この日を、「先住民の日」とする動きが続いている。ロイターの我謝京子が、ニューヨークからレポート。
我謝京子
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181013-00010001-reutv-int


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映画通し人権考える 大阪で上映会

2018-10-13 | 先住民族関連
朝日新聞 2018年10月12日14時23分
 世界人権宣言の国連採択70周年を記念して、一般財団法人「アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)」は13日と11月11日、映画を通して人権について考えるイベント「ワンコイン映画上映会」を大阪市内で開く。
 13日は午前10時半から、クレオ大阪中央(同市天王寺区)で。釜ケ崎のこどもたちの日常を追ったドキュメンタリー「さとにきたらええやん」、サウジアラビアの女性監督による「少女は自転車にのって」、スウェーデン北部の先住民族の女性を描いた「サーミの血」の3本を上映。
 11月11日は午後2時15分から、大阪国際交流センター(同区)で。パリ郊外の貧困層地区にある高校の物語「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」、内戦が激化し故郷シリアを離れてフィンランドに逃れた青年を描く「希望のかなた」の2本を上映する。
 各回先着100人で料金は映画1本500円だが、2日間何本でも見られる通し券は2千円。問い合わせや申し込みは、10月開催はクレオ大阪中央(06・6770・7200)、11月開催はヒューライツ大阪(06・6543・7003)。
https://www.asahi.com/articles/CMTW1810122800003.html


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『地球征服するなんて』ラブアース第2弾が放送決定! マネーアースはイケメン俳優が虫を食べて号泣?

2018-10-13 | 先住民族関連
アメーバタイムス news2018.10.12 17:00
【今週のバラステ】2018年10月14日(日)放送
 AbemaTV(アベマTV)で毎週日曜よる放送中の『バラエティーステーションpresented by テレ朝』(略してバラステ)では、テレビ朝日で過去に放送した伝説のバラエティー番組最新作から現在地上波で好評放送中の人気番組の完全版まで、豪華コンテンツを毎週お届け中。
 今週のラインアップは以下の通り。
▼『陸海空 地球征服するなんて イケメンマネーアース#5』
 10月14日よる8時からは『陸海空 地球征服するなんて』より飛び出したAbemaTV放送企画第2弾『イケメンマネーアース』の第5話を放送。本番組は、超イケメンだけどイマイチ売れない俳優と芸人の5人が「賞金200万円」をかけて、原住民と共に裸で自給自足の生活を送るリアルドキュメントバラエティ。
 バヌアツ共和国・タンナ島にやってきた小澤亮太、庄野崎謙、火物太一、吉村卓也、松代大介の5人。先住民族ヤケル族が住む村で、超過酷なサバイバル生活が始まった。住む場所、食べ物、その全てを自分たちでなんとかしなければいけない。
 番組では、1日が終わる度にその日誰が一番活躍したかを5人で話し合って決め、選ばれた者には豚の牙を贈呈。7日間で豚の牙を一番多く持っていた者が賞金200万円を獲得できる。
 今回の放送では、火物が部族の人々を引き連れて歩いたり、滝を発見したりと大活躍。吉村は、苦手だった虫を食べて号泣する事態に。
▼ 【バラステ】陸海空 地球征服するなんて イケメンマネーアース#5
10月14日(日)20時〜
(※見逃し防止には番組表から「通知を受け取る」がおすすめです)
《番組は【マイビデオに追加】しておくと好きな時間に視聴が可能!
【バラステ】陸海空 地球征服するなんて イケメンマネーアース#5 | 無料のインターネットテレビは【AbemaTV(アベマTV)】
「陸海空 地球征服するなんて」Abema TV配信第2弾企画は「イケメンマネーアース」! 超イケメンだけどイマイチ売れない俳優と芸人の5人が「賞金200万円」をかけて、 原住民と共に裸で自給自足の生…
https://abematimes.com/posts/4995951


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山火事で発生した大量の煙が気温や水温を低下させ生態系に影響を与えている

2018-10-13 | 先住民族関連
ギガザイン 2018年10月12日 20時00分

アメリカ・カリフォルニア州クラマス川流域で行われた最新の調査で、火災によって発生した煙には日射量を低下させ、大気を冷やす効果があることが明らかになっています。この調査を報告した論文では、山火事などにより発生した大量の煙が夏の川の水温を冷却し、水生生物に大きな利益をもたらしている可能性が示唆されています。
Wildfire smoke cools summer river and stream water temperatures
https://www.fs.fed.us/psw/pubs/57160
Smoke from wildfires has cooling effect on water temperatures
https://www.fs.fed.us/psw/news/2018/20181009_wildfiresmoke.shtml
アメリカの先住民族やクラマス川の水温を調査している団体は、山火事などが発生する時期に河川の水温が低下することに気づいていたそうですが、発表されたばかりの調査結果はこの知見を長期的なデータで統計的に証明した最初の研究となります。研究ではNASAの衛星写真から得られた大気を覆う煙のデータと、クラマス川流域の観測点で採取された水の温度を分析することで、山火事により発生した煙が川の水温を下げていることを証明。データは2006年、2008年、2012~2015年の6年間で発生した山火事に関するものが含まれており、火事による煙が日光を遮ることで大気温度は平均0.47~0.98度低下し、水温は平均で0.74~1.32度も低下したそうです。
論文の共同著者の一人であり、Pacific Southwest Research Stationの研究者のひとりでもあるフランク・レイク氏は、近年の山火事の発生パターンは過去のものとは大きく異なっていると指摘。「現代においても、鎮火よりも早く山火事がアメリカ西部の多くの地域に猛烈に広まっていきます。そして、それらの山火事により発生した煙が、夏の暑い時期に自然と水温を下げる役割を担っています」と語っています。
また、山火事はとりわけ暑くて乾燥する夏の時期に発生しやすいため、水生生物が煙による冷却効果の恩恵を受ける可能性を指摘しています。
カリフォルニア州で暮らすインディアン部族のひとつである「カルク族」による自然資源保護プロジェクトKaruk Department of Natural Resourcesでディレクターを務めるビル・トリップ氏は、「この研究が取り上げた生態学的プロセスは決して新しいものではありません。実際、カルク族では『サーモンを呼ぶ』目的で行う儀式の中で、伝統的に山火事を起こしてきました」とコメント。
カルク族のサーモンを呼ぶ儀式は、「山火事が水温を低下させる」という研究結果から見ると、サーモンを呼び寄せるのに効果的な方法だそうです。
Six Rivers National Forestの魚類学者であるレロイ・シール氏は、この研究が長期的な共同作業の成果であるとしており、「20年以上前にクラマス川下流の多数の地点で共同的な河川温度監視を始めたのですが、その調査の答えが今回出たというわけです。データから、火災で発生する煙の冷却効果と、それにより夏の厳しい時期にサーモンがより生存しやすくなる効果が明らかになりました」と述べています。
https://gigazine.net/news/20181012-wildfire-smoke-cools-river/


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1年の半分近くを北極で過ごす大阪在住の犬ぞり探検家による児童書『ふしぎな北極のせかい』が10月12日発売!

2018-10-13 | 先住民族関連
ドリームnews 2018年10月12日 14:00

~大人が読んでも楽しめる「明日、誰かに話したくなる」内容満載~
実用書や児童書を中心に刊行している出版社、repicbook(リピックブック)株式会社(本社:埼玉県志木市、代表取締役:諏訪部 貴伸)は、犬ぞり探検家の著者がマイナス40度の世界で体験した面白くて残念なエピソードを交えながらまとめた『ふしぎな北極のせかい』を、2018年10月12日(金)に全国の書店で発売しました。
北極って、とても寒い地球の端っこの場所にあるということは漠然とわかってはいるものの、実際のところはどうなの? 北極の動物や植物などの生き物から、コーヒーを飲もうとして舌にスプーンがくっついて離れなくなる残念エピソードまで、想像を絶するようなマイナス40度の世界にはふしぎなことがいっぱい。思わず「へぇ~」と唸ってしまう内容から笑っちゃうエピソードまで、北極の歴史、自然や動物、そこに住む人たちの知恵や暮らしぶりなどを全ページイラストや写真入りで分かりやすく紹介しています。
犬ぞり探検家の山崎さんは、冒険家の植村直己さんに憧れて北極を目指し、先住民族・イヌイットに弟子入りして、彼らの伝統文化・犬ぞりの技術を伝授されました。いまでは毎年11月から5月まで、現地に滞在する生活を30年も続けています。
そんな不思議な生活を送る犬ぞり探検家の山崎さんの日常から犬ぞりのことまで、知ってたつもりが実はまったく違ったふしぎな北極の世界が満載の一冊になっています。
・オシッコは一瞬で凍る?
・金属のスプーンが舌にくっついて離れなくなる?
・凍ったバナナで釘は打てる?
・北極に住む動物は?
・昔や現代の人々の暮らし、
・オーロラなどの自然現象は?
・鯨の捕獲方法は?
など、いろいろな情報が詰まっています。
子どもだけでなく大人が読んでも楽しめる目からうろこの一冊です。
■ 著者プロフィール
山崎 哲秀
1967年10月 兵庫県生まれ。
大阪府高槻市在住で、2児の父親。 1989年から北極圏(主にグリーンランド)遠征を繰り返し、グリーンランド北西部イヌイットスタイルの犬ぞりや狩猟技術を伝承される。 現在は犬ぞりによる北極圏での観測調査として、“アバンナット北極圏環境調査活動”を継続中。また、“グリーンランド北西部地方と日本の地域との姉妹都市提携”に向けても活動中。
(一社) アバンナット北極プロジェクト 代表理事。
(一社) 北極観測支援機構 理事。
(公社) 日本雪氷学会会員。北極クラブ会員。南極倶楽部会員。
2009年 第4回モンベル・チャレンジ・アワード受賞。
2011年 国際ソロプチミスト日本財団、環境貢献賞を受賞。
■ 商品概要
名称:ふしぎな北極のせかい
著者:山崎 哲秀
定価:1,000円(税別)
規格:四六版サイズ、160ページ
『ふしぎな北極のせかい』は、全国の主な書店、またはAmazon.co.jpのサイト等からご購入いただけます。
Amazon.co.jp:https://amzn.to/2NfZ6Nc
■ repicbook(リピックブック)株式会社について
2014年5月、書籍、雑誌、絵本等の企画、制作、編集、印刷、出版、販売を目的に設立された出版社。書店卸取引先は、株式会社トーハン、日本出版販売株式会社、株式会社大阪屋栗田。子どもたちの輝かしい未来の一助になれればと、一冊の本に時間と労力をかけて、良質な作品のみを年10冊のペースで刊行している。
Twitter : https://twitter.com/repicbook_302/
Instagram: https://www.instagram.com/repicbook/
<会社概要>
社名 : repicbook株式会社
代表 : 代表取締役 諏訪部 貴伸
所在地: 〒353-0004 埼玉県志木市本町5-11-8
URL  : http://repicbook.com
http://www.dreamnews.jp/press/0000182817/

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阿寒湖の自然に感謝

2018-10-13 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2018年10月11日09時13分

まりも祭り
 釧路市の阿寒湖温泉で8~10日、「第69回まりも祭り」があった。胆振東部地震で被害を受けた一部の地域を除き、全国各地からアイヌ協会のメンバーら約130人が集まり、大型の球状マリモが群生する阿寒湖の自然を守り、感謝する催しを繰り広げた。
 市やNPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構、阿寒アイヌ工芸協同組合の主催。9日夜は、丸木舟でマリモを迎える儀式が湖岸であった。マリモをかごに納めると、たいまつを手にした民族衣装姿の人たちが約1キロ先のアイヌコタンまで行進。10日はコタンから湖岸まで行進し、丸木舟でマリモを湖に送り返す儀式をした。
 阿寒湖温泉旅館組合によると、9月は地震の影響で例年に比べて2割ほど客が少なかった。10月は例年並みに近づく見込みという。 (高田誠)
https://digital.asahi.com/articles/CMTW1810110100002.html?_requesturl=articles%2FCMTW1810110100002.html&rm=194

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新千歳アニメ映画祭プログラム発表、「犬ヶ島」「秒速5センチメートル」を爆音上映

2018-10-13 | アイヌ民族関連
映画ナタリー 2018年10月11日 15:22

北海道・新千歳空港内で11月2日から5日にかけて開催される第5回 新千歳空港国際アニメーション映画祭のコンペティション部門ノミネート作品、招待プログラムが発表された。
今年から新設された長編アニメーションコンペティション部門には25の国と地域から49作品の応募が寄せられ、5作品がノミネートされた。第45回アニー賞のインディペンデント作品賞に輝いたノラ・トゥーミー監督作「The Breadwinner」や、アイドルグループのクリスマスライブの模様を手描きアニメーションで表現した安良井澄子と黒柳トシマサの監督作「少年ハリウッド『HOLLY STAGE FOR YOU』完全版」、台湾出身の女性の過去と現在が交錯する「On Happiness Road」などが上映される。
招待プログラムでは「リズと青い鳥」が音楽ライブ用機材を使用して上映されるほか、監督を務めた山田尚子の舞台挨拶が行われる。ウェス・アンダーソンの監督作「犬ヶ島」と、新海誠の「秒速5センチメートル」の爆音上映も。そして360°の全周映像を体感できる劇場・北海道ぐるっとシアターでは、アイヌの口承文芸をモチーフにした短編アニメ集「オルシペスウォプ」の特集上映と、制作を担当するスタジオロッカのスタッフトークを行う。
また「詩季織々」のコミックス・ウェーブ・フィルム、「ペンギン・ハイウェイ」のスタジオコロリド、デジタルスタジオ・グラフィニカに着目した特集プログラムも実施。「ペンギン・ハイウェイ」で監督を務めた石田祐康が活動を振り返るトークイベントも行われる。そのほか上映作品とスケジュールの詳細は映画祭公式サイトで確認を。
※「オルシペスウォプ」のシ、プは小文字が正式表記
https://natalie.mu/eiga/news/303279

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「マイナス40度の世界を伝えたい」北極圏に通いつめる犬ぞり探検家

2018-10-13 | 先住民族関連
MBS 10/11(木) 18:10配信
“いてもたってもいられず”挑戦
大阪在住の犬ぞり探検家・山崎哲秀さん(51)。1年の半分を北極圏・グリーンランドで過ごします。京都市下京区のしんらん交流館では10月14日まで、山崎さんが来月から北極に持って行く防寒服や先住民の大切なタンパク源となるアザラシの捕獲道具などが展示されています。
京都市内の進学校に通っていた山崎さんが、大学受験をせずにアマゾン川のイカダ下りに挑戦したのは19歳の時でした。
「冒険家の植村直己さんがアラスカのマッキンレーで遭難したというニュースが当時大々的に報道されまして。(植村さんの)本を読み終わった次の日から朝5時に起きてランニング、体力づくりを始めるという。いてもたってもいられないんですね」(犬ぞり探検家 山崎哲秀さん)
全長5000キロのアマゾン川を下る手作りの筏(いかだ)は、上流付近で早々に転覆。流木にしがみついているところを現地の人に救出されました。しかし…
「どうしてももう1回挑戦してみたいと思うわけなんです。そしたらもう、いてもたってもいられないんです」(山崎哲秀さん)
翌年、20歳の“山崎青年”は44日間かけてアマゾン川筏下りを達成。こうなると植村直己さんのようにグリーンランド2500キロ縦断へ、またもや「いてもたってもいられなく」なります。
「21歳で足を踏み入れた北極だったんですけれども、生涯初めてマイナス40度近い気温を経験することになるんです。じゃあそういった中でテントを張って活動しようと思ったら、何にもできなかったんです。寒くてですね。来るのは自然からくる恐怖心ばっかりですよね。手も足も出ずに日本に逃げ帰ってきたというのが僕の最初のスタートだった」(山崎哲秀さん)
そこで、山崎さんは先住民族・イヌイットの人たちに弟子入り。彼らの伝統文化・犬ぞりでの移動技術を習得し、犬の訓練と日本から依頼される観測調査のために11月から4月まで、現地に滞在する生活をもう30年続けています。
1年の半分は北極圏に 年末年始も…
日本にいるのは5月から10月まで。大阪の自宅でカレンダーを製作して販売したり、全国の愛犬家から寄付を募ったりして活動資金を集めます。
「最近は観測調査があるときは、サポートしたら報酬みたいなものをもらえるようになってきて。若いときは全然もらってはなかったですけど。今も『いらないっ』て言うんですよ。ただ、一応みんな気をつかってくれてですね…」(山崎哲秀さん)
お金には相当無頓着な様子の山崎さん。生活は成り立っているのでしょうか?
「実は結婚もして、子どもも2人いるんです」(山崎哲秀さん)
山崎さんは38歳のとき、第46次南極観測隊に1年間参加。そのとき、引き継ぎのために残っていた第45次のメンバーの1人がのちの妻・有佐(ありさ)さんでした。3か月間の引き継ぎのあと有佐さんが先に日本に帰るときに…
「僕が日本に帰ってきたら『お嫁さんにしてくれ』って言うんですよ」(山崎哲秀さん)
南極に残った山崎さんには毎日メールが届くようになり、半年たったある日…
「『今日は両親の顔合せが終わりました』と、お互いの両親の。僕いないんですよ日本に」(山崎哲秀さん)
さらに1年の任務が完了するころには…
「『きょうは、結婚式場を決めてきました』ってメールが届くんです。京都の下鴨神社だったんですけど」(山崎哲秀さん)
あれよあれよという間に下鴨神社で結婚式を挙げた2人でしたが、元「同業者」である奥さんは1年の半分、家を空ける夫の最高の理解者です。
「まだクリスマスと年末年始も一緒に過ごしたことがないんですよね」(山崎哲秀さん)
クリスマスのころ、山崎さんが滞在する北極では、「白夜」に対し「極夜」という太陽が昇らない現象が訪れます。
「満月なんかで天気がいいときには、数十キロ先まで照らし出してくれるんですね」
Q.いつかこの世界を見せてやりたいなという気持ちは?
「あります。犬ぞりをもうちょっとちゃんと乗っけてあげたいなと。子どもたちにもね」(山崎哲秀さん)
(10月10日放送 MBSテレビ「ちちんぷいぷい」内『ニュースな人』より)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181011-00010002-mbsnews-soci

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グアテマラ:特許によるマヤ織物の保護を

2018-10-13 | 先住民族関連
NewSphere Oct 11 2018

グアテマラのマヤ族は、自分たちの織物を、海外の企業や国内でも先住民ではないデザイナーが盗作したり無断で使用したりすることに、長い年月耐えてきた。写真はUt'z Bat'z collectiveにおいて、ジュリー・ウーデ・オーデット撮影。許可を得て使用。
 2011年のミス・ユニバースの大会で、グアテマラ代表アレハンドラ・バリリャスは、完璧なグアテマラの民族衣装に身を包みステージに現れた、と世界の人々は見た。いやおそらくグアテマラ人でもそう思った人はいるだろう。しかし、先住民族であるマヤのコミュニティの人々はひどく憤慨したのだった。というのもグアテマラ人のデザイナー、ジョヴァンニ・グズマンのディレクションによるバリリャスの衣装は、マヤの儀式において年長の男性リーダーのみが身にまとうものだったのである。
 グアテマラのマヤ族は、自分たちの織物を、海外の企業や国内でも先住民ではないデザイナーが盗作したり無断で使用したりすることに、長い年月耐えてきた。マヤの人々が主張したいのは、たとえばマリアズ・バッグの創立者であるデザイナーのアライダ・ボーアは、マヤ族の固有のデザインを許可なしに使い、オンラインで商品を最大600米ドル以上で売って利益を得ている、ということだ。
 一方グアテマラ政府は、先住民固有の織物やデザインをほとんど保護してこなかった。さらには、この国の知的財産権法には抜け穴があり、マヤ族の知的財産を除外している。政府や国のツーリズム機関であるInguatは、観光産業の促進のため、先住民の織物や手工芸品を利用しつづけている。このように、人口のおよそ40%、貧困層では80%を占めるグアテマラの先住民は、ないがしろにされているのである。
 マヤ族コミュニティは、いまだにグアテマラ内戦の影響下にある。この内戦は1960年から1996年まで激しく続き、20万人のマヤ先住民が虐殺されたり行方不明になっている。内戦により殺された人々のおよそ83%はマヤ族である。その他の数えきれない人々が、主にグアテマラ政府や軍による人権侵害の犠牲者となった。その当時の政府高官は戦争犯罪により告発されている。その中には大量殺戮を行った元大統領エフライン・リオス・モントも含まれる。
「私たちは人間ではなく物のような扱いを受けています」と語るアンジェリーナ・アスプアクは機織り職人で、サカテペケス振興女性協会(AFEDES)の広報担当者である。「彼らは観光客を呼び込むために、私たちを餌として使います。しかも私たちの衣装、文化、工芸品のもたらすお金は先住民の私たちの元へは戻ってきません。このことを、私たちは特許権を主張することで訴えているのです」
 アスプアクが語っている特許は、グアテマラのマヤ族機織り職人たちが、彼らの文化遺産を取り戻すために2016年5月に始めたキャンペーンの最重要項目である。グアテマラに居住する18の言語の地域から集まった30団体からなり、AFEDESが主宰するグループが、憲法裁判所より前に、法的措置を講じてきた。マヤの機織り職人は、アーティストとして、彼らの工芸品は知的財産であると認識されるべきだと唱える。この訴訟は、グアテマラの知的財産権法下の保護からマヤの織物工芸品を除外することは違憲であると主張している。
 国会に提出されたこの法案は、国の産業や産業財産権を管理する 5つの法律条項を変更することにより、機織り職人らが言う「先住民族の蓄積された知的財産」を、公式に承認するものである。先住民族が彼らの遺産を管理する権利を考慮し、先住民族を作者と見なすことにより、現行の知的財産権法の下で彼らが自動的に利益を得ることができるように、知的財産権を定義することを求めている。これにより、マヤの手織りの作品の使用や再生産により利益を受ける事業者は、使用料の支払いと、著作権者名を明記することが必要とされる。
「現在のところ、生産品の全体を保護するこのような条項はなく、私たちマヤの機織り職人の仕事は、正当に評価されてきませんでした。むしろこれまで、技法やデザインの盗用や商業化が進められてきました」
 アスプアクは、特許の結果として受け取る使用料は、地域に分配されることになると語る。マヤの人々はそのデザインを使うことを求める企業と、利益について交渉する代理人らを指名し、地域に戻る資金の配分を管理する。アスプアクやこの運動を主導する他のメンバーたちは、お金を織物学校や女性、子どもの教育のための社会的プロジェクトに投資することを望んでいる。
 望むのは、テキスタイルやデザインの特許権を得ることで、マヤのコミュニティがより自立し、彼らの遺産や文化を管理していけることだ。それにより、マヤの人々が直面する、文化の盗用と搾取という2つの大きな困難を軽減してゆくことである。特許から得られる使用料は、コミュニティが長く強いられてきた貧困の連鎖を断ち切る機会も与えるであろう。
 このような闘いはマヤの機織り職人に限ったことではない。メキシコの都市オアハカのトラウイトルテペク・コミュニティのメンバーは、2015年にフランス人デザイナー、イサベル・マランを、600年の歴史を持つトラウイトルテペクのデザイン盗用の件で告発した。2012年にはアメリカ、ナバホ・ネイションが、アーバン・アウトフィッターズに対し、「ナバホ・ヒップスター・パンツ」「ナバホ・プリント・フラスコ」など、多くの製品に彼らの名前を使用したことで、告訴状を提出している。この種の文化の盗用や盗作が蔓延したことを受けて、世界中の先住民コミュニティ189の代表が、2017年6月、ジュネーブに集まり、世界知的所有権機関(WIPO)の特別委員会が開かれ、世界中の先住民文化の盗用を禁じた。
 マヤ・コミュニティにとって最も重要なのは、特許により彼らの工芸品の意義と価値が認められるということであろう。マヤの布や服の伝統、とりわけマヤ族の女性が手織機で織った衣服であるウィピルは機織り職人にとって深い意味を持つ。
 チチカステナンゴ女性協会Ut’z Bat’zのマヤの機織り職人であるルシアは語る。「マヤ以外の人がウィピルを作ることは決してありません。なぜなら、それらはすべて意味があるからです。たとえばキチェでは、このデザインにはヘビが描かれています。というのも、ヘビは私たちの祖先が登ったり、周りを眺めることができた山々も表わすMのカーブのように曲がった形をしているからです。その首は太陽を表し、4つの角は重要な点を表しています」
 マヤの機織り職人で、チューレーン大学で教えるアンブロシア・トゥーマ教授はこう語る。「ウィピルは私たちそのものです。それらは、自然と共にある女性の日々の会話を表現している知識の宝庫なのです」
https://newsphere.jp/culture/20181011-4/

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