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「異文化共存、早過ぎた人」高橋教授講演 松浦武四郎生誕200年フォーラム

2018-10-15 | アイヌ民族関連
伊勢新聞 2018-10-14 中勢, 地域

【松浦武四郎フォーラムで学習成果を発表する児童ら=松阪市川井町のクラギ文化ホールで】
【松阪】松浦武四郎生誕200年記念事業実行委員会は13日、松阪市川井町のクラギ文化ホールで松浦武四郎フォーラム「武四郎の道は未来へとつづく」を開いた。武四郎に傾倒する作家の高橋源一郎明治学院大学教授や研究者の講演、討論会を繰り広げ、約1200人が参加した。
武四郎は同市小野江町出身で、北海道の名付け親として知られる幕末の探検家。同フォーラムは記念事業のメーンイベント。
高橋氏は講演で、武四郎の生前は未公刊だった「近世蝦夷人物誌」を読んで「本当に驚いた。日本の中にある別の文化が描かれている。深い共感を持った」と武四郎との出会いを振り返った。同書はアイヌの指導者や庶民に焦点を当て、アイヌの風俗や価値観を紹介するとともに、松前藩の役人や商人がアイヌの尊厳を軽んじて虐待している実情を暴露したが、幕府箱館奉行が出版を許可しなかった。
その上で、高橋氏は「武四郎はアイヌの方がモラルが真っ当じゃないかと気付いた時、だんだん日本中心主義の世界観が変わってくる」「アイヌが残酷な扱いを受け、解決できない矛盾を感じたと思う。明治政府の役人になったが、同化政策に手を染めざるを得ない。だから辞めたんだと思う」と指摘した。
武四郎を「早過ぎた人」と特徴づけながら、「今は他者に非寛容な時代。異文化を包摂できず排除しようとする動きは世界中で起こっている。武四郎の意義はとても大きい」と語った。
市立鵲小学校(同市笠松町)の児童10人は、武四郎の人柄の特長で「たくましい」「誰とでも仲よしになれる」「好奇心旺盛」のそれぞれについて掘り下げた学習成果を発表した。
ロビーでは武四郎が肖像写真で首に掛けている自作の大首飾りの複製をお披露目。武四郎にちなんだ物産品を販売してにぎわった。
http://www.isenp.co.jp/2018/10/14/23939/

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野外音楽フェス 多彩なステージ満喫 新郷

2018-10-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/14 10:11

かがり火やたき火がともる会場で多彩なステージが繰り広げられた「村魂祭」
 青森県新郷村の間木ノ平グリーンパークで13日、野外音楽フェス「村魂祭(そんこんさい)」が開かれた。各地から訪れた多くの来場者は、自然豊かな環境の中で多彩なジャンルのステージを満喫した。
 村民有志の実行委員会が主催し、昨年に続き2回目。ステージには村内外から参加したロックバンドや詩の朗読、アイヌ民族の伝統音楽など計14組が登場、さまざまな音楽やリズムで会場を満たした。
 夕方以降は各所にかがり火とたき火がおこされ、来場者は揺れる炎越しにステージを堪能。テントを持ち込みゆったりと観覧する家族連れの姿も見られ、村ふるさと活性化公社製の骨付きベーコンや地域産トウモロコシ「郷(さと)のきみ」などの出店も人気を集めていた。
 実行委の三瀧信孝会長(36)は「自分たちの手でもイベントが作れることを地域の若者に示しながら、村外に村の良さを広めていきたい」と意気盛ん。岩手県滝沢市から家族5人で訪れた清水藍紗さん(10)は「自然の中で聞く音楽はいつもと違った良さがある」と話していた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/237826

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アイヌのルーツ研究で博士号を取得 石原真衣(いしはら・まい)さん

2018-10-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/14 09:59
 アイヌの血を引くことで生じる葛藤を論文にまとめ、北大大学院で博士号を取得した。アイヌのルーツを公表している人の博士号取得は、アイヌ服飾文様研究家津田命子(つだのぶこ)さん(札幌市)の2014年以来。9月25日の授与式では文学研究科の総代として学位を受け取り、「アイヌの現代的な課題を正面から扱った論文が評価されてうれしい」と満面の笑みで語った。
 「アイヌでも和人でもない」と自ら感じる痛みの根源を探り、日高管内平取町出身の曽祖母から札幌で生まれ育った自身に至る4代の人生模様を論文に描き上げた。アイヌの出自を明かさずに沈黙する人を「サイレントアイヌ」という言葉で説明し、「アイヌと和人、サイレントアイヌがそれぞれの痛みに心を寄せ、共に語り始める日を夢見ている」と結んだ。
 28歳で北大大学院に入ってから、8年以上にわたって研究してきたテーマだ。今年3月には論文作成の最終段階になって父親の誠さん(72)が脳梗塞で入院し、病院で看病をしながらの執筆が続いた。北大指導教員の小田博志教授は「あのような苛酷な環境で良くやった。強い人だ」と評価する。
 今後も大学に教員として就職し、北海道の歴史をテーマに研究すると同時に、社会にもさまざまな発信を続けたいと考えている。「何百年も先につなげられるような希望を生み出していきたい」。北大近くに夫と2人で暮らす。36歳。(村田亮)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/237818

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道内の文化財を訪ねて 目梨泊遺跡(枝幸町) 文化の接触と融合 オホーツク人の死生観 /北海道

2018-10-15 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2018年10月14日 地方版
 5~9世紀を前後する数百年間、北海道のオホーツク海沿岸を中心に、北はサハリン、東は千島列島にかけて海洋狩猟民・オホーツク人が独自の文化を展開した。中でも枝幸町の目梨泊(めなしどまり)遺跡は、8~9世紀の道北におけるオホーツク文化最大級の集落として知られる。50基を超える墓と出土品は、大陸をはじめ道央や本州との主要な交易拠点であったことを示すもので、奈良時代に本州で造られた蕨手刀(わらびてとう)などが国の重要文化財に指定されている。【本間浩昭】
 稚内からオホーツク海沿岸を約110キロ南下すると、竜が頭から海に沈んでいくように見える岬がある。ア…
この記事は有料記事です。
残り1988文字(全文2262文字)
https://mainichi.jp/articles/20181014/ddl/k01/040/065000c

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写真家・石川直樹 辺境の旅、グローバルに 北九州市立美術館分館で開催

2018-10-15 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2018年10月14日 西部朝刊
 <日曜カルチャー>
 酷寒の極地、世界最高峰級の山々など世界各地を撮影してきた写真家・石川直樹(41)の作品展「石川直樹 この星の光の地図を写す」が北九州市立美術館分館(同市小倉北区)で開かれている。旅の軌跡を約300点で紹介。普通なら行けない辺境にいる気分になるだけでなく、人間の生活が雄大な自然の中で成り立っていることに気づく。世界を見る目も変わってくる。【大森顕浩】
 石川は1977年、東京生まれ。98年の北米のデナリ(旧名マッキンリー)を手始めに、2001年に七大…
この記事は有料記事です。
残り1402文字(全文1638文字)
https://mainichi.jp/articles/20181014/ddp/014/040/003000c

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英国ほどの広さをたった一人で管轄、豪警察官

2018-10-15 | 先住民族関連
AFPBB News 10/14(日) 10:04配信
【AFP=時事】英国ほどの広さがある管轄をたった一人で担当するという考えは、多くの警察官をひるませるだろう。しかし、スティーブン・パーセル(Stephan Pursell)上級巡査(53)にとってはそうではない。
 パーセルさんは、殺風景なバーズビル(Birdsville)の町でささやかな警察署をまかされている。これが意味するのは、おおらかな性格の持ち主であるパーセルさんが、オーストラリア内陸部の広大な一帯では法であり秩序であるということだ。
 シンプソン砂漠(Simpson Desert)の周囲に広がるこの孤立した乾燥地帯では、見渡す限りの赤とオレンジの風景が広がり、まるで月面にいるような錯覚すら覚える。そして、砂ぼこりやしつこいハエ、ラクダ、野犬、毒ヘビなどが主な「連れ」となる。
 端から端まで車で4日かかる自身の管轄については「かなり大きい」と認識しているが、それでも仕事にやりがいは感じているという。
「これ(仕事)を目にした時、『なんてオーストラリアらしい場所なんだ』と思った」「だから志願した」とパーセルさん。
 こうして彼は2年前、豪東部クイーンズランド(Queensland)州の沿岸地域を離れ、1600キロ離れたこの砂漠地帯に妻のシャロンさんとともにやって来た。
 この場所は人を選ぶ。日中の気温が40度を超えることもあれば、強風を伴う砂嵐で日光が遮られ、昼でも暗くなることもある。
 パーセルさんは昨年、自身が所有するトヨタ(Toyota)ランドクルーザー(Land Cruiser)の熱くなったボンネットの上で目玉焼きを作り、その時の画像をネットで公開した。これが話題となり、画像はまたたく間に拡散した。
 人口100人余りのバーズビルには、バーの役割も担うホテル1軒と燃料と生活必需品を調達できるガソリンスタンド1軒、それにカレー味のキャメルパイで有名なパン店がある。
 小さな「商業地区」だが、荒涼とした風景の中では立派な憩いの場だ。バーズビルを取り囲むのは砂原とうねるような砂丘。これらがはるか彼方の地平線まで続いており、孤立と魅力とを兼ね備えた「無」の世界が広がっている。
■遠隔地の小さなコミュニティーならではの難しさ
 ここでの仕事は、一体どのようなものなのだろうか?
 この問いに対しパーセルさんは、「犯罪とは無縁」と答え、大半は、初期対応に関するものだと説明した。
「ここでの仕事は主に、人々が無事に過ごすことができるよう気を配ることだ。(乗り物の)故障や病気、事故といった事態に備えておく必要がある」
 最もよく発生するのは車両の横転事故だが、上空でペリカンと衝突し車輪が外れてしまった飛行機の対応に当たったこともあるという。
 パーセルさんの管轄区域は24万平方キロメートルにも上るため、地元コミュニティーの協力は必要不可欠だ。救援活動に看護師や整備士、先住民のレンジャーら、地域住民らが加わることもある。もちろん、数百キロ離れた別の警察署から応援が駆け付けることもある。
 バーズビルでは、年に2回、大きなイベントが開催される。1世紀の歴史を持つ競馬大会と「ビッグレッドバッシュ(Big Red Bash)」音楽フェスティバルだ。イベント開催時には、こうした応援が不可欠となる。
 パーセルさんの前任者で、以前バーズビルを担当していたニール・マックシェーン(Neale McShane)氏は、この仕事には素晴らしい点がたくさんあると話し、「砂漠に寝転んで星を見上げていると、手が届きそうなくらい近く感じる」とその一例を挙げた。
 だが遠隔地の小さなコミュニティーならではの難しい部分もやはりあり、微妙な個人的な問題の扱いには特に苦労すると語った。
■孤独ではない
 意外なことに、孤独と感じたことはあまりないとパーセルさんは話す。
 地元メディアが、この地域で「孤独な仕事」に当たる人物としてパーセルさんを紹介して以後、署に立ち寄って話をしていく人が増えたのだという。
「皆、おしゃべりするためだけにやって来る。私が寂しがっていると思っているからね」「私たちはここで孤独や寂しさを感じたことは一度もない。小さいが素晴らしい町だ」とパーセルさんは嬉しそうに答えた。【翻訳編集】 AFPBB News
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181014-00000006-jij_afp-int

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ワニに襲われレンジャーの女性死亡、遺体を収容 オーストラリア

2018-10-15 | 先住民族関連
AFPBB News10/13(土) 19:34配信
【AFP=時事】オーストラリア北部特別地域(Northern Territory、準州)のアーネムランド(Arnhem Land)で、ワニに襲われて死亡した先住民女性の遺体が収容された。同国警察が12日、明らかにした。
 この女性は、家族と一緒に「腰の深さの」川に入って釣りをしていた先住民アボリジニのレンジャーとみられている。
 家族らによると、水のはねる音が聞こえた後、女性がいなくなったことに気づいたという。
 地元警察は、「午後5時(日本時間12日午後4時30分)前、現場から1キロも離れていない場所で女性の遺体とワニが見つかった」、「地元先住民のレンジャーたちがワニを駆除し、女性の遺体を収容した」と発表した。
 女性を襲ったワニの種類について、現時点では分かっていないという。
 オーストラリアでは毎年、平均2人がワニに襲われて死亡している。【翻訳編集】 AFPBB News
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181013-00000034-jij_afp-int

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