北海道新聞 10/08 00:20 更新
小舟をこぐ様子など「タカシマアイヌ」の当時の生活が伝わる絵巻物
【小樽】19世紀初頭の小樽の高島・祝津周辺のアイヌ民族を描いた絵巻物が、小樽市色内2の市総合博物館運河館で公開中だ。イタオマチプ(小舟)をこぐ様子や、泥酔し顔を赤らめた男性を連れ帰る女性など、当時の「タカシマアイヌ」の生活が伝わる。
江戸の砲術師、井上貫流左衛門(かんりゅうざえもん)(1740~1812年)が1808年に蝦夷地(えぞち)警備のため2カ月滞在した高島・祝津周辺で描いた作品で、縦約30センチ、横約8メートル40センチ。写実的な21場面のうち、前半の12場面(横約4メートル)が6日から公開された。同館の菅原慶郎(よしろう)学芸員は「地域に密着しており、当時のアイヌ民族の生活が伝わってくる」と話す。
絵巻物の展示は前半が11月16日まで、後半は11月17日~来年1月10日。午前9時半~午後5時。入館料は一般300円など。年末年始を除き無休。(谷本雄也)
※「イタオマチプ」の「プ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/235823
小舟をこぐ様子など「タカシマアイヌ」の当時の生活が伝わる絵巻物
【小樽】19世紀初頭の小樽の高島・祝津周辺のアイヌ民族を描いた絵巻物が、小樽市色内2の市総合博物館運河館で公開中だ。イタオマチプ(小舟)をこぐ様子や、泥酔し顔を赤らめた男性を連れ帰る女性など、当時の「タカシマアイヌ」の生活が伝わる。
江戸の砲術師、井上貫流左衛門(かんりゅうざえもん)(1740~1812年)が1808年に蝦夷地(えぞち)警備のため2カ月滞在した高島・祝津周辺で描いた作品で、縦約30センチ、横約8メートル40センチ。写実的な21場面のうち、前半の12場面(横約4メートル)が6日から公開された。同館の菅原慶郎(よしろう)学芸員は「地域に密着しており、当時のアイヌ民族の生活が伝わってくる」と話す。
絵巻物の展示は前半が11月16日まで、後半は11月17日~来年1月10日。午前9時半~午後5時。入館料は一般300円など。年末年始を除き無休。(谷本雄也)
※「イタオマチプ」の「プ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/235823