先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

武四郎の故郷で刺しゅう展 帯広のアイヌ文化勉強会 松阪市で1日から

2018-10-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/26 05:00

刺しゅう展に向け、作品づくりを進めるラムピリカの会員たち=12日(北波智史撮影)
 アイヌ文化の勉強会「ラムピリカ」(帯広)は11月1日から4日まで、初めてのアイヌ刺しゅう展を三重県松阪市の松浦武四郎記念館で開催する。着物やタペストリーなど約70点を飾る予定。代表でアイヌ民族の笹村律子さん(48)は「本州の人にアイヌに触れてもらう絶好の機会。これをきっかけに関心を持ってほしい」と準備に余念がない。
 勉強会は、帯広百年記念館嘱託職員の笹村さんが「地元の人にアイヌ文化に触れてほしい」と考え、同僚だった副代表の湯川久子さん(59)らと立ち上げた。帯広市生活館で月2回、大学教授やアイヌ民族の人を講師に招き、アイヌ語や料理、歴史などさまざまな分野で学びを深めている。現在は20~70代の会員約20人で活動する。
 刺しゅう展は、アイヌ民族を知ってもらうことと、会員の知識や技術の向上が狙いだ。勉強会から松浦武四郎記念館に働きかけて実現した。公益財団法人アイヌ民族文化財団(札幌)の助成を受けて行う。
 作品づくりには会員5人が参加し、4月に始めた。一部の作品には松阪地域で生産される藍染めの綿織物「松阪もめん」を使った。十勝地方でよくみられる糸だけで刺しゅうを施す「チヂリ」や、布と刺しゅうを組み合わせて模様をつくる「カパラミプ」など力作ぞろいだ。
 はんてん作りに挑戦した湯川さんは「大きな作品は初めてで技術不足を感じたが、勉強になった」と振り返る。
◆カパラミプのプは小さい字
残り:202文字/全文:796文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/241675

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アイヌの漁法でサケ捕獲 白老萩野小児童ら川漁体験

2018-10-26 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2018/10/25配信

マレクでサケを捕獲する児童
 白老モシリは23日、白老町内のウヨロ川河川敷で川のイオル「川漁体験」を行った。萩野小学校3年の児童のほか、白老東高校の生徒も参加。「マレク」と呼ばれるアイヌ民族が使っていた川漁の道具でサケを捕獲したり、解体体験などを通じて、アイヌ民族の川漁を学んだ。
 アイヌ民族の伝統的な川漁道具を使った漁法を学んでもらおうと実施。最初に、学芸員がアイヌ民族とサケ漁文化について紹介。川漁を行う前にカムイノミを行うこと、サケはチェプと呼ばれ、マレクという道具を使って川に遡上(そじょう)してきたサケを捕獲し、イサパキクニという木の棒でサケの頭をたたいて仕留める一連の漁法を解説した。
 このあと、白老モシリのメンバーが講師となって、子どもたちはマレクとイサパキクニを使っての漁法体験や仕留めたサケを解体したり、カツラの木をくり抜いて作った丸木舟に体験乗船。マレクを使ってサケを捕獲する体験では、うまく道具を使えない子や一発でサケを仕留める子などさまざまで、講師たちからマレクの上手な使い方をアドバイスしてもらっていた。終了後には、オハウやチャンチャン焼き、シカ肉のジンギスカン料理、いなきびご飯が振る舞われた。
 初めてマレクを使った佐々木美月さんは「動いていないサケを狙ったら一発で捕獲できたけど、すごくサケが重かったし、生きたサケの頭をたたくのもちょっと怖かった」と話した。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/14949/

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【ちょん髷理事長モノ申す 地方再生・創生論 93】地方の大学が消える時代 日体大理事長 松浪健四郎

2018-10-26 | アイヌ民族関連
観光経済新聞 2018年10月25日
 国会議員になって驚いたことがあった。「北海道旧土人保護法」という法律があり、この明治32年に制定された法律が、そのまま生きていたことだ。アイヌ民族で初の参議院議員であられた社会党の萱野茂氏が、廃止提案された。で、「アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律」が、全会一致で可決した(平成9年)。
 どれだけアイヌの人たちが差別を法律によって受けていたか、遠隔地であるためか私たちは識(し)らなかった。「旧土人法」と通称で呼ばれていたが、近代国家日本にこんな法律があること自体、知っている国会議員がいなかったことを恥じねばならなかった。萱野議員がいなければ、今も「旧土人法」が廃止されず、改正されなかったかもしれない。
 1人の議員が強く主張することによって、法律が変わったり、社会構造が変わったりする一例を書いたが、最近、大学経営に関する流れが「経済財政諮問会議」で、変わると実感せねばならなくなった。席上、麻生太郎財務相が、「定員割れや赤字経営となっている大学を公費で実質的に救済することがあってはいけない」と発言したのだ。もはや政府は、護送船団方式で大学を救う考えはないと表明したに等しい。政策変更と決めつけていいだろう。
 平成17年度から唐突に定員割れの大学に対し、政府は経常費補助金の交付を大幅にカットした。4割の私立大が定員を充足できず、多くの大学(短大を含む)がショックを受けたのである。特別補助金が、圧縮率によって左右され、6割も減額された大学も散見された。恐らく、資金繰りに困った大学もあったに違いない。地方の小規模私大が、おおむね定員未充足で、減額されたと考えてよいだろう。政府は、かかる大学を救済しないというのだから、地方の大学が消えるのは時間の問題となりつつある現実を理解しておかねばならないのだ。
 政府は大学無償化も検討中であるが、全ての大学を対象にしない考えでもある。定員割れの大学は、助成されず、無償化の恩恵にも浴することなく終焉(しゅうえん)を迎える可能性が大きくなりそうだ。文科省と財務省は、学生数と教職員数によって私学助成を行ってきたが、「定員充足率」と「教育・研究の質」へと軸足を移し、実力、人気なき大学を退場させる方向にかじを取りつつある。
 つまり、地方の小中規模の私立大や短大の余命は、それほど長くないという一言に尽きる。地方創生、人生百年時代構想において、私立大の役割と期待を政府が主張しながら、少子化による自然淘汰(とうた)に加え、ハードルを高くして消失する大学を待つ姿勢に移行したと認識せねばならない。この国特有の護送船団方式で大学を救済しないとなると、大学のみならず自治体までもが覚悟せねばならなくなる。
 大学が存在する自治体から若者が消えるとなると、その影響は計り知れない。政府は一応、助命措置となるかに映る「地方大学振興法」を成立させたが、研究力、技術力ある大学だけが残れるだけの装置でしかない。地方自治体にとって、政府の方針は他人事ではなく、自らが大学の生き残り策を検討、協力せねばならない状況下にあることを理解しておく必要があるにつけ、それほど時間的にも余裕がない。大学の減少に頓着しない政府、いよいよ地方の大学の切り捨てが始まる。
 「旧土人法」のごとく、アイヌの人たちが差別を受け不利益を被る法律ならば瞬時に廃止できたが、公教育の一翼を担う私立大は補助金で生き延びられたが、それを外すというのだから延命の余地がない。地域社会の人口減少傾向に歯止めがかからず、過疎地が増加するにつれ、大学が消える時代に突入した。
 その自治体は、大学にいかに手を差しのべるのか。公立化させた自治体もあるが、特殊な学部・学科がない限り難しい。いっそのこと、大学と自治体が組んで「民泊法」を生かして、観光ステーションにでもするしかあるまい。
 (日体大理事長、松浪健四郎)
https://www.kankokeizai.com/【ちょん髷理事長モノ申す-地方再生・創生論-93】/

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政府主催「明治150年記念式典」は疑問だ 負の歴史を語れず未来志向はあり得ない

2018-10-26 | アイヌ民族関連
BLOGOS 2018年10月25日 10:16猪野 亨
 明治の世が始まってから150年がたつそうです。北海道も命名されてから150年だそうですから、そういう節目なんでしょう。
 しかし、はっきりいってどちらもどうでもいい「節目」でしかありません。
 北海道150年は、先住民族であるアイヌ民族にとっての150年ではなく、倭人の歴史が150年経過したという意味に過ぎません。
「「北海道」命名150年と浮かれることに疑問 松浦武史郎の考案は「北加伊道」」
 政府主催の「明治150年記念式典」はそれ以上に危ういものです。
“「明治150年記念式典 「明治倣い国難対処」首相表明」(毎日新聞2018年10月23日)
「首相は、明治改元当時は欧米列強が植民地支配を進めており、「国力に後れをとっていた我が国は国家存亡の危機に直面していた」と指摘。現代の急速な少子高齢化や急激な国際社会の変化を「まさに国難だ」と位置付け、「明治の人々が勇気と英断、たゆまぬ努力で、新しい時代の扉を開けたことに思いをはせながら、この難局に真正面から立ち向かい、乗り越えなければならない」と訴えた。」
降る雪や 明治は遠く なりにけり
 明治になぞらえる必要性はあるのでしょうか。欧米列強との関係では「国難」として位置づけられたとしてもその後、アジア諸国を侵略してきた歴史は「国難」とは無縁のものであり、そうした帝国主義国としてのし上がっていったのが明治日本でした。
 安倍氏の発想は自分たちばかりが「国難」であるかのように主張するのはあまりに過去の歴史の歪曲です。対外侵略だけでなく、明治になる過程で同じ日本人が多数、死んでいったということも事実で、そうしたことにも全く目を向けていないのが安倍氏です。
”「明治改元150年「お祝い的な式典よりも、戦禍に巻き込まれ亡くなられた皆さんへの鎮魂・慰霊が大きく大事なこと」枝野代表」(立憲民主党)
 天皇や共産党は欠席です。
”「政府が明治維新150年を祝う式典 天皇陛下は出席せず」(朝日新聞2018年10月23日)
「今回天皇、皇后両陛下は出席しなかった。宮内庁は「政府からお声がけがなかった」(西村泰彦次長)としている。共産党は「明治150年の前半は侵略戦争と植民地支配に向かった負の歴史。丸ごと祝い、肯定するような行事には参加できない」(小池晃書記局長)として欠席した。」
宮内庁の弁明も建前ですね。政権からの「お声かけ」がなかったのは、予め天皇の意向を打診して断られたからということは誰が聞いてもわかります。
 全体として胡散臭いんです。
 力で国内を平定した明治政権の発想と安倍氏の発想は同じだからです。
 そういえば安倍氏は自民党総裁選挙では鹿児島県で「薩長同盟」なんて発言をして浮かれていました。
”「【自民党総裁選】安倍晋三首相、鹿児島で「平成の薩長同盟」を演出 「反安倍」鎮めた森山裕氏に論功行賞」(産経新聞2018年8月26日)
「ちょうど今晩のNHK大河ドラマ『西郷どん』(のテーマ)は『薩長同盟』だ。しっかり薩長で力を合わせ、新たな時代を切り開いていきたい」
 安倍氏は、以前から戦後レジームからの脱却だとか、未来志向などという言葉を多用していましたが、安倍氏は、明治だとか戦前が大好きな中の1人です。要は戦前の「強い」大日本帝国が大好きなわけです。
 強い日本を語って酔いしれている安倍氏ですが、歴史教科書までおかしいと言ってしまっています。
「教育勅語を復活させようとする謀略 若い世代が無批判に許容する? 事実を教えない日本の歴史教育に危機」
 安倍氏は私たちをどこに導こうというのでしょうか。
 現代の日本の危機は、自民党政権による無策の結果です。これを「国難」なんて言っているのは無責任そのものです。
http://blogos.com/article/334071/

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CPTPPの国内手続きが完了(ニュージーランド)

2018-10-26 | 先住民族関連
ジェトロ 2018年10月25日 オークランド発
ニュージーランド国会は10月24日、「環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP、いわゆるTPP11)」の関連法案を可決、翌25日の国王裁可を経て、CPTPPの国内手続きが完了した。
今後CPTPP発効の際に、協定に基づき加盟国への関税優遇を可能とする「関税法1988」の改正、「新生物および有害物質に関する法律1996」に関する技術規則のコメント期間の変更(30日から60日へ)、「制定法2012」の改正による外国投資審査額の引き上げ(1億ドルから2億ドルへ)などを実施する予定だ。
なお、国内で根強い反対意見のあった投資家対国家の紛争解決手続き(ISDS)条項については、TPP投資章の一部条項の凍結に加え、最大投資国であるオーストラリアおよびブルネイ、マレーシア、ペルー、ベトナムの5カ国と個別にISDSを互いに行使しない旨のサイドレターを締結したこと、また先住民マオリ族の土地保有権を保障するワイタンギ条約がCPTPPで承認されたことも審議過程で確認している。
CPTPPは加盟11カ国のうち6カ国が、寄託国であるニュージーランドへ通報してから60日後に発効すると規定されている。現時点で、ニュージーランドとメキシコ、日本、シンガポールの4カ国が国内手続きを完了、オーストラリアでも17日に議会が関連法案を可決している。また、ベトナムやカナダでも審議が進められており、発効は早ければ2019年1月中旬ごろと見込まれている。
(奥貴史、ジョイ・デン)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2018/10/644ba6e288be9da6.html

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メキシコ観光局、革新性とリーダーシップによってもたらされたメキシコ観光産業の成長を報告

2018-10-26 | 先住民族関連
投資と戦略的提携により、メキシコは「世界で最も観光客が訪れる国」第6位にランクイン
PR TIMES 2018年10月25日 14時57分
メキシコ観光局は、国連世界観光機関(UNWTO)によって発表される「世界で最も観光客が訪れる国」ランキングにおいて第6位にランクインしたことを発表しました。メキシコは、2012年には同ラインキング第15位でしたが順位をあげ、2017年にメキシコ訪問した人の数は3,930万人を記録。外国人観光客数は、2012年以降78.7%増加しました。今回のランクアップは、メキシコ観光局が多面的な取り組みを通して、メキシコの魅力を世界に向けて発信し続けてきた成果です。現在、メキシコの観光産業は国内GDPの8.7%を占め、国際観光収入は213億米ドルに上り、1,000万件の雇用機会を創出しています。
メキシコ政府観光省観光大臣のエンリケ・デラマドリード氏[KS1] は、次のように述べています。「政権発足当初、私たちはメキシコ観光産業の繁栄に貢献するプログラム構築を目標に掲げていました。航空路線の接続性向上、新しい観光商品の開発、潜在的な市場の育成、大規模なイベントの誘致が我が国の観光産業の成長に寄与した重要な要素と考えています。観光産業の成長を加速させることで、より多くの人に対し、我が国で学び、働き、成長する機会を創出します。観光産業の発展が国の成長戦略の柱であり、これが私たちが求めていた真の観光戦略です。」
航空路線の接続性
メキシコ行きの国際線で提供座席数を150万席拡充
メキシコ観光産業の成長戦略において、主要国・都市とメキシコを結ぶ航空路線の拡充は重要な要素であり、路線ネットワークの強化と、最先端のテクノロジーを駆使して複数のターミナルの拡張建設に重点を置きました。
国内線と国際線はそれぞれ41%と28%拡大しました。昨年、フィンランドの首都ヘルシンキとプエルト・バジャルタ間を結ぶフィンランド航空(フィンエアー)および全日本空輸(ANA)が提供する東京・メキシコシティ間の直行便を含む国際線の新路線が追加されました。昨年に引き続き、今年も路線の接続性強化を優先事項に据え、今年はメキシコへの直行便で提供座席数を150万席追加しました。
旅行者の需要に応えるべく実施した航空路線の接続性強化に関するコミットメントは、航空会社、ホテル、観光業界で緊密な関係構築にもつながりました。その結果、2012年以降、各地域からの観光客の到着率は、ヨーロッパ33%増、南米96%増、アジア127%増を記録しました。
多様化する航空市場が観光客増加に貢献
アジアで最も重要な市場である日本は、堅調な成長を続けています。 今年1月から8月までの8ヶ月間で、日本からの観光客は78,200人に上り、2014年の同期比52.1%の伸びを記録しました。これは、日本とメキシコをつなぐ、全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、アエロメヒコ航空の主要航空会社3社の乗客収容数増によるものです。
新しい観光商品
メキシコの多様な魅力をアピール
メキシコ観光局は2017年、新しいグローバルマーケティングキャンペーン、「唯一無二の世界、メキシコ(A World of Its Own)」、を発表しました。本キャンペーンは、メキシコのバラエティに富んだ魅力に焦点を当てることで、メキシコを何度も訪れたくなる旅行先として印象づける、革新的なキャンペーンです。このキャンペーンは、市場や観光客の特徴、観光商品によって、アピールするコンテンツやメッセージをカスタマイズしています。
キャンペーンの一環として、同年、メキシコ観光局は重点市場(国)との対話を通して共通性を見出すプログラム「Dear Country」を導入しました。堅牢なコンテンツマーケティングプログラムの対象となる国は、日本、米国、カナダ、コロンビア、ブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルー、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス、英国、フィンランド、ポーランド、オランダ、ロシア、韓国などを含む21か国です。
今年初め、メキシコ観光局は、メキシコに起源をもつ3,500万人以上のアメリカ人を対象とした統合型マーケティング活動「Viajemos Todos por México(Let's All Travel Across Mexico)」を開始しました。本プログラムは、文化遺産をテーマとし、メキシコ系アメリカ人をターゲットに彼らのルーツを学ぶためのポータルサイトを立ち上げ、メキシコの200以上の観光地を紹介しています。 「Viajemos Todos por México」では、1,000を超える観光パッケージツアーが掲載されており、その多くは、シーズンによって最大60%の割引が適用されます。
また、同局はメキシコの先住民族に興味関心のある観光客をターゲットにした、先住民のルーツを辿る体験型観光プログラム「マヤの世界(Mundo Maya)」の提供を開始しました。「マヤの世界」は、メキシコの中でユネスコ世界遺産が最も多く集約されており、観光客が、その独自の考古学的、文化的、食文化的経験に触れる機会を提供しています。オアハカ州は、プログラムに追加された最新ルートで、既存のルートにはカンペチェ州、キンタナ・ロー州、ユカタン州、タバスコ州、チアパス州が含まれます。 そのほか、「マヤの世界」には、メキシコにある68の先住民族の村のうち、47が含まれています。
2001年に始まったメキシコ観光局主導の観光促進プログラム「魔法の町(Pueblos(プエブロ・)Mágicos(マヒコ)
)」の支援も続けてきました。「プエブロ・マヒコ」は、山々、ジャングル、ビーチ、砂漠などの自然に囲まれたメキシコの自然、文化、建築物の宝庫です。10月はじめに開催された国際展示会「プエブロ・マヒコ」では、新しく10の都市と町が加わり、計121の都市が参加しました。参加都市の中には、ムスキス、コアウイラ、ノンブレ・デ・ディオス、ドゥランゴ、コモンフォート、シマパン、グアナフアト、イダルゴ、トラケパケ、ハリスコ、コンポステーラ、ナヤリット、アメアルコ・デ・ボンフィル、ケレタロ、アキスモン、サン・ルイス・ポトシ、ブスタマンテ、ヌエボ・レオン、グアダルーペ、サカテカスなどが含まれています。
メキシコ
国際イベントの主催国
メキシコ過去数年間、スポーツイベントや文化イベントにおける開催地としての認知度を高めています。 2015年にはF1の世界選手権メキシコグランプリが開催され、ファンの間では瞬く間に人気のサーキットとなり、成功を収めました。先日開催された2017年F1グランプリ選手権では、メキシコに5億米ドルの利益をもたらしました。
2016年と2017年には、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)シーズン中の試合がメキシコで開催され、2017年の試合ではメキシコシティに32,400人の観戦客が集まり、中には8,900人もの観光客も含まれています。
メキシコの文化、歴史、人々を象徴するイベントとして知られる「死者の日」は、2008年にユネスコより無形文化遺産に指定された家族や友人が集まり亡くなった人への思いを偲ぶ伝統的なお祭りです。「死者の日」にメキシコシティで開催されるパレードは今年で3年目を迎えました。昨年は、1億4000万米ドルの利益をもたらし、市内の主要観光地周辺のホテルの稼働率は100%を達成しました。
成長のレガシー
これまでメキシコは観光客向けのサービスを評価され、数々のアワードを受賞しました。
「Travvy Awards」誌では、家族旅行の旅行先部門でメキシコが世界1位に選ばれました。リビエラマヤ地方は、ベスト・ハネムーン・デスティネーション、世界のLGBTフレンドリーな旅行先第2位に選出されました。オアハカ州は、ナショナルジオグラフィックグラフィックが発表した「2018年に行くべき場所」で第5位にランクインしました。ロスカボスはNYタイムズ紙が発表した「2018年に必ず行くべき世界の名所52選」にランクイン、プエブラは米CNNテレビが発表した「2018年に訪れるべき18の場所」で第8位に選ばれました。
毎年メキシコ国内で開催される旅行博「TianguisTurístico(ティアンギス・トゥリスティコ)」は、最も力を入れ取り組んだ活動のひとつで、メキシコの観光産業にとって最も重要なプロモーションプラットフォームとなっています。 今年マサトラン市で開催された同旅行博では、観光業界における重要なステークホルダーを招き、いち早くメキシコの様々な観光アセットを体験していただきました。旅行博の開催地となったマサトラン市は、今回のイベント開催にあたり大きな変革と改装を経て、開催期間中は44,000件に上るビジネス会合と1,500人ものトラベルバイヤー、935の国内外の企業を受け入れました。旅行博には、メキシコを訪れる旅行者の40%が利用する航空会社計11社と、毎年何百万人もの観光客の誘致に貢献するツアーガイドが参加しました。
メキシコの主要観光地、「プエブロ・マヒコ」やビーチを訪れる国際観光客や、世界規模のイベントに参加する人は後を絶ちません。2018年上半期、メキシコに魅了され訪れた人は2,600万人に上り、2017年の同期に比べ7.3%の増加を記録しました。同時期、国内全体の観光客の消費額は4.3%増加しました。
今後、メキシコは上向きの軌道を維持し、既存のパートナーシップ強化に努め、国内の観光自治体と継続的に協力することで、より多くの観光客を増加に努めています。今後も観光産業の強化を継続することで、人々の成長と機会創出に貢献します。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000009016.html

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未来を拓く小さき者たちの歴史

2018-10-26 | 先住民族関連
レイバーネット (2018/10/25) 第80回
●ハワード・ジン『学校が教えてくれない本当のアメリカ史』(あすなろ書房、2009)/評者:菊池恵介

 本書は、アメリカの歴史学者であり、反戦活動家として知られるハワード・ジンの『民衆のアメリカ史』を、歴史物語作家のレベッカ・ステフォフが編集したものである。1300ページを超える大著を若い世代向けに編纂したダイジェスト版とはいえ、そのエッセンスが十分に垣間見える作品となっている。
 著者のハワード・ジンは、貧しいユダヤ系移民の子として、1922年にニューヨーク州で生まれた。両親は、20世紀の初頭、新大陸での新しい暮らしを夢見てエリス島に流れ着いた東欧系の移民であり、大恐慌下のブルックリンでは、底辺労働者として辛苦を嘗めた。当時カフェの給仕だった父は職を失い、路上でネクタイを売って生計を支えた。その姿が屈辱感とともに目に焼き付いていると、晩年回想している。そんな労働者階級の子弟が大学に進学するきっかけとなったのが第二次大戦の勃発である。戦時中、爆撃手としてヨーロッパ戦線を転戦した彼は、除隊後、元兵士のためのGI奨学金を獲得し、コロンビア大学で歴史学を学んだ。そして博士号を取得すると、アメリカ南部のジョージア州にある黒人女子専門のスペルマン・カレッジに赴任し、そこで公民権運動にコミットする。1963年、これを理由に同校を解雇されるが、翌年ボストン大学の政治学部に採用され、現地でノーム・チョムスキーらとともに、ベトナム反戦運動のリーダーとして頭角を現していく。
 1980年に刊行された『民衆のアメリカ史』は、こうしてアメリカを代表する知識人となったハワード・ジンの代表作といえる著作である。刊行以来、150万部の売り上げを記録し、アメリカの多くの大学や高校で歴史学の授業の副読本として採用されるなど、巨大な反響を呼んだ。「アメリカ史の見方を変えた」といわれる本書の特徴は、どこにあるのか。それは一言でいえば、これまで征服者や支配者の視点から語られてきた国家の正史に対して、先住民や黒人、女性や工場労働者などから見た、もう一つの歴史を鮮烈に描き出した点にある。少し長くなるが、著者がみずからの歴史観を語っている部分を引用してみよう。
 「人は歴史について書いたり読んだりするとき、征服や大量虐殺のような残虐なことも、進歩のためには仕方がなかった、と思いがちだ。それは、多くの人々が、歴史とは、政府や征服者、指導者たちの物語だと考えているせいである。そうした視点から過去を振り返ると、歴史とはある国に何が起きたのか、の話になるだろう。だから、国王や大統領、将軍が登場人物になるのだ。しかし、工場で働く者や農民、有色人種、女性や子供はどうなのだろう? 彼らもまた、歴史の担い手ではないだろうか?
 どの国の歴史物語にも、征服する者とされる者、主人と奴隷、権力を持つ人々と持たざる人々の間の激しい対立がふくまれている。歴史を書くということは、そのどちらかの側に立つということだ。わたしはたとえば、アラワク族の立場から、アメリカ発見を語りたいと思う。たとえば黒人奴隷の視点に立って、アメリカ合衆国憲法について述べ、ニューヨーク・シティに住むアイルランド人の目で、南北戦争をみてみたいと思うのだ」(20-21頁)
 「1492年にコロンブスがカリブ海に到達し、現在のハイチにあたるイスパニョーラ島にはじめて上陸したとき、先住民のアラワク族の男女が駆け寄って一行を歓迎した。そのときの模様を、コロンブスは航海日誌に次のように綴っている。『彼らはわれわれに、オウムや錦の玉や槍をはじめとするさまざまな物をもってきて、ガラスのビーズと呼び鈴と交換した。なんでも気前よく、交換に応じるのだ。彼らは武器というものを持っていないだけでなく、武器というものを知らないようだ。というのは、私が剣を差し出すと、知らないで刃を握り、自分の手を切ってしまったからだ。彼らには武器はないらしく、槍は植物の茎でできている。彼らはりっぱな召使になるだろう。手勢が50人もあれば、一人残らず服従させて、思いのままにできるに違いない』」(12頁)。
 その後、アラワク族に何が起きたのかを想像するのは難しくない。コロンブスは島のどこかに大量の金があると思い込み、先住民に金を集めてくるように命じた。ノルマを達成できなかった者は、容赦なく手首を切断し、出血多量で死なせた。また、逃亡するインディオを獰猛な犬をけしかけて追い詰め、残忍きわまりない方法で殺した。その後、もはや島から金がでないことがわかると、「エンコミエンダ」と呼ばれる巨大なプランテーションで彼らを奴隷として酷使した。こうして先住民たちは虐待され、何千人という単位で死んでいった。コロンブスの上陸当初、25万人いたと推定されるアラワク族は、1550年には500人まで減り、100年後には一人残らず死滅してしまったのである。
 コロンブスとアラワク族の間に起きた悲劇は、その後も、南北アメリカ大陸で幾度となく繰り返された。スペイン人のコルテスとピサロは、メキシコのアステカ文明と南米のマヤ文明を滅ぼし、ヴァージニアやマサチューセッツを切り拓いたイギリスの入植者たちは、北米大陸の先住民に同じ仕打ちをした。また、タバコや綿花の栽培に成功し、労働力不足に直面すると、アフリカから大量の黒人を奴隷として連行してきた。今日までアメリカ社会を蝕む人種主義を生み出す発端となった出来事である。アメリカの学校における歴史の教科書は、航海者や開拓者たちの英雄的な冒険ではじまる。コロンブスが新大陸に到達した日は、国民の祝日だ。しかし、南北アメリカ大陸の先住民にとって、それはまさに五百年にわたる収奪の歴史のはじまりだった。
 だが、ハワード・ジンの『民衆のアメリカ史』の功績は、公の歴史が隠蔽してきた過去の暴力や収奪の歴史を掘り起こしたことに尽きるものではない。むしろ、虐げられた人々が互いに連帯し、権力に抵抗した稀有な歴史の瞬間を鮮やかに蘇らせていく点に、その真骨頂があるといえるだろう。そのような思いやりと勇気にあふれる民衆の行動の中にこそ、人類の未来の可能性がたたずんでいると考えられるからだ。
 「新たな可能性を未来に探ろうというときには歴史が助けになってくれる、とわたしは信じている。歴史は、隠されていた過去のある部分、たとえば人々が権力者に抵抗し、あるいは団結したときの物語を明らかにして、ヒントを与えてくれるはずだ。わたしたちの未来は、えんえんと続く戦争史の中にではなく、思いやりと勇気にあふれた過去の出来事のなかに見出されるに違いない。これが、アメリカ合衆国の歴史への、私の接近方法(アプローチ)である。そしてそれは、コロンブスとアラワク族との出会いからはじまるのだ」(21頁)
 コロンブスの「発見」から五百年。奴隷制や植民地主義を経て、今日の資本主義の搾取にいたるまで、権力者による収奪の歴史は連綿と続いている。いつ終わるとも知れない、この長い暗闇の中で、一体どこに希望を見出すことができるのか。土地の略奪に抵抗した北米のインディアン、決死の逃亡や反乱を繰り返した黒人奴隷たち、労働環境の改善を求め、何度となくストライキを打ったローウェルの女工たち、メキシコ戦争に反対し、市民的不服従を唱えたヘンリー・ソローなど、小さき者たちの抵抗の物語を掘り起こすハワード・ジンの『民衆のアメリカ史』は、その手がかりを与えてくれる。
*「週刊 本の発見」は毎週木曜日に掲載します。筆者は、大西赤人・渡辺照子・志真秀弘・菊池恵介・佐々木有美・佐藤灯・金塚荒夫ほかです。
http://www.labornetjp.org/news/2018/1025hon

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レオナルド・ディカプリオが人気小説の映画化作品に出演 監督はM.スコセッシ氏

2018-10-26 | 先住民族関連
ニフティニュース 2018年10月25日 16時20分

 これまでに5作の映画で主演&監督のタッグを組んでいる俳優のレオナルド・ディカプリと、監督のマーティン・スコセッシ。映画『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』の原作者デイヴィッド・グランのノンフィクション・ベストセラー『Killers of the Flower Moon(原題)』の映画化で、再タッグとなるようだ。Deadlineなどの海外メディアが報じた。
 実話ベースの『Killers of the Flower Moon(原題)』の映画化は2017年ごろから伝えられており、当時もレオナルドとスコセッシ監督の再タッグが噂された。ようやく実現に向けて企画が動き出し、映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』のエリック・ロスが、すでに脚本を書き上げたという。
 「デイヴィッド・グランの著書を読んですぐに登場人物、設定、アクションのイメージが頭に浮かび始めた。この映画を作らないといけないと確信した」とスコセッシ監督。「エリック・ロスと仕事し、レオナルド・ディカプリオと再タッグを組んで、この衝撃的なアメリカの物語を映画化することに心から興奮している」と、声明の中でコメントしている。
 『Killers of the Flower Moon(原題)』の舞台は1920年代のオクラホマ州。居住地で原油が発見されたことから富を得た先住民のオーセージ族。しかし住民が1人1人殺害されていくという事件が起きたため、フーバー局長率いるFBIが捜査に乗り出し、冷酷な連続殺人事件の真相を突き止めるさまを描くという。
 レオナルドが演じる役は不明。製作陣はオーセージ族と面会し、数ヵ月のうちにロケーション・ハンティングを始めるという。2019年夏ごろから製作が始まる予定とのことだ。
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12119-5992010/

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アイヌ文化に触れて 「象徴空間」PRキャラバン 帯広市

2018-10-26 | アイヌ民族関連
十勝毎日新聞 10/25(木) 14:27配信
 アイヌ民族の文化継承のため、2020年に胆振管内白老町に整備される国立施設「民族共生象徴空間」の開設PRキャラバン「meet AINU(ミート・アイヌ)」が25日、帯広市内の百貨店・藤丸7階催事場で始まった。30日まで。
 北海道の主催。帯広は札幌、新ひだか、福岡に続いて4カ所目。象徴空間の紹介やアイヌ文化の魅力発信を目的としている。
 会場には幅5・4メートルあるアイヌの家「チセ」の模型が登場。アイヌ文様はんてんの民族衣装が試着できる撮影会や、民族共生象徴空間・アイヌ文化紹介のパネル21点を展示。アイヌ民族が登場する人気漫画「ゴールデンカムイ」の舞台を巡るバーチャルリアリティー(VR)体験もできる。
 帯広市内の男性(33)は民族衣装を着てチセに上がり、「アイヌ文化の疑似体験ができて貴重な経験になった」と話した。
 27日正午からは、PRアンバサダーを務めるAKB48チーム8の坂口渚沙さんのトークショーが予定されている。午前10時~午後7時(最終日は午後4時まで)。(藤島諒司)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181025-00010001-kachimai-hok

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