先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ工芸品 魅力発信する展示会 札幌

2022-03-06 | アイヌ民族関連
HBC 3/5(土) 12:35

 札幌の地下歩行空間では、アイヌの工芸家と企業が協力した商品などの展示会が開かれています。
 「アイヌ・プロダクツ・プロジェクト」はアイヌの人たちが代々受け継いできた自然とともに生きる精神や世界観を身近に感じてもらうために道が開催しているものです。
 今年はアイヌの工芸家や企業と協力し、新たなアイヌの工芸品を作りました。
 北海道環境生活部アイヌ政策課・小島圭介主幹
 「アイヌの伝統的な工芸技術と現代的なデザインをコラボした製品づくりができないかチャレンジ的なプロジェクトになっている」
 展示会は、5日午後5時まで開かれます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/081bf8713ded98dc9eaea0c1fe7d28faf81c5924

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アイヌの伝統技術を現代の暮らしに… アイヌの伝統的なデザインで“商品開発” マニュアルの動画も

2022-03-06 | アイヌ民族関連
UHB3/5(土) 18:50

 アイヌの伝統的なデザインを使った商品開発を広めていこうと札幌市でイベントが開かれました。
 イベントは北海道が2020年から始めた「アイヌ・プロダクツ・プロジェクト」 の一環で行われたものです。
 商品開発のモデルとして、まな板とお盆を兼ねたアイヌの「メノコイタ」を現代風にしたカッティングボードやアウトドアでも使える椅子などが展示されました。
 訪れた市民にはどんな価格でどんなデザインなら購入したくなるのか、アンケート調査も行われ北海道は今後の商品開発に役立てる方針です。
 このほか会場ではアイヌの工芸を商品開発する過程をまとめたマニュアルの動画も上映されました。
 動画はインターネットで見ることができます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/52cac9b7c99d29647410ff066526482d9c32df8c

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<ウポポイ オルシペ>34 交流室展示「さわる、みる、きく」 手や体で音感じる

2022-03-06 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/06 05:00

炉縁に置かれているのが「ムックリ」(左上)と、イラクサの繊維で作った弦(右上)。手前が「トンコリ」
 2月末で終了した交流室展示「ケレ ヤン、ヌカラ ヤン、ヌ ヤン さわる、みる、きく、国立アイヌ民族博物館」の期間中、関連イベントで「音楽を体験してみよう!」を開催しました。
 普段、体験学習館で実施している楽器のプログラムは、参加者が楽器の持ち方や演奏方法を練習して奏でた音を感じる内容です。「音楽を体験してみよう!」のプログラムでは楽器の素材に触れて感触をたしかめ、音が出てくる仕組みを知り、音を出したときの手や体に響く振動などを感じてもらうことを中心に行いました。
 「ムックリ」(口琴)に使用している竹は、音を出すときに振動する弁を実際に指でさわって比べます。竹を削る深さによって弁のしなる強さが変わり、高い音や低い音の差が出てきます。演奏するときも高い音の場合はしなりが固いので引くときに力がいります。反対に低い音の場合はしなりが柔らかく力がいりません。参加者には削る前の竹や、削っている途中の竹を配布して、どのくらい音の差、振動の差が出てくるのかを試してもらいました。
 「トンコリ」(弦楽器)は体に引き寄せて弦をはじいたときに、どのくらい体に音が響いてくるのかを確かめます。弦は現在使用している絹の弦だけではなく、イラクサやツルウメモドキなどの植物の繊維を「カエカ」(糸より)の工程を経て糸にしたものを指ではじいて感触を確かめました。
 参加者自身で弦を調弦する糸巻きを上げたり下げたりしながら高い音、低い音、どのような音が弦をはじくごとに出てくるかを聴き、自分の好きな音を自由につくり、響く音の違いを楽しみました。
 私たちは楽器で音を感じ、自然の情景や自身の感情を表現し曲にします。
 曲として奏でた耳に聞こえる音だけではなく、手や体に直接響く振動に注目してみるのも面白いのではないでしょうか。(文・写真 石田イクレ=文化振興部体験教育課主査)
◆「オルシペ」の「シ」、「ヌカラ」の「ラ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/653318

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アイヌの幻の祭祀を記録 映画『チロンヌプカムイ イオマンテ』公開決定

2022-03-06 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/05 21:04

アイヌ民族の知られざる祭祀、カメラはすべてを撮っていた=映画『チロンヌプカムイ イオマンテ』4月30日より東京・ポレポレ東中野ほか全国順次公開 (C)VisualFolklore
 1960年代から日本とアジアの民族文化を撮り続けてきた北村皆雄監督による映画『チロンヌプカムイ イオマンテ』が、4月30日から東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開される(※タイトル「チロンヌプ」の「プ」は小文字が正式表記)。
【画像】2Kレストアにより色も鮮やか場面写真
 1986年、北海道・屈斜路湖を望む美幌峠で、大正時代から75年ぶりに「チロンヌプカムイ イオマンテ(キタキツネの霊送り)」が行われた。アイヌの人たちもほとんどが知らない幻の祭祀だ。狩猟民であるアイヌの伝統的な考えでは、動物は自らの肉や毛皮をみやげにして人間の国へやってくる。アイヌは、キタキツネをわが子のようにかわいがって育てると、やがてイオマンテを行う。祈りを捧げ、歌や踊りで喜ばせ、みやげを背負わせて神の国へ送るのだ。
 祭祀を司るのは、明治44生まれの日川善次郎エカシ(当時75歳)。祈りの言葉を間違えれば神の怒りをかう。一言一句に魂をこめる。
 映画は、1986年に撮影したものに2Kレストアを行い、歌、踊り、言葉を35年ぶりによみがえらせた。北村監督は「民俗の記録は古いほど原型が残っている。時間の奥に眠っていたアイヌの世界観を現在に引き出した」と語る。
 人気漫画『ゴールデンカムイ』のアイヌ語監修者である中川裕氏(千葉大学名誉教授)が、日川エカシ入魂の祈りを全てアイヌ語で書き起こし、現代日本語訳をつけた。中川氏は「動物を我が子のように育て、それを屠って魂をカムイの世界にいる両親の元に送り返す。そのことの意味を十分に理解していた人たちが大勢いた時代の記録」「アイヌの精神文化・世界観を学ぶまたとない教科書であり、アイヌ文化を未来につなぐための貴重な遺産」と本作を支持する。
 音楽はアイヌのユカラ(叙事詩)やウポポ(歌)を取り入れて活動する豊川容子+nin cup(ニンチュプ)。ボーカルの豊川は本作の語りも担当。神の国と人間の国をつなぐような豊川の歌声が、心の隅ずみまで響きわたる。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/653329

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