先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

台湾の先住民族についての勉強会

2022-03-14 | 先住民族関連
NHK03月13日 07時47分

日高の様似町で12日、アイヌの人たちが権利回復などが進む台湾の先住民族について学ぶ勉強会が開かれました。
勉強会は、様似町が国の交付金を活用して地元のアイヌの人たちと台湾の先住民族とが交流する事業の一環として行われました。
勉強会には、地元のアイヌ協会などから9人が参加し、台湾の先住民族のブヌン族で、札幌で牧師を務めるディヴァン・スクルマンさんが講師に招かれました。
ブヌン族の民族衣装を身にまとったスクルマンさんは、はじめに台湾には16の先住民族が暮らしていて、人口全体のおよそ2%を占めていることを説明しました。
また、先住民族は長年弱い立場に置かれていましたが、1980年代から社会運動が盛んになり、近年は新しい法律の制定などで権利の回復が図られていることが紹介されました。
参加者からは言語教育について質問が出され、スクルマンさんは「かつては学校で先住民族の言葉が使用できなかったが、現在は民族の言葉を学ぶ授業が行われている」と答えていました。
参加者の1人は、「台湾の先住民族はとてもおおらかな感じで、自分たちの誇りを持っていると感じました」と話していました。
スクルマンさんは、「文化の交流だけでなく、アイヌの方たちが抱えている問題も分かち合ったらいいなと思います」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220313/7000044367.html

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アイヌがテーマの演劇を映画に 宇梶剛士さんが舞台あいさつ

2022-03-14 | アイヌ民族関連
NHK3月13日 12時32分

アイヌをテーマにした演劇を記録した映画が札幌市で公開され、演出を手がけた俳優の宇梶剛士さんが舞台あいさつを行いました。
宇梶さんは、みずからのルーツであるアイヌの文化を伝える活動をしていて、白老町にある文化の発信拠点「ウポポイ」のPRアンバサダーも務めています。
制作・演出を手がけたアイヌをテーマにした演劇、「永遠ノ矢」を記録した映画が札幌市で公開されたのにあわせ、初日の12日、舞台あいさつを行いました。
この中で宇梶さんは、「北海道の人にもっとアイヌのことを受け止めてもらいたいと演出を大きく変えたところもあります。一人でも多くの人にみてもらうためにはどうしたらよいかと考えてこの映画をつくりました」とあいさつしました。
映画では、東京で生まれ育った主人公の青年がアイヌ民族の亡き父の故郷・北海道で暮らす兄を訪ねみずからのルーツや家族と向き合う姿が描かれています。
演劇は去年道内3か所で上演されましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で各地で上演が中止されたことから多くの人に見てもらおうと映画化されたということです。
映画をみた女性は「ふだんは考えたことがなかったアイヌのことをすごく考えさせられた。宇梶さん自身がアイヌとして生きていくという覚悟を感じた」と話していました。
上演のあと宇梶さんは「多様性は何よりも大切なことだと思う。共生をするにしても相手のことを知らないといけない。この映画がそういったことを考える一つになったらうれしい」と話していました。
この映画は札幌市中央区の「シアターキノ」で今月31日まで公開されています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220313/7000044369.html

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命懸けでチョウを保護 メキシコ

2022-03-14 | 先住民族関連
けでチョウを保護 メキシコ
AFPBB News3/13(日) 14:07
メキシコは環境保護活動家にとって、最も危険な国の一つだ。チョウの保護活動家、オメロ・ゴメス(Homero Gomez)さんは、2年前に殺害されたとみられている。しかし、その精神は今なお生き続けている。
命懸けでチョウを保護 メキシコ (AFP=時事) - Yahoo!ニュース
中西部ミチョアカン(Michoacan)州のチョウ保護区、エルロサリオ(El Rosario)。面積は約2500ヘクタール。モミの木の林に「オオカバマダラ」の大群が飛来する。
 オレンジと黒の羽が特徴で、ミチョアカン州で冬を越すため、毎年カナダから数千キロを移動してくる。
 農業技師だったゴメスさんは、人生の大部分を保護区の保全と監視にささげていた。その活動は国際的にも知られていた。
 しかし、2020年1月、井戸の底から遺体となって発見された。殺害された可能性が高いとみられている。
 数日後、同じくチョウの保護活動家、ラウル・エルナンデス(Raul Hernandez)さんの遺体も州内で見つかった。暴行を受けた痕があった。
 ミチョアカン州では、複数の犯罪集団が活動している。エルロサリオの監視員は、違法伐採業者の脅威にもさらされている。
 国際NGO「グローバル・ウィットネス(Global Witness)」によると、ゴメスさんを含め、2020年にメキシコで殺害された環境保護活動家は30人に上る。環境保護活動家にとって、メキシコはコロンビアに次いで危険な国となっている。
 環境保護活動家が殺害された事件のほぼ3分の1は違法伐採業者によるものだ。半分は先住民族を狙ったものという。同NGOは、犯罪者の最大95%は罰せられていないと指摘している。
 ミチョアカン州の検察は、ゴメスさんの死因は水死としている。頭部に外傷もあった。AFPは検察に取材を申し込んだが、返答はなかった。
 ゴメスさんの妻レベカ・バレンシア(Rebeca Valencia)さんはAFPに「事故じゃない、彼は殺された」と訴えた。捜査は遅々として進まず、真実が隠蔽(いんぺい)されるのではないかと危惧している。
 オレガリオ・サンチェス(Olegario Sanchez)さんはパトロールに同行したAFP記者に対し、ゴメスさんが残したものは今でも「私たちの心の中にある」と話した。
 サンチェスさんによると、監視員は現在260人。「(ゴメスさんと)同じ道をたどり、監視と森林再生活動を続けていく」と語った。
 監視員は10人のグループで行動する。マチェーテ(なた)で武装している監視員もおり、違法伐採業者や腹をすかせた家畜、山火事からモミやマツの木を守っている。昼夜のシフト体制で、時には20キロ歩く。不審な行為を見つければ、当局に通報する。警察も遊歩道の安全に目を光らせている。【翻訳編集】 https://news.yahoo.co.jp/articles/1f41d31761db83d3a30a38df5103cff94a3b7a21

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