NHK03月13日 07時47分
日高の様似町で12日、アイヌの人たちが権利回復などが進む台湾の先住民族について学ぶ勉強会が開かれました。 勉強会は、様似町が国の交付金を活用して地元のアイヌの人たちと台湾の先住民族とが交流する事業の一環として行われました。 勉強会には、地元のアイヌ協会などから9人が参加し、台湾の先住民族のブヌン族で、札幌で牧師を務めるディヴァン・スクルマンさんが講師に招かれました。 ブヌン族の民族衣装を身にまとったスクルマンさんは、はじめに台湾には16の先住民族が暮らしていて、人口全体のおよそ2%を占めていることを説明しました。 また、先住民族は長年弱い立場に置かれていましたが、1980年代から社会運動が盛んになり、近年は新しい法律の制定などで権利の回復が図られていることが紹介されました。 参加者からは言語教育について質問が出され、スクルマンさんは「かつては学校で先住民族の言葉が使用できなかったが、現在は民族の言葉を学ぶ授業が行われている」と答えていました。 参加者の1人は、「台湾の先住民族はとてもおおらかな感じで、自分たちの誇りを持っていると感じました」と話していました。 スクルマンさんは、「文化の交流だけでなく、アイヌの方たちが抱えている問題も分かち合ったらいいなと思います」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220313/7000044367.html
日高の様似町で12日、アイヌの人たちが権利回復などが進む台湾の先住民族について学ぶ勉強会が開かれました。 勉強会は、様似町が国の交付金を活用して地元のアイヌの人たちと台湾の先住民族とが交流する事業の一環として行われました。 勉強会には、地元のアイヌ協会などから9人が参加し、台湾の先住民族のブヌン族で、札幌で牧師を務めるディヴァン・スクルマンさんが講師に招かれました。 ブヌン族の民族衣装を身にまとったスクルマンさんは、はじめに台湾には16の先住民族が暮らしていて、人口全体のおよそ2%を占めていることを説明しました。 また、先住民族は長年弱い立場に置かれていましたが、1980年代から社会運動が盛んになり、近年は新しい法律の制定などで権利の回復が図られていることが紹介されました。 参加者からは言語教育について質問が出され、スクルマンさんは「かつては学校で先住民族の言葉が使用できなかったが、現在は民族の言葉を学ぶ授業が行われている」と答えていました。 参加者の1人は、「台湾の先住民族はとてもおおらかな感じで、自分たちの誇りを持っていると感じました」と話していました。 スクルマンさんは、「文化の交流だけでなく、アイヌの方たちが抱えている問題も分かち合ったらいいなと思います」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220313/7000044367.html