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札幌大学ウレシパクラブが(株)札幌丸井三越と共同で周年ロゴを制作

2022-03-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/23 14:05

一般社団法人札幌大学ウレシパクラブ(以下、ウレシパクラブ)は、札幌丸井三越株式会社(以下、札幌丸井三越)と共同で、丸井今井創業150周年および札幌三越開店90周年を記念した周年ロゴを制作した。
この周年ロゴは、3月10日(木)から、丸井今井札幌本店大通館9階催事場にて開催される「北海道の祖まり~アイヌ文化の新しいものがたり~」や、丸井今井・札幌三越ドアポスター、地下サイネージにて随時使用される。
(ウレシパの「シ」は、アイヌ語で使用される小書き片仮名の「シ」)
 今回の共同プロジェクトは、アイヌ文化を学び発信する札幌大学のウレシパクラブの活動に、札幌丸井三越が賛同し、実現したもの。また、新しい時代を作る若者たちの手によって周年ロゴを表現したい、という札幌丸井三越の想いも込められている。
 プロジェクトは2021年12月上旬にスタート。ウレシパクラブのメンバーである織田瑞希さん(札幌大学・歴史文化専攻2年)、岩谷玲奈さん(札幌大学・リベラルアーツ専攻2年)、刈田礼奈さん(札幌大学・歴史文化専攻2年)の3名は、札幌丸井三越との打ち合わせや売り場訪問などを体験しながら、デザイン監修者である石上光太郎さんの指導の下、それぞれのデザイン案の制作を進めた。
 2月上旬に札幌大学内でのプレゼンテーション、3月上旬に札幌丸井三越内でのロゴの選定会が行われ、最終的に織田さんの案が採用となった。岩谷玲奈さんと刈田礼奈さんが提案したロゴデザインも、周年事業の中で使用される予定となっている。
◆ロゴのコンセプト(札幌丸井三越「周年記念特設サイト」より)
 丸井今井カラーの赤色、札幌三越カラーの金色を使用。
 150周年、90周年の数字部分をアイヌ民族の民具や伝統工芸で表現しました。
「1」にあたる部分は伝統楽器ムックリ、「5」と「9」は着物などに施されるアイヌ文様をモチーフにしました。真ん中の「0」は伝統的なお盆イタに見立て、中にはアイヌ民族にとって特別な存在であるフクロウを象った文様を入れました。
 最後の「0」は首飾りタマサイです。
 150年、90年を特別な年として意識しながら、アイヌ民具や文様と組み合わせることで、北海道やアイヌ民族の歴史を大切にしている丸井今井・札幌三越の姿勢を表現しています。
◆制作者:織田瑞希さんのコメント
 周年イヤーを直感的に伝える数字のロゴで、見た人にわかりやすく、かつ、個性のあるもので覚えていただけるよう意識して制作しました。丸井三越さんを贔屓にされている世代の方はもちろん、私のような若者にも受け入れやすい、シンプルでキャッチーなタッチと色づかいで目をひくデザインにしました。このロゴを見た時にアイヌがルーツであることを発見し、ワクワク感が生まれたらとの想いもありますが、アイヌをよく知らない人も純粋にデザインを楽しんでもらえたらうれしいですね。
◆周年記念特設サイト「周年ロゴができるまで」
丸井今井創業150周年・札幌三越開店90周年記念特設サイトにおいて、ロゴが完成するまでの過程が詳しく紹介されています。ぜひご覧ください!
https://www.maruiimai.mistore.jp/common/event_calendar/anniversary/making_logo.html
◆一般社団法人札幌大学ウレシパクラブについて
 「ウレシパ」とは、アイヌ語で「育て合い」を意味する。札幌大学ウレシパクラブは、アイヌ民族の歴史や文化を深く理解・学習するとともに、当クラブに賛同いただく個人や企業と一緒に、多文化共生社会の実現に向けて協働し、さまざまな活動を行っている。
 http://urespa-club.com/
▼本件に関する問い合わせ先
札幌大学 企画部 広報渉外課
TEL:011-852-9190
FAX:011-856-8290
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
プレスリリース詳細へ https://user.pr-automation.jp/r/57074
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/660157

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OKI率いるアイヌルーツバンド・OKI DUB AINU BANDが東名京ワンマンツアーを開催!

2022-03-24 | アイヌ民族関連
Qetic2022.03.23 Wed
カラフト・アイヌの伝統弦楽器「トンコリ」を現代に復活させたOKIが率いるアイヌルーツバンドOKI DUB AINU BANDが東名京ワンマンツアーを開催する。
OKI DUB AINU BANDが東名京ワンマンツアー開催
今回のツアーは4月4日(月)に名古屋、4月5日(火)に京都、4月7日(木)に東京の3都市で開催。名古屋は10年ぶり、京都は2016年以来久しぶりのワンマンとなっている。<FUJI ROCK FESTIVAL>など数々のフェスに参加してきてきた彼らのパフォーマンスが堪能できるライブとなっているのでぜひ足を運んでほしい。
OKI DUB AINU BAND / SUMA MUKAR
https://www.youtube.com/watch?v=Dv_N2E9_sJ8&t=71s
SAKHALIN ROCK
https://www.youtube.com/watch?v=_X9QxFaHJwA&t=1s
OSORO OMAP/OKI DUB AINU BAND@WOMADelaide2017.3.12
https://www.youtube.com/watch?v=mBp9xXdy4PE
EVENT INFORMATION
OKI DUB AINU BAND ワンマンツアー 
https://youtu.be/mBp9xXdy4PE

2022年4月4日(月)
名古屋公演@得三 TOKUZO
OPEN18:00/ START 19:00
ADV¥5,000/DOOR¥5,500
http://www.tokuzo.com/
2022年4月5日(火)
京都公演@磔磔
OPEN18:00/ START 19:00
¥5000  ツイキャス配信・視聴券¥2500 事前投げ銭付き¥3500と¥4500
イープラスhttps://eplus.jp
プレミア配信https://twitcasting.tv/kyoto_takutaku/shopcart/138043
http://www.geisya.or.jp/~takutaku/
2022年4月7日(木)
東京公演@COTTON CLUB
[1st.show] OPEN16:00/ START 17:00
[2nd.show] OPEN18:45/ START 19:30
テーブル席 : ¥6,000
ボックスシート・センター (2名席): ¥8,500/ボックスシート・サイド(2名席): ¥7,500/ボックスシート・ペア (2名席) : ¥8,000ペア・シート(2名席): ¥7,000
詳細はこちら
https://qetic.jp/music/okiainuband-220322/427376/

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北欧先住民族の伝承を描くアクション『Skábma – Snowfall』4月22日配信へ。古の太鼓と守護動物の力を借りて北欧の大自然を駆ける

2022-03-24 | 先住民族関連

AUTOATON2022-03-23 18:01

サンソフトは3月23日、Red Stage Entertainmentが手がけるアクション・アドベンチャーゲーム『Skábma – Snowfall』を、PID Gamesと共同でグローバル配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)で、4月22日配信予定。価格は2480円(税込)。ゲーム内は日本語表示に対応する。
 https://youtu.be/LtMW6iwJeG8
『Skábma – Snowfall』は、ヨーロッパ最北の先住民族サーミの古い信仰や民話にインスパイアされ開発された、三人称視点のアクション・アドベンチャーゲームだ。トナカイ飼いである主人公の青年アイルは、行方不明になったトナカイを探すなかで、忘れ去られていたはずのヒーラー“ノアイディ”のドラム(太鼓)を偶然発見。そのドラムには、ノアイディの知識が鼓動しており、彼を冒険へと導くこととなる。
サーミの村では、遠く離れたタール焼却炉の大爆発により日常が一変していた。混乱と病魔が蔓延し始め、土地は汚染。人間から動物までありとあらゆるものに影響を及ぼしている。病人たちに残された時間はわずかとなっており、アイルはその病原を突き止め、新たなノアイディとなるべく旅に出る。
広大で神秘的な北欧世界を旅するなかで、プレイヤーはSkuolfi(フクロウ)、Guovža(クマ)、Čámsa(マス)Rieban(キツネ)という4体のファミリアスピリットと出会い、ドラムを通じてそれぞれがもつ能力を利用できるようになる。トレイラーでは、風に乗って大ジャンプしたり、壊れたオブジェクトを復旧させたり、あるいは敵のような存在に攻撃したりなどのアクションを、ドラムを叩いておこなっている。そうした能力を得るたびに、探索できる場所が広がっていく仕組みにもなっているのかもしれない。
また映像では、光る足跡を辿っていくシーンもみられる。本作においては、人や木の魂に繋がる道を辿りながら、障害を乗り越え周囲の環境に立ちはだかる仕掛けに挑むことになるそうだ。パズル要素が大きなパートのひとつになるのだろう。アイテム収集要素も用意されているとのことだ。
 https://youtu.be/055MIqeElO0
本作を手がけるRed Stage Entertainmentは、フィンランドに拠点を置くインディースタジオで、スタッフのほぼ半数がサーミ人なのだという。本作は同スタジオのデビュー作であり、彼らのルーツを表現する作品となる。音声は北部サーミ語のフルボイスで収録され、視覚だけでなく聴覚的な没入感を高めることも目指しているとのこと。
『Skábma – Snowfall』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに4月22日配信予定だ。
https://automaton-media.com/articles/newsjp/20220323-196500/

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中国が国連に対し、関係国による先住民への人権侵害に対する行動を呼びかけ

2022-03-24 | 先住民族関連
人民網2022年03月23日14:02
在ジュネーブ国際機関中国政府代表部の蒋端公使は21日の第49回国連人権理事会で、見解の相似している国々を代表して共同発言を行い、関係国による先住民への深刻な権利侵害に懸念を表明するとともに、人権理事会に対して、この問題を注視し、必要な行動を取るよう呼びかけた。
蒋公使は共同発言で、「過去数世紀の間、関係国は先住民を残酷に抑圧・搾取し、その基本的人権と自由を侵害し、土地と資源を略奪し、先住民を虐殺し、文化的ジェノサイドを行った。先住民族の子供達は、同化のためにいわゆる『寄宿学校』に強制的に送られ、そこで虐待を受け、不自然な死を遂げるケースが多発し、それらの真相はいまだに隠蔽されている」と指摘。
「関係国は、いまだに先住民の権利を保障するための効果的な措置を講じておらず、差別的な法律や政策が実施しており、先住民はシステミックな差別や不平等に直面し続け、社会的周縁・底辺で生活しており、その置かれた不利な環境は新型コロナウイルスの感染拡大による打撃の中で一層悪化した」とした。
共同発言は、関係国に対して、直ちに過ちを正し、先住民への権利侵害行為に関する調査と責任追及を行い、被害者に賠償を行い、先住民に対する差別を完全に撤廃するよう促した。また、人権理事会に対して、関係国による先住民への深刻な権利侵害の問題を注視し続け、必要な行動を取るよう呼びかけた。(編集NA)
http://j.people.com.cn/n3/2022/0323/c94474-9974979.html

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台湾人男性、ウクライナの義勇兵に志願 「自分の血を自由に換えたい」

2022-03-24 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾3/22(火) 13:32配信

ウクライナ義勇兵に志願した王芮緹さん=本人提供
(台北中央社)台湾人男性が21日、ウクライナの在フィンランド大使館に、義勇兵の志願票を提出した。現在は合否の結果を待っている状態で、男性は「自分の血をささげて、ウクライナ人の自由に換えたい」と語っている。
義勇兵に志願したのは台湾原住民(先住民)族アミ族出身の王芮緹さん。中央社の電話取材に、ニュースの中の残酷な光景を見て悲しくなったと心境を吐露。人類の自由の価値を守るために、心血を注ぐことができればと語った。
また、戦争にはしがらみがない人が参加するのが適していると指摘。王さんにはかつて、交際していた女性を亡くしており「もし自分が不幸にして死んだとしても、彼女に会いに行ける」と述べた。
2016年から世界を旅した王さん。17年にはフィンランドで自転車を盗まれ、関連記事が地元の新聞に掲載されたことがある。19日に現地の空港へ到着した際、入国審査で当時の記事を見せたところ、30秒で入国できたと笑った。
在フィンランド大使館では10分程度の面接があり、面接官から軍事作戦に関する経験について聞かれた。王さんによると、兵役入隊時に憲兵の歩哨だったことや、基礎的な軍事訓練を受け、銃が扱えることなどを伝えたという。
王さんは現在、ラトビアに入国し、今後はリトアニアを経由してポーランドに向かう予定。在フィンランド大使館で義勇兵に合格しなかった場合には、リトアニアなどの国で再出願するとしている。
(黄雅詩/編集:齊藤啓介)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5a30e72a9041d75ccc00416d3a12fd0b860df2a

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日本にルーツを持つ「蓬莱塗」 記録映像で魅力伝える/台湾

2022-03-24 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾3/22(火) 19:06配信

日本にルーツを持つ「蓬莱塗」 記録映像で魅力伝える=写真は精実文創提供
(台北中央社)日本統治時代にルーツを持ち、台湾ならではの風土をモチーフにした漆芸「蓬莱塗」をテーマにしたドキュメンタリー作品「磨顕伝心」が制作、公開された。かつて日本でも一世を風靡(ふうび)した伝統工芸の輝かしい歴史やその魅力を伝えている。
蓬莱塗は香川県出身の山中公(ただす)が、移住した日本統治時代の台湾で生み出した。バナナやパイナップル、原住民(先住民)族などの要素が取り入れられた他、当時の庶民の暮らしが表現され、好評を博した。戦前には日本人が日本への土産として持ち帰っただけでなく、戦後も1970年代から80年代にかけて日本から多くの注文が舞い込んだ。
山中は1916(大正5)年に中部・台中で「山中公美術工芸漆器製作所」を設立し、職人の育成にも尽力。蓬莱塗の工房「欣徳漆芸創作坊」(台中市)の創設者、故・陳火慶は13歳から同所で学び、5年後に独立してからは、一生を漆芸にささげた。
作品では、蓬莱塗の歴史や火慶の息子で工房の2代目である清輝さんと3代目の玉嘉さんが台湾各地で授業を行い、漆塗りの伝承に取り組むなどの様子を紹介。火慶の息子として、漆塗りを学ぶことに興味がある人には、喜んで教えると語る清輝さんの思いを伝えている。
「磨顕伝心」は欣徳漆芸創作坊のユーチューブチャンネルや豊原漆芸館で視聴が可能。5月6日から同17日までは南部・高雄市文化センターで関連の作品展も行われる予定だ。
(王宝児/編集:齊藤啓介)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d9b8562748f833c34db92eb57ad8a9584b479a1

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英王子夫妻の訪問に抗議、奴隷貿易への賠償と謝罪要求 ジャマイカ

2022-03-24 | 先住民族関連
AFPBB News3/23(水) 13:46配信

ジャマイカの首都キングストンで、英国のウィリアム王子とキャサリン妃の訪問に抗議する人々(2022年3月22日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】カリブ海(Caribbean Sea)の島国ジャマイカの首都キングストンで22日、英国のウィリアム王子(Prince William)とキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)の公式訪問に抗議し、過去の奴隷貿易への賠償や謝罪を求めるデモが行われた。
 王子夫妻はエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の在位70年を記念してカリブ海諸国を歴訪しており、ジャマイカには22日から3日間滞在する。
 しかし、王子夫妻の到着前、英大使館前にプラカードを手にしたデモ隊が集結。英王室が関与した奴隷貿易への賠償と謝罪を要求した。ジャマイカには何十万人ものアフリカ人が奴隷として連れて来られ、非人道的な環境で酷使された。
 デモ参加者のクレメント・デスランズ(Clement Deslandes)さんは、王族が何の配慮もなく、良心の呵責(かしゃく)もなくここに来るのは祖先への侮辱だと非難。「祖先や奴隷として死んだ人、白人による抑圧で殺害された全員を代表して私はここにいる」と訴えた。
 ジャマイカでは、バルバドスに続きエリザベス女王を元首とする立憲君主制を共和制に移行することを求める声も高まっている。
 王子夫妻は最初の訪問国ベリーズでも、先住民族コミュニティーからの苦情を受けて村への訪問を中止したとされる。【翻訳編集】
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b4362046f013b2ad58bf15f3be53934fcfb36c5

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理想郷へ政宗の思い込める 地名「仙台」の由来は?

2022-03-24 | アイヌ民族関連
河北新報3/23(水) 15:30配信

仙台城跡に立つ伊達政宗公の騎馬像。城下の発展を今も見守る=2020年5月
■まずはここから…「仙台読本」
 進学や就職、転勤で新たなスタートを切る4月はもうすぐ。仙台市に引っ越して新生活を送る方も多いことだろう。そんな新仙台人に「せんだい」の豆知識をお届けする。今回は仙台市民でも知っているようで知らない「仙台」の名前の由来。歴史からひもといてみた。(編集局コンテンツセンター・佐藤琢磨)
■「仙臺初見五城楼」を引用
 杜の都「仙台」の名付け親は、仙台藩祖「独眼竜」こと伊達政宗公というのが定説だ。江戸時代に編集された仙台藩の正史「伊達治家記録(だてじかきろく)」は、慶長5年(1600年)12月に政宗公が豪族国分氏の城で現在の青葉山にあった千代(せんだい)城跡に新たな居城の普請に着手し、「仙臺(だい)」城に改称したと記す。
 市博物館学芸員の菅原美咲さん(37)は「現存する資料では、慶長6年に書いた政宗公の書状で初めて仙臺という名称が確認できる。書状の日付、4月18日までには改められていた」と言う。戦後に常用漢字を当て「仙台」となった。
 「仙臺」は中国の詩人が詠んだ「同題仙遊観(同じく仙遊観に題す)」という七言律詩の冒頭「仙臺初見五城楼(仙臺初めて見る五城楼)」から引用したと見られている。仙臺とは「仙人が住むような素晴らしい理想の高台」という意味。政宗公の師、虎哉宗乙(こさいそういつ)和尚も同じ歌を詠んでおり、「教養のあった政宗公も知っていたはず」と菅原さんは言う。
■平和の願い込められた「千体」
 政宗公の統治前に使われていた地名「千代」は「千体(せんたい)」が始まり。青葉山一帯は奥州藤原氏が栄えた平安時代末期には、寺社の集う信仰の地だった。主塔とされた大満寺には1000体の観音像「千躰(体)仏」がまつられていたという。伊達治家記録では、まず千体の地名が付き、その後国分氏が千代に改めたとしている。
 由来となった千体仏は、青葉山から大満寺(太白区)や龍泉院(若林区)などに分けられたといわれている。「千体仏は病気や戦争がなくなってほしいという願いを込めて彫られた。それは、コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻などに苦しむ現代にも通じる」と大満寺住職の西山道環さん(46)。「せんたい」は平和への願いが込められた地名、と手を合わせる。
■擬宝珠に刻んだ「民安国泰」
 また、仙台は広瀬川と名取川に挟まれ、川に囲まれた土地を表す「川内」から「せんだい」の読み方になったという説も。川に囲まれた山手に川内という地名は多く、鹿児島県には薩摩川内(せんだい)市がある。言語学者の故金田一京助博士らが提唱したのはアイヌ語源説。「広い川」を意味する「セプナイ」が変化したのだと推察する。諸説あるものの、「川内説もアイヌ語源説も文献はなく、詳細なことは分からない。千体から変化した説が最も有力」と菅原さん。
 広瀬川に架かっていた旧大橋の欄干に付けられた擬宝珠(ぎぼし)には、「仙臺橋 仙人橋下 河水千年 民安国泰 孰与尭天」と銘が刻まれた。1000年もの間(広瀬)川が流れているように、民も国も末永く安泰であれ―。「仙台を理想郷に、という政宗公の思いが伝わる」と目を細める。
https://news.yahoo.co.jp/articles/514f23812cfcc0f891be8baad54ef65d3854a47a

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北海道議会食堂で懐かしい「学校給食」 くじら汁 ほっけフライ… テーマは"郷土料理" 大人も大満足

2022-03-24 | アイヌ民族関連
UHB2022年3月23日19:45
札幌市民が味わったのは懐かしい、ふるさとの味、「学校給食」です。郷土料理をテーマにしたコンクールで選ばれた給食が3月23日、北海道議会の食堂で提供されました。
 懐かしい食器に盛り付けられた給食。
 ほおばっているのは…給食から何年も遠ざかっている大人たちです。
 北海道議会の食堂で23日、学校給食が提供されました。
 食事をした人:「給食を食べる機会がなくなったので懐かしい」
 食事をした人:「地元のものにこだわったメニューなのでとても珍しい」
 食事をした人:「"函館市の給食"が準優勝ということで、1回食べてみたくて」
 特色のある献立を全道に広めようと、北海道などが主催している学校給食コンクール。
 今回は「地域自慢の郷土料理・伝統料理」をテーマに、全道から13チームが参加しました。
 この日は、2位の優秀賞を受賞した函館市立亀田中学校の給食が1食650円で販売されました。

懐かしい"くじら汁"
 正月料理として北海道南部などで親しまれてきた「くじら汁」をはじめ、北海道産のほっけフライなど栄養バランスのとれたメニューです。
 そのお味は…? 
 本田 祐里佳 記者:「くじら汁は初めて食べたのですが、噛み応えのあるくじらと、おだしの味が合っていておいしい」
 北海道教育庁 学校教育局 山際 昌枝 課長補佐:「自分の家や地域にはこういう料理があったなということを思い出しながら、楽しく食べていただけたらなと思う」
 24日は、最優秀賞を受賞した「しらおい食育防災センター」のメニューが数量限定で提供されます。
 アイヌの伝統料理をテーマにした給食です。
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=27256

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