先住民族関連ニュース

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アイヌ語イベント、ハッキングされ中止 白老の実行委、動画投稿サイトで公開

2022-03-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/15 05:00
 【白老】アイヌ語の地名や土地の記憶をテーマに2月20日に開かれたオンラインイベント「アースダイブ札幌/白老」がハッキング被害を受け、途中で中止されていたことが分かった。主催した「ウイマム文化芸術実行委員会」は後日改めて開催することを検討したが、同様の被害が起こることが懸念されるため断念。配信できなかった後編部分を含め、全編を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。
 イベントは同実行委のHPにオンライン会議システム「Zoom(ズーム)」のURLとパスワードを掲示し、だれでも参加できる形式だった。
 講師役の北大大学院文学研究院の谷本晃久教授とアイヌ語講師でアーティストのマユンキキさんが実際に町内の虎杖浜地区と札幌駅北口周辺を歩いた映像とともにアイヌ語地名や伝承などが色濃く残る地域を紹介した後、参加者と質疑応答する企画だった。
 被害を受けたのは約2時間の配信時間の後半に入って間もない時点。複数のアカウントに画面が乗っ取られ、わいせつな画像などが表示された。アカウントは特定できず、目的も示されなかった。担当者は「生配信ならではの参加者との交流の場がなくなってしまい残念」と話している。
 ユーチューブで公開した動画は同実行委のホームページ(https://uymam.localinfo.jp/)から視聴できる。(小林彩乃)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/656822

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竹灯籠とステンドグラス…鹿児島・出水市から友好の証し 釧路で展示

2022-03-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/15 05:00

鹿児島県出水市から釧路市に贈られた竹灯籠(左)とステンドグラス
 釧路市の友好都市・鹿児島県出水市が、今冬に開催された両市の文化交流大会の記念品として、竹灯籠とステンドグラスを釧路市に贈った。釧路市は、市生涯学習センター(幣舞町4)2階で展示している。
 釧路市と出水市は1989年、友好都市協定を締結。両市の文化団体が2年に1度、相互訪問し、民謡や太鼓、舞踊などの郷土芸能を披露する大会を通し交流を深めてきた。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2月27日にオンライン形式で大会を開催した。記念品は、両市の友好の証しとして大会のたびに交換している。
 竹灯籠は、出水市の造形作家吉野弘一さんがタンチョウの透かし彫りを施した作品。彫る厚さに差をつけているため、内側からライトを照らすと暖色のグラデーションが生まれ、幻想的な雰囲気を醸し出す。ツルが描かれたステンドグラスも、色ガラス板を一枚一枚カットし、丁寧につなぎ合わせて作られている。
 釧路市は今回、福司酒造(同市)の日本酒と、音別町特産のフキを原料にした「富貴紙(ふきがみ)」を使ったアイヌ文様入りの扇子を出水市に贈った。
 竹灯籠とステンドグラスの展示は4月12日まで。問い合わせは市教委生涯学習課(電)0154・31・4579へ。(松井崇)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/656796

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バードの足跡たどる活動評価 平取の団体に道地域文化選奨特別賞 地域活性化の好事例

2022-03-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/15 05:00

フットパスコースの終点に設置された解説板と平村徹郎さん(左)、柳秀雄部会長
 【平取】地域に根ざした文化活動を表彰する道の本年度の「北海道地域文化選奨特別賞」に、町内の住民団体「『イザベラ・バードの道を辿(たど)る会』平取部会」が選ばれた。明治初期に道内を旅し、平取も訪れた英国人女性旅行家イザベラ・バード(1831~1904年)の足跡をたどるフットパスコースの整備など、同部会のこれまでの活動が地域活性化の好事例として評価された。
 バードは40歳で本格的に旅を始め、46歳の1878年(明治11年)に来日。横浜から函館に渡り、通訳の日本の青年1人と約1カ月かけて苫小牧や平取などを訪れ、当時の風景やアイヌ民族の生活などを旅行記「日本奥地紀行」に記した。
 平取ではアイヌコタンの長ペンリウクのチセ(住居)に数日間滞在し、アイヌ民族の習慣などを記録した。また、病人を看護したお礼に外国人で初めて、当時の義経神社に案内された。
 同部会はバードの記録を後世に残そうと2007年結成。11年にバードがたどったとされる沙流川流域の日高町富川東運動公園(日高町富川)―義経神社(平取町本町)間の約15キロにフットパスコースを整備し、解説板を3カ所に設置した。コースには豊かな自然や農村風景が広がり、同部会は、地図と写真や解説を載せたリーフレット、バードを紹介した冊子などを作製し、コースを歩くツアーや講演会も行ってきた。
 18年には同コースをウェブ上で見ることができる「ストーリーマップ」を作り、会全体のホームページhttps://isabellabird-hokkaido.sdgs.asia/で公開している。コース上の28地点についてそれぞれ写真や解説が付き、現地ガイドなしで学ぶことができる。
 事務局長の平村徹郎さん(48)は「バードの記録は平取にとって貴重。地域をいろいろな視点で捉え直すことができる」と話す。柳秀雄部会長(65)は「歴史を残し、引き継いでいくことが『文化的景観』につながるのでは」と語った。(杉崎萌)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/656772

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衣類の変遷、アイヌ文化学ぶ 白老・ウポポイ、15日からテーマ展

2022-03-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/15 00:00 更新

ウポポイのテーマ展で展示されるルウンペ
 【白老】胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」内の国立アイヌ民族博物館は15日から、アイヌ民族の木綿の衣服ルウンペの変遷に焦点をあてたテーマ展示「地域からみたアイヌ文化展 白老の衣服文化」を始める。
 同館所蔵のルウンペなど約70点を展示。「白老コタン」「白老民俗資料館時代」「アイヌ民族博物館から現在まで」の3部構成で、時代に合わせて用途や素材、特徴が変化してきた白老の衣服文化を解説する。
 14日には報道関係者に先行公開し、佐々木史郎館長は「先祖から受け継いできたアイヌの衣服文化の、これまでとこれからを考える契機になってほしい」と話した。
 5月15日まで。月曜休館。観覧にはウポポイの入場料(中学生以下無料)が必要。問い合わせはウポポイ(電)0144・82・3914へ。(小林彩乃)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/656755

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白老町のウポポイでアイヌ伝統の衣服「ルウンペ」の特別展

2022-03-15 | アイヌ民族関連
NHK03月14日 20時28分

老の地域に伝わるアイヌ伝統の衣服を紹介する特別展が、15日から白老町のウポポイで始まります。
この特別展は、地域によって異なるアイヌ伝統の衣服のうち、白老に伝わり、布を縫い付けて作った模様が特徴的な木綿の衣服「ルウンペ」を紹介しています。
会場にはおよそ70点が展示され、このうち江戸時代末期に作られた「ルウンペ」は衣服の上下で模様が違い、背中には左右対称の渦巻き模様「モレウ」が施されています。
また昭和40年代以降にアイヌ文化の伝承施設の職員が舞踊で着るために作られたという衣服は、黒の生地に赤と白の布を縫い付けたデザインが印象的です。
特別展を企画した国立アイヌ民族博物館の八幡巴絵学芸主査は「衣服を通して作り手の技術を見てほしい。また白老でどのような活動が行われてきたのか、知ってもらえたらうれしい」と話していました。
この特別展は15日から5月15日まで、白老町のウポポイにある国立アイヌ民族博物館で開かれます。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220314/7000044402.html

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アイヌ民族の教育支援に尽力 吉川英治文化賞に帯広の木村さん

2022-03-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/14 19:41

吉川英治文化賞を受賞した帯広市の木村マサヱさん(井上浩明撮影)
 第56回吉川英治文化賞(吉川英治国民文化振興会主催)に、帯広市の木村マサヱさん(73)が選ばれた。アイヌ民族の子供を対象にした私塾「とかちエテケカンパの会」の会長として、30年以上にわたり教育支援を続けてきたことが評価された。木村さんは「さまざまな人の協力があっての受賞。大変ありがたい」と喜んでいる。
■エテケカンパの会会長として「学びたい子いる限り」
 同会は1990年、帯広畜産大の学生らの呼び掛けで発足した。いじめや家庭環境などが原因で不登校となったアイヌ民族の子供たちが落ち着いて勉強できる場をつくろうと、現役の教師や学生が教える。現在は不登校以外の子供も受け入れ、市生活館で週1回、小中学生約10人を対象に勉強会を開いている。
 勉強会のほか、カナダや台湾に子供たちを計4回派遣。現地の先住民族と伝統舞踊を披露し合い、自分たちの民族に誇りを持たせる事業にも取り組んでいる。
 木村さんは池田町出身。9歳で母を亡くし、小学4年から中学1年まで、ほとんど学校へ行けなかった。貧しさから学用品も満足に買えなかったという。「だからこそ学ぶ大切さをよく知っている。子供たちには会を通してさまざまな経験をさせてあげたい」と話す。
 エテケカンパはアイヌ語で「手を重ね合わせる」の意味。これまでに送り出した卒業生は300人を超えた。中には教師になった人や、親子2代で勉強会に通う人もおり「みんな立派に成長してくれてうれしい」と感慨深そうに語る。
 同賞は67年設立。日本の文化活動に貢献したものの、社会的に報われることが少なかった人や団体に贈られる。木村さんは「エテケで学びたい子がいる限り、活動を長く続けていきたい」と話している。(三島今日子)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/656730

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幕別でアイヌ文化と歴史学ぶ講演会

2022-03-15 | アイヌ民族関連
でアイヌ文化と歴史学ぶ講演会
十勝毎日新聞2022/03/14 16:30
 【幕別】幕別町百年記念ホール生涯学習講演会「十勝のアイヌ文化の歴史と現在」(北海道博物館共催)が4日、同ホールで開かれた。参加した約30人がアイヌ文化の展示の在り方や伝承の大切さを考えた。
 北海道博物館第10回アイヌ文化巡回展「アイヌ語地名を歩く~山田秀三の地名研究から」の関連事業。北海道博物館アイヌ民族文化研究センター長の小川正人氏が、「資料館をつくるーアイヌ民族によるアイヌ...
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https://kachimai.jp/article/index.php?no=556468

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