先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

舞、人形劇 アイヌ文化に触れる 道がフォーラム 札幌

2022-03-07 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/06 21:17

アイヌ民族の古式舞踊「サロルンカムイリムセ」を披露するチームパラルの踊り手(打田達也撮影)
 アイヌ民族への理解を深める「アイヌフォーラム北海道」(道主催)が6日、札幌市中央区のホテルで開かれ、市民ら約100人が古式舞踊や人形劇を通してアイヌ民族の歴史や文化に触れた。
 テーマは「きっとだれかと話したくなるアイヌの歴史・文化」。2021年の東京五輪マラソン・競歩の札幌開催で踊りを披露した踊り手たちによる「チームパラル」は、鶴の舞「サロルンカムイリムセ」と、長い髪を激しく振る「フッタレチュイ」を披露。札幌市こどもの劇場やまびこ座は、民話などをもとにしたオリジナルの人形劇を上演した。
 アイヌ文化の魅力や継承の課題を語り合うトークセッションも行われ、アイヌ民族で、アイヌ文化の普及に取り組む日高管内平取町出身の大学生関根摩耶さんは「『アイヌ』とくくられる中にも、言葉や料理、舞踊などいろんな入り口がある。いろんな入り口から興味を持ってもらえたら」と語った。北大アイヌ・先住民研究センターの山崎幸治准教授はアイヌ工芸について「北海道の動植物やそこに暮らす人々の長い歴史の結果が工芸にあり、これからも続いていこうとしている。実際に手にとって魅力を感じてほしい」と呼び掛けた。(光嶋るい)
◆サロルンカムイリムセのムは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/653559

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東日本大震災11年 被災地と連帯、舞台から訴え 札幌 演劇と和太鼓がコラボ公演

2022-03-07 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/06 21:47 更新

舞台に集まり、フィナーレの和太鼓を盛り上げた「大樹となれ」の出演者たち
 東日本大震災から11日で11年になるのを前に、被災者を支援する札幌の市民団体「子どもを守ろうよ」の会(村場踊代表)が5、6の両日、札幌市東区の市こどもの劇場やまびこ座で演劇や和太鼓を組み合わせた舞台「大樹となれ」を公演し、文化や芸能を通した被災地との連帯を呼び掛けた。
 公演は2011年から行い、今回で12回目。震災直後に岩手県大船渡市を訪れ、被災地の郷土芸能団体と交流を続けるメンバーのほか、今回は新たにアイヌ舞踊の団体も参加。フィナーレでは全出演者が掛け声や手拍子で和太鼓の演奏を盛り上げた。
 芝居グループは、福島県の帰還困難区域の森を舞台に、少女と成長に寄り添う木のふれあいを描いたオリジナル演劇「サヨと杉の木」を上演。福島県伊達市から札幌に自主避難した宍戸隆子さんは体験談や被災地の変化を語り、「あの震災、原発事故の傷痕は私たちの心の中に残り続ける」と爪痕の大きさを訴えた。
 公演には2日間で計165人が来場。妻と鑑賞した札幌市北区の藤井定夫さん(76)は「東北の被災地のニュースは今でも気になる。太鼓に迫力があって素晴らしかった」と話した。(光嶋るい)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/653556

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本は人権問題の「劣等生」―中国専門家

2022-03-07 | アイヌ民族関連
楽天Woman2022年3月6日 8時20分Record China
中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は3日、「日本の人種差別問題は根深い」とする論評記事を掲載した。著者は南開大学准教授の鄭致学(ジョン・ジーシュエ)氏。
鄭氏は、近年の日本の人権に関する外交政策について、「一部の政治家が極端な思想を持ち、さまざまな悪い政治目的のために米国に追随し、他国の『人権問題』をあおり立てている。そして、日本は人権に関して『模範生』であるというイメージを一方的に触れ回っている。しかし実際は、日本には長期にわたって深刻な人権問題が存在し、国際社会ひいては日本国民からも、日本は人権において『劣等生』であると認識されている」と主張した。
その根拠として、第一に日本国内の民族差別の問題に言及し、「日本政府は長期にわたり保守的な立場を取り『単一民族国家』の神話を形成して、他の民族の存在を無視したり否定したりしてきた。そのため、たびたび争いが引き起こされた」と指摘した。例として、北海道のアイヌ民族に対し、「日本は単一民族の国家である」との考えを固辞し、長い間地位を認めなかったことや、アイヌに対する差別的な内容を含む短編映画が制作されたことを挙げた。また、沖縄の「琉球民族」に関しても、「2008年以来、国連の人種差別撤廃委員会の報告の中で、琉球民族を先住民族として認めるよう促されているが、日本の保守的な自民党議員はそれに対し、『民族の分裂を生み出す』と悪意を持って非難してさえいる」と指摘した。
第二に日本の在留外国人に言及し、「日本に在留する外国人は長い間不当に扱われてきた。日本の移民政策は閉鎖的で保守的であるだけでなく、外国人は日本国民と比べ、教育、就職、生活保障、政治的権利など多くの分野で不平等を強いられている」とし、外国人の賃貸契約や労働条件、社会保障での不平等を例に挙げた。また、日本の外国人技能実習制度についても、「外国人実習生の待遇は限られているが、労働条件が異常に厳しかったり、労働強度が非常に大きいものだったりし、実習生が虐げられたり差別されたりする不公正な出来事や事故が発生している」と指摘。岡山市の建設会社で働いていたベトナム人の技能実習生が、職場で2年間にわたって暴行を受けていたと訴えた問題を例に挙げた。さらに、「在日外国人が在留資格を失うと『不法滞在』となり、入国管理局に拘留される。その中で、思わぬ死亡事件が起きることもある」と指摘し、昨年3月に名古屋出入国在留管理局の施設に収容されていたスリランカ人女性が死亡した事件を挙げた。
第三に、「在日米軍による犯罪は長期にわたって日本の人権分野における重要な問題になっている」と指摘。「沖縄県の米軍基地周辺では米兵による性的暴行、殺人などの刑事事件がたびたび発生している。しかし、こうした事件は米国の司法機関が優先的に処理し、日本の司法機関が迅速に介入して現地の日本人の利益を守ることが難しく、人々の強い不満を招いている」としたほか、「新型コロナウイルスの流行時にも米軍は独自の対策によって自由に日本を出入りし、日本は直接介入できなかった。これにより、日本の国内防疫に隠れた危険をもたらすことになった」とも指摘した。
鄭氏は、「異なる外国人に対して、『過度な保護』と『差別と抑圧』という異なる扱いをすることは、日本国内の人権問題の皮肉な『風景』だ」と指弾した。その上で、「人権は人類の進歩の象徴で、人の命・価値・尊厳を尊重し、全ての人が人権を実現することは人類社会が共に追い求めるところだ。日本は自国の人権状況にもっと注意を払って改善し、国内の人権問題を効果的に解決すべきである」と主張した。(翻訳・編集/刀禰)
https://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_890244/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最終回直前『アンという名の少女3』9話 アンとギルバートは結ばれるのか、先住民の少女は虐待学校から脱出できるのか

2022-03-07 | 先住民族関連
QJWeb3/6(日) 11:00

L.M.モンゴメリ不朽の名作『赤毛のアン』に、大胆な現代的アレンジを加えたNetflixドラマ『アンという名の少女』シーズン3第9話、いよいよ次が最終回である。すれ違いつづけるギルバートとアンの想いはどうなるのか? ゲーム作家(『ぷよぷよ』『はぁって言うゲーム』『変顔マッチ』など)でライターの米光一成による全話レビュー。
残念なことにシーズン3で打ち切り
『アンという名の少女』シーズン3最終回直前の第9話「深淵なる闇」。
アンとギルバートの恋の行方、そしてミクマク族への「文化的虐殺」に焦点が絞られてきた。
『アンという名の少女』第10話でシーズン3は終わる。そして残念なことにシーズン3で打ち切りなのである。
シーズン1の第8話レビューでも書いたが、打ち切りの理由は、はっきりしない。(関連記事「ここで終わりなんてあり得ない『アンという名の少女』最終回の衝撃からまだ立ち直れない」参照)
シーズン継続の嘆願運動なども起こったが、再開するというニュースはない。
シーズン3が配信開始されたのは2019年。すでに3年が経ってしまっている。カクウェットやミニー・メイなど幼い子供も多く登場する本作の再開は難しいだろう。
ちなみに当時13歳でカクウェットを演じたギャワンディーヨ・ターベルも、もうすぐ16歳。
「Light at the End」のミュージックビデオで、堂々たる歌声を聞かせてくれる
アンの手紙は、ギルバートには届かない
第9話。
ようやくギルバートへの愛を確信したアン。
「私と同じ間違いを犯してはダメ」とマリラに助言され、ギルバートの家に告白しに行く。だがギルバートはいない。
アンは、手紙を書いてテーブルに置く。だが、手紙は、風で床に落ち、ステイシー先生のバケツの裏に貼りつき落ち、戻ってきたギルバートの足の裏に貼りつき、外でぐちゃぐちゃになってしまう。
アンの手紙は、ギルバートには届かない。
カナダ政府は、1867年に「インディアン法(Indian Act)」を施行。先住民族を服従させるための法律だ。この法律を通じて、寄宿学校の制度を作り上げる。
先住民族の信仰や文化や生活を「野蛮」だと切り捨て、「野蛮人に囲まれている子供たちを救う」という発想で、親から引き離した。「不登校者対応官」を任命し、子供を逮捕し、学校に連れ戻す権限が与えられた。
役人が「君の母さんにそんな権利はない」と言っているのは、こんな「文化的虐殺」の制度があるからだ。
カクウェットの父と母は、アンたちに助けを求め、アンとマシューは寄宿学校へ向かう。こんなひどいことは「何かの手違い」に違いないと考えるが、「手違い」ではない。
寄宿学校側は、断固としてカクウェットを返そうとしない。それどころか会わせようともしないのだ。
戻ってきたアンは、マリラから「ギルバートがウィニフレッドにプロポーズする」と聞く。
アンは事を確かめるために、ギルバートの家に行くが、ギルバートはすでにシャーロットタウンに出かけたあとだった。
なかなかギルバートへの愛に確信が持てず、さらにずれ違いを繰り返し、最終話までやきもきさせるアンだが、モンゴメリーの『赤毛のアン』シリーズのアンも、やきもきさせる。
何しろ、デイヴィ(マリラが引き取った少年)から「ギルバートが死にかけてるよ」と聞かされて初めて、自分の気持ちに気づくのだ。
〈そして今、ギルバートは死の淵をさまよっているのだ!
聖書に天啓の書があるように、誰の人生にも、天啓の書がある。アンは、大嵐と漆黒の闇のなか、苦悩に一睡もしなかったこの痛恨の夜、天の啓示を受けたのだった。私はギルバートを愛している──今までずっと彼を愛してきた! それが今、わかったのだ。〉
『アンの愛情』L.M.モンゴメリ 著/松本侑子 訳/文藝春秋
いかなる結末を迎えるのか
さて、愛に確信を持てたアンは、その気持ちをギルバートに伝えることはできるのか。ふたりの恋の行方はどうなるのか。そして、寄宿学校に連れ去られたカクウェットは家族のもとに戻れるのか。
打ち切りになった『アンという名の少女』は、いかなる結末を迎えるのか。
アンとギルバートの恋の行方にはドラマとして決着を見せるが、カクウェットの問題は、存在しない次のシーズンへ持ち越されてしまう。
覚悟して最終話を観るしかない。
最終話のレビューは、3月7日(月)朝8時更新予定。
『アンという名の少女』
原題:Anne with an “E”
制作:2017年 カナダ
原作:L・M・モンゴメリ
製作総指揮:モイラ・ウォリー=ベケット
キャスト
アン・シャーリー(エイミーベス・マクナルティ)(上田真紗子)
マリラ・カスバート(ジェラルディン・ジェームズ)(一柳みる)
マシュー・カスバート(R・H・トムソン)(浦山迅)
ダイアナ・バリー(ダリラ・ベラ)(米倉希代子)
ギルバート・ブライス(ルーカス・ジェイド・ズマン)(金本涼輔)
レイチェル・リンド(コリーン・コスロ)(堀越真己)
ジェリー・ベイナード(エイメリック・ジェット・モンタズ)(霧生晃司)
Netflixシーズン1から3まで配信中
米光一成
(よねみつかずなり)ゲーム作家/ライター/デジタルハリウッド大学教授/日本翻訳大賞運営/東京マッハメンバー。代表作は『ぷよぷよ』『はぁって言うゲーム』『BAROQUE』『はっけよいとネコ』『記憶交換ノ儀式』等、デジタルゲーム、アナログゲームなど幅広くデザインする。池袋コミュニティ・カレッジ「表現道場」の道場主。宣伝会議「編集ライター養成講座 即戦力コース」専任講師。著作『自分だけにしか思いつかないアイデアを見つける方法』(日本経済新聞出版社)、『思考ツールとしてのタロット』(こどものもうそうブックス)等。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c5c420e39a9fc260813f1c054e4cf77adf02301

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする