北海道新聞03/12 19:30

「永遠ノ矢 トワノアイ」映画版の上映前にあいさつする宇梶剛士さん
アイヌ民族をルーツに持つ都会の青年の葛藤を描く舞台演劇「永遠ノ矢 トワノアイ」の映画版が12日に封切りされ、札幌市中央区のシアターキノで上映が始まった。作・演出・出演を兼ねる俳優の宇梶剛士さんが舞台あいさつし、観客に「作品を見て感じたものを持ち帰ってほしい」と語りかけた。
演劇は東京で生まれ育った主人公がアイヌ民族の亡き父の故郷・北海道を訪れ、自らのルーツを知る物語。宇梶さんが主宰する劇団「パトスパック」(東京)の作品で、映画版は昨年7月に釧路市で行われた舞台の公演記録だ。
自身もアイヌ民族にルーツを持つ宇梶さんは「アイヌ民族をはじめ文字を持たない人たちは、言葉に神が宿ると考える。そういう知識を自分の身の内に取り入れ、役者やスタッフに説明しながら一緒に作った」と語った。上映は31日まで。問い合わせはシアターキノ(電)011・231・9355へ。(村上辰徳)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/656187


「永遠ノ矢 トワノアイ」映画版の上映前にあいさつする宇梶剛士さん
アイヌ民族をルーツに持つ都会の青年の葛藤を描く舞台演劇「永遠ノ矢 トワノアイ」の映画版が12日に封切りされ、札幌市中央区のシアターキノで上映が始まった。作・演出・出演を兼ねる俳優の宇梶剛士さんが舞台あいさつし、観客に「作品を見て感じたものを持ち帰ってほしい」と語りかけた。
演劇は東京で生まれ育った主人公がアイヌ民族の亡き父の故郷・北海道を訪れ、自らのルーツを知る物語。宇梶さんが主宰する劇団「パトスパック」(東京)の作品で、映画版は昨年7月に釧路市で行われた舞台の公演記録だ。
自身もアイヌ民族にルーツを持つ宇梶さんは「アイヌ民族をはじめ文字を持たない人たちは、言葉に神が宿ると考える。そういう知識を自分の身の内に取り入れ、役者やスタッフに説明しながら一緒に作った」と語った。上映は31日まで。問い合わせはシアターキノ(電)011・231・9355へ。(村上辰徳)
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