先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

国立市でアイヌ民族の差別解消訴える 押田五郎(おしだ・ごろう)さん

2022-03-12 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/11 09:29
 東京都国立市が昨年11月から今年1月にかけて開催した人権を考えるイベントで市民実行委員を務め、首都圏在住のアイヌ民族の思いを伝える映画の上映や写真展を企画した。「東京では触れる機会が少なかったアイヌ民族の人権問題について理解を深め、考えるきっかけをつくることができた」と振り返る。
 1972年に都職員となり、退職までの44年間、ごみ収集の業務に携わった。社会に必要な仕事だとやりがいを感じていたが、「ごみ屋のくせに」「勉強しないとああなるぞ」などと、心ない言葉を浴びせられることもあった。「誇りを持って働きたい」と職業差別の解消を目指し、組合活動を通じて声を上げてきた。だからこそ「あらゆる差別に無関心ではいけない」と訴える。
 アイヌ民族に関心を持ったのは、退職して地元の国立市で市民運動に参加するようになった6年前。差別を恐れてアイヌ民族であることを隠しているという女性の話を聞き、「アイヌ民族が直面する問題も根底は同じだ」と実感した。昨年3月、国立市内でアイヌ民族を侮辱する落書きが見つかったことを受け、仲間たちや市と差別の歴史などを学ぶ人権学習会を開催。さらに理解を広げようと、市の人権イベントの一環として映画上映などに取り組んだ。
 2019年から市の「人権・平和のまちづくり審議会」の委員も務める。今年1月の審議会ではアイヌ民族への人権侵害を議論した。「差別と闘う人たちと連帯し、アイヌ民族について東京で何ができるか考えていきたい」。71歳。(大沢祥子)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/655615

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台湾・花蓮の小学生、ダンスの全国大会で先住民の踊り披露

2022-03-12 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 3/11(金) 11:24配信

北埔小学校のダンスチーム=同校提供
(花蓮中央社)東部・花蓮県新城郷にある北埔小学校のダンスチームが今月4日、全国学生ダンス大会の決勝に出場し、台湾原住民(先住民)族カバラン族に伝わる踊りを組み込んだ作品を披露した。
チームは1999年に結成。メンバーは4~6年生の児童で、週末を使って練習を重ねている。過去にはポーランドやスペインなどでの公演経験もある。
同校によると、顧問の荘国鑫さんと鄭静慧さんが長年にわたって調査を行い、カバラン族の高齢者から治療の儀式に使われる歌と踊りを学んだという。上を向いて頭を動かす特徴的な動きは台湾原住民族の中でも特に珍しい表現とされ、大会で披露した作品にも取り入れられた。
今回出場した11人の児童は、言葉や動き、表情、精神などをカバラン族の高齢者から一つずつ学んだ。新型コロナウイルスの感染拡大が心配される中でも練習を続けたという。
チームは県代表として小学校Bブロック団体丙グループ民族舞踊部門の決勝に出場。全26チーム中、総合平均得点で2番目に高い90.52を獲得した。
荘さんは、北埔にはカバラン族が暮らす集落が6カ所あるものの、1878年に清国側との間で起きた武力衝突「加礼宛社事件」以降、同化が進んだと説明。踊りの学習を通じてより多くの人にカバラン族の声と姿を知ってもらいたいと語った。
(張祈/編集:齊藤啓介)
https://news.yahoo.co.jp/articles/18493fa5b2415dbec728286353bf6873378e5548

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ民族が伝えた津波の教訓「被災体験に基づく可能性」

2022-03-12 | アイヌ民族関連
HBC2022.3.11

「悪い神が、大きな口を開けて、海水を一時に飲み込む。それを一気に吐き出すため、これが陸地を襲う津波になる」
これは、北海道白老町で記録されたアイヌの人たちの伝承です。
3月5日、東日本大震災から11年になるのを前に、国立アイヌ民族博物館でイベントが開かれました。
(国立アイヌ民族博物館 シン・ウォンジ エデュケーター)
「昔の津波を調べる方法には古文書や地層がある。北海道の歴史記録で、18世紀以前のものは少ない」
そこでカギとなるのが、アイヌの人たちが子孫に伝えてきた津波の話や儀式です。
(国立アイヌ民族博物館 八幡巴絵学芸主査)
「津波はアイヌ語で『オハコペッ』。海辺で生活するアイヌに本当に恐れられていた。これを見たらすぐ浜に出て、古い道具を浜に並べて浪にさらわせて津波の神へ与えたという」
アイヌの人たちが恐れた津波。
それが、あの日、実際にやってきました。
(白老町消防本部 木村公彦主査)
「浴槽(の水)が溢れるように海面が上昇して波が押し寄せてきた」
そのときの写真です。
道路を走る車のすぐ後ろに、津波が迫っています。
白老町の津波の高さは、2.2メートルだったとされています。
まさにこの瞬間、この場所を通りかかった人がいました。
(吉田末治さん)
「ここです。ここのところに流れてきた」
当時、町内会長を務めていた吉田末治さんです。
(吉田末治さん)
「なんとか逃げることだけしか考えていなかった。すごいわ、ドッとくるからね」
吉田さんは海から1キロ弱離れた会館に逃げ、避難してきた住民の対応にあたりました。
震災後も地域の防災に取り組み、津波の言い伝えについて勉強会を開き、学んできました。
(吉田末治さん)
「津波が来た時に逃げない、みんな。『(津波は)来ない』って簡単に言う。(津波は)来るんだから、逃げなきゃだめだと(地域の)皆さんに訴えていかなきゃいけない」
白老のアイヌの人たちは、津波のときに「避難所」になる高台がどこかも、子どもや孫たちに伝えていました。
(記者)
「町内にある塩釜神社です。162段の階段の上に、いまは社がありますが、昔はアイヌの人たちが津波から逃げる場所だったといいます」
現在のハザードマップを見ても、この場所は浸水エリアから外れています。
津波にまつわるアイヌの人たちの伝承は、道内各地に存在します。
地層に残る津波の痕跡を研究している新潟大学の高清水康博准教授は2005年に、津波にまつわるアイヌの人たちの伝承40編を調査。
言い伝えがあった地域の海岸からの距離や標高を検証した結果、半数の20編が「実際の津波の被災体験に基づく可能性がある」と結論付けました。
(新潟大学 高清水康博准教授)
「アイヌの人たちが生きていくうえで、これは伝えなければいけないということが伝わっているのだろう」
アイヌの人たちが、先祖から受け継いできた津波の「教訓」。
これを、将来にどうつなげるか、考えるのは私たちです。
※掲載した情報やプロフィールは更新日時点のものです。
https://www.hbc.co.jp/bosai/column/earthquake/012.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「技術を広く伝えていきたい」 アイヌ伝統工芸展で最優秀賞 堀さんの編み物作品 浦河

2022-03-12 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2022/3/11配信
 北海道アイヌ協会(大川勝理事長)の第55回北海道アイヌ伝統工芸展で、浦河町アイヌ協会員でアイヌ生活相談員の堀悦子さん(66)の編み物作品が伝統工芸品部門の最優秀賞(道知事賞)を受賞した。  同展には各地区アイヌ協会の29人が、民具や…
この続き:545文字
ここから先の閲覧は有料です。
https://www.tomamin.co.jp/article/news/area2/71879/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先住民に伝わるバナナ繊維の機織り 台湾・花蓮で特別展

2022-03-12 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾2022年3月11日 18:18

バナナの茎と包丁による「テープカット」に臨むカバラン族の人たち
(花蓮中央社)東部・花蓮県豊浜郷で、台湾原住民(先住民)族カバラン族の伝統工芸であるバナナ繊維を使った機織りの特別展が開かれている。10日に行われた開幕式典では、テープに見立てたバナナの茎を来賓が包丁でカットして開催を祝った。
地元の発展を促進する花蓮県カバラン族発展協会の潘朝成理事長はあいさつで、1968年に花蓮と東部・台東を結ぶ花東海岸公路が開通すると、現代的な生活物資が集落に入り込み、バナナ繊維の機織りは次第に衰退してしまったと説明。2002年にカバラン族が政府に台湾原住民族として認定されると、集落の高齢者などが復興に取り組んだと振り返った。
式典には技術の伝承者で、昨年文化部(文化省)から「人間国宝」に認定された厳玉英さんも出席。取材に対し、伝統工芸をさらに多くの若者に伝えたいと語った。
県文化局は、一度失われながらも復活したバナナ繊維の文化はカバラン族の暮らしと文化の風情だけでなく、時代の状況と歴史的正義を見ることができるとしている。
特別展は新社集落カバラン文化展示センターで4月25日まで開催。
(李先鳳/編集:齊藤啓介)
https://www.excite.co.jp/news/article/Jpcna_CNA_20220311_202203110008/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ゴールデンカムイ展」描きおろしキービジュアルや展示内容など発表 来場者特典は曜日替わりミニ色紙

2022-03-12 | アイヌ民族関連
映画.COM3/11(金) 6:00

野田氏による描き下ろしイラストを使用したミニ色紙は全7種
 東京ドームシティ Gallery AaMoで、4月28日~6月26日に開催される「ゴールデンカムイ展」のキービジュアル、展示内容詳細、来場者特典などが発表された。
 「ゴールデンカムイ」は、2014年から「週刊ヤングジャンプ」(集英社刊)で連載中。明治時代を舞台に、戦死した親友との約束を果たすために北海道へと渡った元軍人の杉元佐一が、アイヌの少女アシ(リ)パ(「リ」は小文字が正式表記)とともに、莫大な埋蔵金をめぐって陸軍第七師団や脱獄囚たちと争奪戦を繰り広げる。18~20年にテレビアニメ計3期が放送され、第4期の制作も決定している。
 展覧会キービジュアルは、原作者である野田サトル氏による描きおろし。杉元とアシ(リ)パが一緒に走り出すイラストで、背後の“GOLDEN KAMUY”の文字には、物語を彩る人気キャラクターたちが描かれている。
 展示は5つのゾーンで構成。第1ゾーン「金塊争奪戦の開幕」では、金塊争奪戦に参戦した主要キャラクターの生きざまを、名シーンやモデルとなった実物資料などで浮き彫りにしていく。第2ゾーン「24人の刺青囚人」では、埋蔵金のありかを示す刺青が彫られた24人の囚人たちを、網走監獄内をイメージした空間で紹介する。第3ゾーン「命を繋ぐものたち」では、杉元たちの旅のさなかに登場した、北の大地の文化や歴史背景にまつわる資料などを展示。第4ゾーン「それぞれの役目」では、作中で起きた大きな3つの戦いを、時系列順に並べたイラストで追っていく。第5ゾーン「黄金色名画廊」では、連載開始からこれまでに公開されてきたカラーイラストのなかから、厳選された50点以上の画稿を披露する。これらに加えて、さらなる展示も行われる模様だ。なお、展示物には、野田氏が個人所有している参考資料や、各地の博物館が所蔵する民具資料などが含まれる。
 来場者特典は、野田氏による描き下ろしイラストを使用したミニ色紙。全7種で、曜日ごとに配布される絵柄が替わる。さらに、毎週火曜日は「鶴見中尉ナイト」、木曜日は「白石由竹ナイト」と銘打って、午後5時以降の入場者に鶴見中尉または鯉登少尉(火曜日)、白石由竹(木曜日)のお面をプレゼントし、限定フォトスポットも設置される。
 チケットは一般、大学生が1800円、中高生が1500円、小学生が1000円。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec60bd4c8a20d9361de870c684c70a70d6e652ae

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ゴールデンカムイ」白い恋人コラボ第2弾! ファンの要望に応え“鶴見中尉”が登場ッ!

2022-03-12 | アイヌ民族関連
アニメ!アニメ!3/11(金) 12:10配信

(写真:アニメ!アニメ!)
TVアニメ『ゴールデンカムイ』と北海道の銘菓「白い恋人」がコラボ。第2弾となる今回は、「鶴見中尉」の描き下ろしデザインが起用したもの。2022年3月14日より数量限定で販売される。
本作は、「週刊ヤングジャンプ」にて連載中、累計発行部数は1,800万部を突破する野田サトルによるバトルマンガ。「不死身の杉元」こと杉元佐一と、アイヌの少女・アシリパたちが、北海道に眠る金塊を求め一攫千金サバイバルに巻き込まれていく。2018年よりアニメ放送がスタートし、第4期の製作も決定している人気作だ。
このたび発売となる「白い恋人」コラボ缶は、2020年12月に「アシリパ」と「レタラ」の絵柄でコラボ缶を販売したあと、次回のコラボを要望する声が多く届き、待望の続編として実現した。絵柄は、 ファンからの要望が多かった「鶴見中尉」。
彼は大日本帝国陸軍第七師団の中尉を務め、その長けた情報収集・分析能力により上官から危険視されるほどの人物。戦いにより大怪我を負ったため、前頭部をプロテクターで覆っており、異様な風貌をしている。また、カリスマ的要素を持ち合わせており、心酔している部下も少なくはない。
そんな鶴見中尉の描き下ろしオリジナルイラストを印刷した、 白い恋人36枚入り『ゴールデンカムイ』コラボ缶は、 白い恋人パーク内「ショップ・ピカデリー」と「ISHIYA札幌大通本店」のほか、 ISHIYAオンラインショップAnnexにて販売。鶴見中尉ファンはぜひお手にとってみてはいかがだろう。
(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
https://news.yahoo.co.jp/articles/4daa17d60f966582399f0531f54baab00d7a881c

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ドライブ・マイ・カー』三浦透子、新人俳優賞受賞「もっと大きな人間になりたい」:第45回日本アカデミー賞

2022-03-12 | アイヌ民族関連
シネマトゥデイ3/11(金) 21:45配信

三浦透子 - (C) 東京写真記者協会
 『ドライブ・マイ・カー』の演技で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した三浦透子が11日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた授賞式に出席。受賞の喜び、感謝を述べると共に「一人でももっと大きなことができるように、もっと大きな人間になれるようにと今日あらためて思いました」と意を新たにした。
 『ドライブ・マイ・カー』は、2014年に刊行された村上春樹の短編集「女のいない男たち」所収の同名小説を、『寝ても覚めても』『偶然と想像』などの濱口竜介監督が映画化。西島秀俊演じる妻を亡くした演出家・俳優の家福が2年後に広島の演劇祭に向かう中で、これまで目を背けていた妻の秘密と向き合っていくさまを追う。同作は、今年の米アカデミー賞で日本映画としては初の快挙となる作品賞をはじめ、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞(旧:外国語映画賞)の4部門にノミネートされている。
 本作で主人公・家福のドライバーを務める寡黙な女性みさきを演じた三浦。ステージに上がると「本当にわたしは作品に恵まれていたなと今日改めて実感しています。自分の持っている能力以上のパフォーマンスを引き出していただいたなと、本当に『ドライブ・マイ・カー』という作品に関わっていただいた、支えていただいたスタッフ、キャストのみなさんにこの場を借りてあらためて感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました」とスピーチ。
 三浦は、これまで同作の演技でTAMA映画賞最優秀新進女優賞(『椿の庭』『おらおらでひとりいぐも』『アイヌモシリ』と共に)のほか、ブルーリボン賞、キネマ旬報ベスト・テン(『スパゲティコード・ラブ』と共に)、ヨコハマ映画祭などで助演女優賞を受賞するなど映画賞を席巻している。
 2002年にサントリー「なっちゃん」のCMで注目を浴びた三浦は5歳から女優として活躍する一方、歌手としても頭角をあらわし、新海誠監督のアニメーション映画『天気の子』の楽曲ではボーカルを務め紅白歌合戦出場も果たした。現在、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」や映画『余命10年』が放送・公開中。先ごろ、三谷幸喜脚本の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源義経(菅田将暉)の正妻を演じることが発表された。
 ほか新人俳優賞を今田美桜(『東京リベンジャーズ』)、西野七瀬(『孤狼の血 LEVEL2』)、吉川愛(『ハニーレモンソーダ』)、磯村勇斗(『ヤクザと家族 The Family』『劇場版 きのう何食べた?』)、尾上右近(『燃えよ剣』)、宮沢氷魚(『騙し絵の牙』)、Fukase(『キャラクター』)が受賞した。(編集部・石井百合子)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d999d3e7d6bd5a9273d6b06cf489ea21f6664bff

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする