北海道新聞03/01 05:00

放送第250回目を迎えたエフエム二風谷放送
【平取】アイヌ語の普及を目指し、日高管内平取町二風谷で月1回放送しているミニFM局、エフエム二風谷放送(愛称FMピパウシ)が250回目の放送を迎えた。編成局長を務める萱野茂二風谷アイヌ資料館長の萱野志朗さん(63)は「継続は力なり。ラジオは自分たちの言葉で伝えられる良さがある。できる限り続けていきたい」と語った。
放送は故萱野茂さんが2001年4月8日に開始。毎月第2日曜の午前11時から1時間、萱野観光株式会社ホール(町二風谷)のスタジオから事前収録を織り交ぜて放送している。小学校の校長や教諭らスタッフ7人が参加し、新聞記事やカムイユカラ(神謡)の紹介、アイヌ語のレッスンコーナーなどを設けている。
2月13日の250回目の放送では平取アイヌ文化保存会の原田啓介さん(25)と木村梨乃さん(25)がシカ猟について紹介。「冬は木の葉がなくて見通しが良く、雪にシカの足跡もつくので猟に適している」などと話した。
元地域おこし協力隊員で、2年ほど前からカムイユカラの解説などを担当している植松由貴さん(25)は「アイヌ文化が好きで関わっている人の意見を聞けるのがいい。アイヌ文化を中心に発信する場を持つことは大切」と語った。
FMウイング(帯広)は録音で毎月第3日曜の午前7時から放送しており、過去の放送はインターネットのFMピパウシのページ(http://fmpipausi.sakura.ne.jp/menu.html)で聞くことができる。萱野さんは「誰でもいつでもアクセスでき貴重な資料となる」と話している。(杉崎萌) ※「カムイユカラ」の「ラ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/651025

放送第250回目を迎えたエフエム二風谷放送
【平取】アイヌ語の普及を目指し、日高管内平取町二風谷で月1回放送しているミニFM局、エフエム二風谷放送(愛称FMピパウシ)が250回目の放送を迎えた。編成局長を務める萱野茂二風谷アイヌ資料館長の萱野志朗さん(63)は「継続は力なり。ラジオは自分たちの言葉で伝えられる良さがある。できる限り続けていきたい」と語った。
放送は故萱野茂さんが2001年4月8日に開始。毎月第2日曜の午前11時から1時間、萱野観光株式会社ホール(町二風谷)のスタジオから事前収録を織り交ぜて放送している。小学校の校長や教諭らスタッフ7人が参加し、新聞記事やカムイユカラ(神謡)の紹介、アイヌ語のレッスンコーナーなどを設けている。
2月13日の250回目の放送では平取アイヌ文化保存会の原田啓介さん(25)と木村梨乃さん(25)がシカ猟について紹介。「冬は木の葉がなくて見通しが良く、雪にシカの足跡もつくので猟に適している」などと話した。
元地域おこし協力隊員で、2年ほど前からカムイユカラの解説などを担当している植松由貴さん(25)は「アイヌ文化が好きで関わっている人の意見を聞けるのがいい。アイヌ文化を中心に発信する場を持つことは大切」と語った。
FMウイング(帯広)は録音で毎月第3日曜の午前7時から放送しており、過去の放送はインターネットのFMピパウシのページ(http://fmpipausi.sakura.ne.jp/menu.html)で聞くことができる。萱野さんは「誰でもいつでもアクセスでき貴重な資料となる」と話している。(杉崎萌) ※「カムイユカラ」の「ラ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/651025