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モアナの声を演じたアウリイ・クラヴァーリョ、口元に「赤い手形」をつけて訴えたのは、先住民族の女性たちの危機だった

2023-04-02 | 先住民族関連
ハフポスト2023年04月01日 18時43分 Maya Nakata
アムネスティインターナショナルによると、カナダで先住民族の女性(MMIW)は他の女性と比べ、暴力を経験する可能性が少なくとも3倍、殺される可能性は少なくとも6倍も高い。
ハワイ出身で、2016 年のディズニー映画『モアナと伝説の海』でモアナを演じたアウリイ・クラヴァーリョの姿が注目を集めた。ドレスももちろん素敵だったが、何より力強かったのは、クラヴァーリョの口元の「赤い手形」だった。

2023年3月23日、ニューヨークで開催されたPrime Videoのドラマシリーズ「The Power」プレミアに到着した米女優のアウリィ・クラヴァーリョ(写真:ANGELA WEISS / AFP)AFP=時事通信
クラヴァーリョは現地時間の3月23日にニューヨークで開催された、Amazonプライムビデオのドラマシリーズ『The Power』のプレミアに登場した。
クラヴァーリョが出演する、3月31日公開の話題作『The Power(邦題:パワー)』は、小説家のナオミ・オルダーマンが原作。Amazonプライムビデオのサイトによると、現代社会を生きる10代の少女たちが、突如意のままに人を感電させる力を身につけるスリラー作品で、パワーバランスの完全な逆転が描かれている。
クラヴァーリョはこの多くのメディアが集まる発信のチャンスを、口元の赤い手形とともに、行方不明になったり殺害されたりする北アメリカの先住民族(MMIW)の危機にスポットライトを当てることに使った。
アメリカのテレビ局ABCの報道番組「Good Morning America」の取材で、顔の赤い手形について以下のように答えている。
「私が表現したのはNo More Stolen Sistersです。これは、行方不明になり殺害された先住民の女性についての運動です」
アムネスティインターナショナルによると、カナダで先住民族の女性(MMIW)は他の女性と比べ、暴力を経験する可能性が少なくとも3倍、殺される可能性は少なくとも6倍も高い。
クラヴァーリョはこうした現状に対し、「実際にフォローアップされた事例が少ないことが信じられないほど悔しく、警察が資金を正しく使っていないことが指摘されています」と訴えた。
VOUGEによるとこの赤い手形は、 先住民族の女性が 不均衡に暴力の影響を受けていることを強調することを目的とした、 MMIW運動を表すシンボルだという。
クラヴァーリョは自身のインスタグラムでも「責任を感じている」とメッセージを発信した。
「『ThePower』は、女性が力を発揮し、女性の身体に対する代理権を取り戻し、必要な変化を促す味方の存在という力強いテーマ。私たちの仕事をSFの領域から現実世界に戻す責任を感じました。このメッセージを伝え続けてくれる多くのメディアに謙虚に、そして深く感謝しています」
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6427eb48e4b0b2ba23224a88

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『ハチドリのひとしずく』持続可能な世界を目指して今できることとは

2023-04-02 | 先住民族関連
ニューソルト2023.04.01芳山 喜代

地球温暖化、貧困、戦争、パンデミック、私たちの生きている世界は解決困難な問題で溢れている。その問題の大きさを前に「自分にできることは無い」「何をしても無駄なのではないか」と無力感を感じてしまう、誰しもそのような経験を一度はしたことがあるのではないだろうか。そんな時には、この本に書かれた小さなハチドリの話を思い出してほしい。
ハチドリの名前はクリキンディ。同書の前半に書かれているクリキンディの物語は、南米のアンデス地方に住む先住民族キチュアに伝わる話だという。
ある時、森が火事になる。他の動物たちが我先にと逃げる中で、クリキンディは行ったり来たり、小さなくちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは、火の上に落としていく。クリキンディは言う「私は、私にできることをしているだけ」
燃える森は、年々熱くなっていく地球に喩えられる。後半では、地球温暖化というあまりにも大きな問題に対して、クリキンディのように「いま、私にできること」を実践する人たちの言葉が記されている。毎日食べる分だけの食材をいきつけの商店で買うこと、砂時計を置いてシャワーを浴びること、それぞれの実践は、焼け石に水と思われがちなささやかな事かもしれないが、どんな大きな困難でも、自分たちにできることは必ずあると教えてくれる。
燃えている森はその後どうなったのか……。物語の続きを描くのはクリンディになった読者一人ひとりだ。
『ハチドリのひとしずく いま、私にできること』
監修:辻󠄀信一
発行日:2005年11月22日
発行:光文社
https://www.newssalt.com/36125

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オーストラリア先住民の地位認める歴史的な一歩に 非先住民との格差は依然大きく

2023-04-02 | 先住民族関連
日豪プレス2023.04.01

メルボルン市内で2019年に行われた「侵略の日」のデモ行進(Photo: Wikipedia)
 オーストラリア先住民であるアボリジニ・トレス海峡島しょ民が「最初のオーストラリア人」であることを明記する憲法改正案が30日、連邦議会に上程された。2022年7月にシンクタンク「オーストラリア・インスティテュート」が実施した世論調査によると、改憲案を「支持する」と答えた人は65%、「不支持」は14%、「分からない」は21%と、国民の過半数は改憲に前向きだ。実現すれば、欧州人による過去の侵略と迫害の歴史を認める象徴的な出来事となる。しかし、先住民と非先住民の格差というオーストラリア社会が抱える問題が、改憲によって簡単に解決されるわけではない。
 先住民は最も古くて約6万年前からオーストラリア大陸に居住していたとされる。しかし、1788年1月26日に英国の第1船団が現在のオーストラリア東部シドニー湾に到達して入植を開始して以来、欧州人に駆逐され、海外から持ち込まれた疫病や虐殺などによって人口を減らした。先住民が全人口に占める割合は現在、約2%となっている。
 20世紀に入っても先住民の子どもの隔離政策が行われるなど迫害は続いたが、近年は地位回復の動きが強まっている。1993年に先住土地権が認められ、2008年にケビン・ラッド首相(当時)が初めて「侵略」を謝罪した。1月26日の祝日「オーストラリア・デイ」を「侵略の日」に改めるべきだとの声も強まっている。
 一方、先住民と非先住民の格差は大きい。先住民が多く住む遠隔地での先住民の平均余命は非先住民と比べて、男性で13.8年、女性で14年短い(15〜17年、王立飛行医師サービス=RFDA調べ)。
 遠隔地にある先住民居住区では、犯罪率の高さ、治安の悪さ、子どもへの性的虐待や暴力、アルコール・薬物中毒のまん延なども社会問題となっている。07年には連邦政府が北部の居住区に治安部隊を投入した。法律でアルコール販売を禁止するなど強制介入した。介入は国際社会から人権無視との批判を浴びたが、鎮圧には一定の効果をあげた。
 ところが、アルコール禁止などの一連の法律の期限が22年に切れると、北部準州の中心都市アリススプリングスでは、酒に酔った子どもや若者が暴力を振るったり、商店を破壊したりするなど治安が急速に悪化。アンソニー・アルバニージー首相は今年1月、現地を訪れて準州政府と協議し、禁酒令を部分的に導入するなど介入を再開している。
■ソース
Polling – Voice to Parliament in the Constitution, July 2022(The Australian Institute)
Best for the Bush – Rural and Remote Health Base Line 2022(Royal Flying Doctors Service)
https://nichigopress.jp/news-item/61143/

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オーストラリア憲法改正の発議目指す 先住民の地位を明記、今年10月から12月に国民投票へ

2023-04-02 | 先住民族関連
日豪プレス2023.04.01

オーストラリア先住民、アボリジニの旗(Photo: Wikipedia)
 オーストラリアの連邦与党労働党は30日、憲法に先住民の地位を明文化する「2023年連邦憲法改正法案」を連邦下院に上程した。法案が成立すれば、改憲の是非を問う国民投票を今年後半に実施する。
 法案では、8章128条からなる現行オーストラリア憲法の末尾に、第9章「アボリジニおよびトレス海峡島しょ民の認識」を追加する。新設する第9章第129条に、◇先住民が「最初のオーストラリア人」(the First People of Australia)であること、◇先住民問題を国政に反映させる機関「先住民の声」を設けること、を明記する。
 改憲案は、22年5月の連邦選挙で9年ぶりに政権を奪回した中道左派・労働党が公約した。温室効果ガス排出削減を拡大する気候変動対策の強化とともに、新政権の改革の大きな柱の1つとなっている。
 法案は今後、議会の委員会で審議が行われる。与党が過半数を制している下院に加え、過半数を満たない上院でもキャスティング・ボートを握る野党の環境保護政党「グリーンズ」(緑の党)や無所属議員が賛成しており、成立する可能性が高い。
 投票日は、法案成立後に首相が決めるが、公共放送ABC(電子版)によると、今年10月〜12月の土曜日に行われる見通しだという。規定により、政府は改憲法案の成立から2〜6カ月以内に国民投票を実施しなければならない。議会日程から逆算すると、仮に10月に投票を行うとすれば、7月末までに法案を両院で可決、成立させる必要がある。
■ソース
Bill to trigger Voice referendum introduced to parliament(ABC News)
https://nichigopress.jp/news-item/61137/

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ジャニー喜多川の性加害問題を報じない日本メディア、欧米にもある不可解な報道

2023-04-02 | 先住民族関連
日刊サイゾー2023/04/01 09:00文=池彰子(フリージャーナリスト
 日本の「芸能界のモンスター」と呼ばれたジャニー喜多川氏(2019年7月に死去)が少年に「性的虐待」をしていたとする番組が英国BBCで3月7日に放送された。スキャンダルの新事実が報じられたのではないが、「超大物」による「性的虐待」が一部のメディアで明らかにされたにもかかわらず、長年、ほとんどの日本メディアがこの問題を扱わないことに疑問を投げかけた。
 英国での放送後、日本でも話題となり日本のメディアの姿勢を批判する意見がインターネット上でも多くみられるが、世界を見れば「不可解な報道姿勢」はどこにでも存在し、何も日本だけの問題ではない。BBCの番組の指摘はもっともな面もあるが、これに乗じて日本国内のメディアだけを批判をしていたら、ジャニー喜多川氏の問題を報じない日本のメディアと同じように「奇妙な存在」になってしまう。
 一連のスキャンダルは1999年10~12月にかけて「週刊文春」が計8回にわたって報じた。ジャニー喜多川氏が、事務所に所属していた少年にわいせつ行為を強要したなどとの内容だ。その後、ジャニーズ事務所とジャニー喜多川氏は報道で名誉を傷付けられたとして、「週刊文春」を発行する文芸春秋に損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。わいせつ行為があったのかどうかという点も争点となった。
 1審判決は「少年らの供述には高度の信用性はなく、わいせつ行為が真実との証明はない」として、わいせつ行為を認定せず、一部の名誉毀損だけ認める内容だった。ところが、控訴審で東京高裁は「少年らの供述内容はおおむね一致しており、信用できる」として一転、わいせつ行為を認定した。ジャニーズ側は最高裁に上告したが、最高裁はこれを棄却し、わいせつ行為を認定した東京高裁判決が確定した。
 大手メディアは一連の裁判の報道はしたが、ジャニー喜多川氏の行為を「本格的」に追及するような報道は見受けられなかった。BBCの番組はこうした点も含めて紹介し、スキャンダルを再検証して日本でのジャニー喜多川氏報道の「実態」にメスを入れようとした。
 日本のメディアからすれば、裁判でわいせつ行為が認定されたとはいえ、民事の名誉毀損裁判での「真実相当性」の範囲での認定であり、ジャニー喜多川氏による行為が警察の捜査の対象として「事件化」されていない以上、派手なニュース展開はできない。あまり報道されないことの中心的な理由はここにある。
 しかし、通常ならば芸能関係者のスキャンダルに血道を上げるテレビ局がこの問題を扱わないのは、一般視聴者からすると不自然に思える。大スターを擁するジャニーズ事務所への「配慮」があるからだということは、多くの記事で語られている。
 このスキャンダルとは別だが、ジャニーズ事務所によるテレビ局への「圧力」問題は、関係者の証言や体験のレベルの話ではなく、既に公の機関が指摘している。
 公正な商行為を乱す恐れがあるとして、公正取引員会は2019年7月、ジャニーズ事務所に異例の「注意」をしている。元SMAPのメンバーである稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人が退所後にテレビ出演が激減したことを踏まえ、「3人の番組起用を妨げるような働きかけがあった場合は、独占禁止法違反につながる恐れがある」とジャニーズ事務所に伝えた。
 独占禁止法に基づく措置は3段階に分かれる。最も厳しいものは行政処分としての「排除措置命令」だ。2番目は「違反の恐れがあった場合」に出される「警告」。3番目は「違反につながる恐れがある」ケースが対象の「注意」で、事業者が自ら姿勢を正すことを促すことが目的だ。
 ジャニーズ事務所に発せられたのは3番目の「注意」だ。公正取引委員会はジャニーズ事務所がテレビ局に対して3人を番組に起用しないよう「圧力」をかけたとする情報を関係者から入手し、テレビ、芸能業界関係者らから聞き取り調査を行った。しかし、独占禁止法違反だと認定できるだけの明確な証拠をつかむには至らなかったという。
 それでも公正取引委員会は「注意」に踏み切った。テレビ業界とプロダクションの関係は長く、極めて親密だ。「言わなくても分かるだろ」という感覚で物事の多くが進んでいる。ジャニーズ事務所からの「圧力」には暗黙の部分が相当程度ある。公正取引委員会の「注意」は、こうした業界の実態を世の中に知らしめる結果となった。公正取引委員会はその年の11月、芸能事務所が契約終了後に芸能活動を不当に制限するのは独占禁止法にあたるとの見解をまとめ、業界全体に伝えた。
 ジャニー喜多川氏のスキャンダルがテレビメディアなどで扱われないのは、こうした商慣行が前提にあると判断するのは、ごく自然な流れである。これにより報道の筆が鈍っているとしたら、報道機関としては致命的な問題である。
 しかし「歪んだ報道」を生む「慣行」というのは、日本だけのことではない。欧米では長年「Missing White Woman Syndrome」と呼ばれる問題が報道機関に重い課題としてのしかかっている。行方不明になる人々は数多くいるのに、比較的恵まれた生活をしている白人の若い女性が行方不明になった場合、特別扱いするかのように報道が過熱する。
 最近では米ニューヨーク州に住む白人女性、ガブリエル・ペティート(22)さんが婚約者と米国横断旅行中に行方不明になり、その後、絞殺体で見つかった事件が典型的な例だ。2021年9月、ペティートさんと旅行していた高校時代の同級生だった婚約者の男性が1人で実家に戻ったことから、ペティートさんが行方不明になったことが発覚した。美人でチャーミングなペティートさんがソーシャルメディアを使いこなしていたため、写真なども豊富にあったことから、全米のメディアが連日、リアルタイムでペティートさんの行方を探る報道を繰り広げた。
 ペティートさんはその後、ワイオミング州の国立公園内で他殺体で発見され、彼女の死をめぐる婚約者の関与が注目の的となった。その婚約者は捜査の手から逃げるように行方不明になり、報道はこの婚約者の行方を追うことにも熱中した。他の重要なニュースを差し置いて、連日トップ扱いされた。婚約者は10月、フロリダ州内で自殺しているのが見つかった。映画のように進展する事件に、視聴者は熱狂したのである。
 この事件の被害者が若い白人女性でなければ、このような熱狂的な報道にはならなかったはずだ。ニューヨーク・タイムズなどの主要メディアは、この事件を手厚く報じる一方で、「Missing White Woman Syndrome」の問題についても記事を載せている。
 ペティートさんが死体で発見されたワイオミング州では、2011年からの10年間で710人の先住民系市民が行方不明になっているが、ほとんどがニュースになっていない。「なぜ報道しないのか」と問いかけても、米国のメディアは正面から答えられないはずだ。
 白人が優位的な立場にある社会で、無意識のうちに白人優位の報道がなされているからだ。テレビなら視聴率に流されて、インターネットならアクセス数に流されて、そうなってゆく。
 「Missing White Woman Syndrome」の問題は、2004年に開かれたジャーナリストの会議で提起された。その後、改善を求める声を耳にするようになったが、欧米のメディアの報道が変わってきたと言える状況ではない。「白人優位」という「慣行」が「歪んだ報道」を生んでいるのである。
 行方不明事件などで扱いに人種間格差があると、捜索する警察などの力の入れ方が「白人優位」になってしまうことにつながり、社会的な不平等を深刻化させてしまう。報道のあり方は社会全体に影響を与える。
 ジャニー喜多川氏をめぐるBBCの指摘は、外国人の視点で日本社会の「異常性」を浮き彫りにした面があるが、この際、報道をめぐる欧米社会の病巣にも目を向けてみたらどうだろうか。
https://www.cyzo.com/2023/04/post_341054_entry.html

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ラテンアメリカの民衆芸術展 差別や弾圧への抵抗示す

2023-04-02 | 先住民族関連
日本経済新聞2023年4月1日 2:00 [有料会員限定]
ラテンアメリカ諸国の生活用品や版画など約400点を集めた「ラテンアメリカの民衆芸術」展が国立民族学博物館(大阪府吹田市)で開催中だ(5月30日まで)。植民地支配によって先住民族と欧州、アジア、アフリカの人々が交じり合い、形成された多様な民衆芸術。国によって振興される一方、差別や弾圧への抵抗を示す手段としても発展した。歴史と今を知ることができる。
「民衆芸術」はラテンアメリカ諸国の主要言語であるス...
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残り1454文字
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD252R60V20C23A3000000/

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オーストラリア、固有種食材に再び脚光 ハーブや果実

2023-04-02 | 先住民族関連
日本経済新聞2023年4月1日 2:00 [有料会員限定]
【シドニー=松本史】オーストラリアで多様な固有種食材を取り入れた商品開発が広がりをみせている。ユニリーバがアイスクリームに利用するほか、若者が集まるカフェでのメニューにも取り入れられる。多くは先住民「アボリジニ」が伝統的に食材として利用してきたもので、独特の味わいや香りが消費者の支持を集めているようだ。
シドニー中心部近くで若者らの人気を集める「Two Good Co Cafe(トゥー・グッド・...
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残り1350文字
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM201NX0Q3A320C2000000/

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アメリカの3つの隠れた絶景スポットを案内 『イントゥ・ザ・ネイチャー』特別映像公開

2023-04-02 | 先住民族関連
リアルサウンド2023年4月1日
4月7日より公開されるドキュメンタリー映画『イントゥ・ザ・ネイチャー 自然が教えてくれること』の特別映像が公開された。
本作は、劇場にいながらもIMAXカメラによる映像でアメリカの隠れた絶景28スポットを、わずか40分で体験できるドキュメンタリー。
公開された特別映像は3点。1つ目は、オレゴン州パシフィックコースト沿いのケルプハイウェイ。2万年前、人々は手織りの船に乗りアジア大陸から、北アメリカ大陸の太平洋沿岸を経由し、北米へ辿り着いたと言われている。彼らが辿った道のりをケルプハイウェイ(ケルプ=昆布)と呼び、そこは、海底に連なる昆布や海藻を始め、魚、クジラやイルカなどの海生哺乳類が豊富な生態系が連なる海域でもある。劇中では先住民が到着する様子を観客に想像してもらうために大規模な再現映像が制作されている。
2つ目は、オレゴン州クレーター・レイク国立公園にあるクレーター・レイク。7700年前に火山の噴火によって生まれた湖で、オレゴン州南部のクラマス族が伝説として語り継いできた。アメリカで最も深い湖で、深さは592mにも及ぶ。この湖には他の川からの水が流れ込むことがなく、雨水や雪などの自然からの恵みだけで満たされている。そして、水は青く透き通っており世界でも有数の透明度を誇る。
そして3つ目は、3人の水先案内人のひとりであるジェニファー・ファー・デイビスが歩くアパラチアン・トレイル。ジェニファーは著名なハイカーであり、2011年にはアパラチアン・トレイルで当時の男女総合最速タイムを更新し女性初の記録を樹立した。さらに、探検やアドベンチャースポーツ、保護活動、人道主義的活動において偉大な功績を残した人たちが表彰されるナショナルジオグラフィック誌のアドベンチャー・オブ・ザ・イヤーを受賞した経験もある。
自然豊かな場所で育ったものの、大学を卒業する頃までは家の中で過ごすことが多かったというジェニファー。「ハイキングをしている時、これほどの美を感じたことはないと思いました。私は自分の外見より自分に何が出来たかを自尊心の拠り所にしました」と、一瞬で虜になったことを明かした。
ジェニファーにとってアパラチアン・トレイルとは、「ニューヨーク市から1時間以内、ワシントンDCから 約100キロの東海岸に大自然が連なっている。それだけで私は世界の騒音やプレッシャー、競争から完全に逃れることができ、さらにはインスピレーションを与えてくれるとても美しい場所です」と語る。
さらに、今作の脚本家兼編集者であるスティーヴン・ジャドソンも「古代の大自然は今でも私たちに話しかけています。映画の中には、観客を自然に包み込み、それがどのようなものかを思い出すように誘う部分があります。そして、自然は美しいだけではないことを思い出させてくれ、自然は私たちが本当に必要としているものであり、私たちが自分自身を回復できる場所です」とコメントした。
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/アメリカの3つの隠れた絶景スポットを案内-イントゥ-ザ-ネイチャー-特別映像公開/ar-AA19kZwa

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