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宇梶静江さんドキュメンタリー公開 「カムイが後押し」東京で舞台あいさつ

2023-04-30 | アイヌ民族関連
会員限定記事
北海道新聞2023年4月29日 23:20(4月29日 23:29更新)

映画「大地よ」の上映後にあいさつする宇梶静江さん(右)
 アイヌ民族の詩人で古布絵作家の宇梶静江さん(90)=胆振管内白老町=のドキュメンタリー映画「大地よ~アイヌとして生きる~」(金大偉監督)の上映が29日、東京都内の映画館「ポレポレ東中野」で始まった。宇梶さんは上映後に舞台あいさつに立ち、「カムイや先祖が後押ししてくれた」と公開を喜んだ。
 宇梶さんの故郷の日高管内浦河町や65年間住んだ首都圏などでのインタビューを軸に、自然と共生するアイヌ民族の精神性を伝える105分の作品。藤原書店(東京)が約5年かけて製作し、宇梶さんの長男で俳優の宇梶剛士さんがナレーションを務めた。
 ・・・・・・
大沢祥子)
※「イランカラプテ」の「プ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/839659/

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映画「大地よ」宇梶静江さんインタビュー 訴え続けてきたアイヌ民族の精神 「いま、アイヌは動き出しています」<デジタル発>

2023-04-30 | アイヌ民族関連
会員限定記事
北海道新聞2023年4月29日 14:00
 生涯をかけて問い続けてきたアイヌ民族の誇りを次世代へ-。アイヌ民族の権利回復運動の草分け的存在で、詩人、古布絵(こふえ)作家の宇梶静江さん(90)=北海道・胆振管内白老町在住=のドキュメンタリー映画「大地よ~アイヌとして生きる~」(藤原書店製作、金大偉監督)の劇場公開が4月29日、東京都内の劇場を皮切りに始まりました。幼少期から大切にしているアイヌ民族の知恵や文化、土地や言葉を奪われた民族としての葛藤や差別の経験など、宇梶さんの語りや詩、古布絵作品の表現を通じて、自然と共生するアイヌ民族の精神を伝える内容です。映画公開を迎えた心境を宇梶さんに聞きました。(東京報道センター 大沢祥子)

インタビューに答える宇梶静江さん=4月25日午後、東京都内(金田翔撮影)
 うかじ・しずえ 1933年(昭和8年)、北海道・日高管内浦河町生まれ。札幌北斗中を経て23歳で上京。72年に朝日新聞に「ウタリたちよ、手をつなごう」と投稿してアイヌ民族の団結を呼びかけ、反響を呼んだ。96年からは古い布に刺しゅうを施して叙事詩ユカラ(「ラ」は小さい字)の世界を表現する独自の手法「古布絵」作家としても活動する。2010年公開のドキュメンタリー映画「TOKYOアイヌ」に出演。11年に吉川英治文化賞、20年に後藤新平賞を受賞した。著書に「大地よ!」(藤原書店)など。21年11月に胆振管内白老町へ移住した。一般社団法人「アイヌ力(ぢから)」代表。俳優の宇梶剛士さんは長男。
■北海道は「無理のない風景、居心地良い」
 ――撮影・編集に約5年かかった映画がいよいよ公開です。長男で俳優の宇梶剛士さんがナレーションを務めています。
 「実はまだ、剛士がナレーションをしている完成版は見ていません。どういう映画になったのか私自身とても楽しみです。アイヌは自然に対して祈り、対話する。北海道の大地も見どころで、自然の風景を目に焼き付けてほしいですね」
 ――2020年に出版した自伝「大地よ!」(藤原書店)が映画化につながったそうですね。
 「まさか映画までできるとは思っていませんでした。本の編集作業の時などに金大偉監督が来てカメラを回していました。本を作る過程の延長のような形で映画化が決まったので、私自身は特に映画と意識せず、普段から思っていることをカメラの前でそのまま話していたわけです。撮り始めたころは、北海道に移住するとも思っていませんでしたね」
 ――2021年11月、65年間住んだ関東から北海道・胆振管内白老町にUターンしました。
 「まず、良かった、というのが一つの答えです。やっぱり、海があって山があって、自然がたくさん。これが無理のない風景なんです。その環境にいることがとても居心地がいいですね。応援してくれている仲間がいて、アイヌの行事に呼ばれたり、何かあると私も積極的に行って勉強したりしています」
■競い合いや議論「やったれやったれ」
 ――北海道の生活でどんなことを感じていますか。
 「今、アイヌが動き出しているのを感じています。例えば、刺しゅう。前は誰かがアイヌのことをやるとアイヌの中で引っ張り合いをして悪口ばっかり言ってたんです。いまは、誰がうまいとかどの賞をとったとか、刺しゅうの腕の競い合い。これは良いことなんですよ。やったれやったれ、あなた方がそういうディスカッションをするとアイヌが動くのよ、って私は喜んでいます。女の人たちが芸術で競っていると男の人たちも動かされるんですよ。木彫りも盛んになってきて、海外に広めようっていう人たちもいる。全般的な動きというのを感じますね」
 ――アイヌが動き出しているという良い手応えがあるんですね。
 「この頃、『前はアイヌやってないからアイヌじゃなかった』『アイヌをやる人たちを批判していたけど、この間からアイヌ問題をやりだした』なんて冗談を言いながら私のところにやってくるアイヌたちがたくさんいます。そうだよねと納得できる。私だってアイヌをやるために東京に行ったわけじゃない。でも和人の勉強をしていく中で文字を持って世界の本を読んだことで、アイヌはどうなっているだろうと考えることから始まって、触発されてアイヌ問題をやろうと高まっていったわけです。そういう冗談を言って笑えるのは、自らをアイヌだと自覚するアイヌが多いということ。自分自身が認めるだけでも違うじゃないですか。そういうふうに思ってくれれば、自分を語れる。そういう中から、『俺も』『私も』となって文化になっていくのかなと思います」
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https://www.hokkaido-np.co.jp/article/838946/

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GW 子グマ5頭一般公開 名前を募集中 のぼりべつクマ牧場

2023-04-30 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2023.04.29
登別市ののぼりべつクマ牧場で今年1月に誕生した子グマ5頭が一般公開されている。全身ふわふわの毛に包まれた子グマたちは、じゃれ合いながらすくすくと成長。名前を募集中で、29日から5月7日までのゴールデンウイーク(GW)期間中と5月の毎週末は、各日30組限定で子グマとの記念撮影(有料)も受け付ける。

一般公開された子グマたち
 1月19日に2頭(母マリン、10歳)、21日に1頭(母エリカ、24歳)、22日に2頭(母ラッキー、8歳)が生まれた。現在はそれぞれ体長30~40センチ、体重3~7・5キロ。母グマから離れた獣舎で5頭一緒に過ごしており、元気にミルクを飲んでいる。
 同牧場の飼育担当者は「今しか見られないかわいい姿を見てもらいたい。かわいい名前も付けてあげて」と呼び掛けている。
     ◇
 同牧場の山麓駅2階コンコースでは、アイヌ民族の海洋交易船イタオマチプの展示も行われている。伝統的造船技術復興と継承を目指すアイヌ文化学術研究会が2021年、札幌市在住の伝統工芸家、成田得平氏の手によってエゾアカマツの大木から復元した。
 長さ12・3メートル、幅1・7メートル、高さ1・3メートル、重さ1・7トンで、復元船としては国内最大級という。くぎなど金属部品を用いていないのが特徴で、板を樹皮の縄でとじることから「板綴(つづ)り舟」とも訳される。
 山頂の牧場内にアイヌ文化を体験できるユーカラの里を併設する縁から、展示が実現した。広報担当者は「アイヌ文化を身近に感じるきっかけにしてもらえたら」と話している。
https://hokkaido-nl.jp/article/29141

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阿寒湖で湖水開き 遊覧船の運航が本格的に始まる

2023-04-30 | アイヌ民族関連
NHK04/29 19:20
道東の阿寒湖で観光シーズンの幕開けを告げる「湖水開き」が行われ、遊覧船の運航が本格的に始まりました。
釧路市の阿寒湖では毎年、大型連休の時期に合わせて「湖水開き」が行われています。
29日は関係者およそ40人が出席して、アイヌの儀式「カムイノミ」で今シーズンの安全運航などを祈願し、1日船長に任命された釧路市の蝦名大也市長が「阿寒の自然を楽しんでもらい、世界に向けてこの地域を発信していきたい」とあいさつしました。
そしてテープカットが行われたあと、さっそく観光客たちが船に乗り込んで湖から見える雄阿寒岳を撮影していました。
また湖の島に展示されている国の特別天然記念物のマリモを観察するなどして、1時間あまりの遊覧を楽しんでいました。
乗り場では、新型コロナの影響で自粛していたワカサギの天ぷらなどの無料の試食会も4年ぶりに行われて、訪れた観光客が特産品を味わっていました。
遊覧を楽しんだ観光客は「なかなか旅行ができなかったので、遊覧船に乗りたいという子どもを連れてこれて良かった」とか「ことしの大型連休は色々なところへ旅行へ行きたいです」などと話していました。
阿寒湖の遊覧船は11月末まで運航されます。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/k/sapporo/20230429/7000057257.html

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