読売新聞 2018年10月28日
読書週間が始まった27日、漫画「孤独のグルメ」の原作者で知られる久住昌之さん(60)の講演会「ボクと絵本」が立川市女性総合センター・アイムで開かれた。児童文学も手がける久住さんが、幼少期に感銘を受けた本や自身の創作の裏話を語った。
「この本は僕の原点」。久住さんが最初に掲げたのが、絵本版の百科事典「絵本百科」。五十音順に「アイヌ」「あかり」「あそび」などの言葉が並び、「いろいろなものを自由に取り上げているのが面白かった」と話した。
地球の誕生から現在までの歴史を舞台劇のように描いた絵本「せいめいのれきし」もお気に入り。ストーリー構成や装丁など、年齢を重ねて気づいた工夫もあり、「長く楽しまれる本を書きたいと思った」と述べた。
創作にあたり、久住さんは「遊び心を持ち、何か面白いことができないかなと考えている」という。自身が手がけた絵本「大根はエライ」も、刺し身のツマや煮物など、多種多様な料理に使われる大根が、常に引き立て役に徹している点に注目。「黙々と働く姿に親近感を持った」と説明した。
講演会は同市内の子どもの読書環境について考える市民団体「立川地域文庫連絡会」の主催で、約40人が訪れた。同市の主婦(72)は「孤独のグルメとは違った一面を知ることができて面白かった」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20181029-OYTNT50227.html
読書週間が始まった27日、漫画「孤独のグルメ」の原作者で知られる久住昌之さん(60)の講演会「ボクと絵本」が立川市女性総合センター・アイムで開かれた。児童文学も手がける久住さんが、幼少期に感銘を受けた本や自身の創作の裏話を語った。
「この本は僕の原点」。久住さんが最初に掲げたのが、絵本版の百科事典「絵本百科」。五十音順に「アイヌ」「あかり」「あそび」などの言葉が並び、「いろいろなものを自由に取り上げているのが面白かった」と話した。
地球の誕生から現在までの歴史を舞台劇のように描いた絵本「せいめいのれきし」もお気に入り。ストーリー構成や装丁など、年齢を重ねて気づいた工夫もあり、「長く楽しまれる本を書きたいと思った」と述べた。
創作にあたり、久住さんは「遊び心を持ち、何か面白いことができないかなと考えている」という。自身が手がけた絵本「大根はエライ」も、刺し身のツマや煮物など、多種多様な料理に使われる大根が、常に引き立て役に徹している点に注目。「黙々と働く姿に親近感を持った」と説明した。
講演会は同市内の子どもの読書環境について考える市民団体「立川地域文庫連絡会」の主催で、約40人が訪れた。同市の主婦(72)は「孤独のグルメとは違った一面を知ることができて面白かった」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20181029-OYTNT50227.html